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第64回 塩竈みなと祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:KHB 東日本放送
放送
:2011年8月6日(土)16:00~16:55

ダイドードリンコスペシャル

よみがえれ!海のまち ~復興への願い・塩竈みなと祭~

第64回 塩竈みなと祭

「塩竈みなと祭」は、日本三大船祭りの1つとされ、鹽竈神社の神輿の海上渡御などが行われる華やかな祭りです。今年も7月の「海の日」に開催するための準備が進められていました。しかし3月11日に発生した津波で市内は大きな被害を受けました。祭りの中心となる人々の多くも被災しています。この状況で祭りを行うべきか否か、葛藤がありました。それでも開催を決定した背景には「市民に元気を、そして前に進むきっかけになって欲しい」という強い願いがあります。「海の日」に被災地から発信される元気は、いまだ失意の中にある東日本の人々に復興へのエネルギーを送れるに違いありません。祭りが持つ底力、これが今年の大きな目玉です。

祭り紹介

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第64回 塩竈みなと祭

奥州一之宮 志波彦神社(しわひこじんじゃ)・鹽竈神社(しおがまじんじゃ)の神輿を御座船「龍鳳丸」「鳳凰丸」に奉安し、日本三景の松島湾内を渡御(とぎょ)する、海の祭典としては全国有数の規模で、日本三大船祭りのひとつです。百隻におよぶ大小の供奉船をしたがえてご巡幸される姿は、さながら平安絵巻のようです。「海の日」に東北の夏祭りの先陣を切る祭りとして盛大に開催されています。

開催日
海の日とその前日
場所・アクセス
宮城県塩竃市
・JR仙石線 本塩釜駅より徒歩15分 マリンゲート塩釜(御座船が御発船する遊覧船発着所)
・JR仙石線 本塩釜駅より徒歩10分
お問い合わせ
塩竈みなと祭協賛会事務局(塩竈市産業環境部観光交流課内)
022-364-1165

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

塩竈みなと祭協賛会事務局局長 志賀 重信(しが しげのぶ)さん「塩竈みなと祭は、鹽竈神社の神様が海を渡るのを、氏子である塩竈市民総出で盛り上げる氏子祭りで、参加する人も見る人も勇気と感動を与えられるパワーのある祭りです。」

【歴史】一年に一度、鹽竈神社(しおがまじんじゃ)の神様が海を渡る祭り

シシゾウ:塩竈みなと祭は、いつごろ始まった祭りですか?

志賀:塩竈みなと祭は昭和23年、戦後の産業復興と戦争で疲れきった市民の元気回復、さらには奥州一宮・鹽竈神社のより一層のご加護に願いを込めて始められた祭りで、神社の氏子である塩竈市民が盛り上がって始めたことから「氏子祭り(うじこまつり)」とも呼ばれています。
1200余年の歴史を誇る鹽竈神社の主祭神、塩土老翁神(しおつちおぢのかみ)は、航海や潮の満ち引きなど海を司(つかさど)る神として昔から厚く信仰されてきました。神社の言い伝えでは、塩土老翁神は、東北地方を平定する役目を担った鹿島(かしま)の神と香取(かとり)の神を道案内して海を渡ってきて、塩竃市に隣接する七ヶ浜町(しちがはままち)花渕浜(はなぶちはま)(現在の鼻節(はなぶし)神社付近)に上陸しました。鹿島の神と香取の神は使命を果たすと帰っていかれましたが、塩土老翁神は塩竈に残り、土地の人々に塩の製造法を教えたと伝えられます。この伝説に基づいて、神社の氏子たちが日ごろの感謝を込めて塩土老翁神を海へお連れするのが、この祭りのメインイベントの海上渡御(かいじょうとぎょ)で、鹽竈神社の神輿を乗せた御座船・「鳳凰丸」が松島湾を巡ります。昭和39年には、鹽竈神社と社殿を隣り合わせ、塩土老翁神とゆかりの深い志波彦神(しわひこのかみ)をまつる志波彦神社(しわひこじんじゃ)の神輿と御座船・「龍鳳丸」が地元漁業関係者の有志によって寄進され、海上渡御に加わりました。それぞれ鳳凰と龍をかたどった絢爛豪華な御座船二隻が、大漁旗をひるがえした約百隻の御供船(おともせん)を従えて日本三景の松島湾内を進む光景は絵巻物のようだということで、広島県宮島町・厳島神社(いつくしまじんじゃ)の管絃祭、神奈川県真鶴(まなづる)町・貴船神社(きぶねじんじゃ)の貴船まつりとともに日本三大船祭りのひとつに数えられています。

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【みどころ】202段の石段を1tの神輿が上がる姿に感動

志賀:みどころのひとつは、祭り前日の夜、前夜祭として開催される花火大会「ひかりピア鹽竈」です。東北の夏祭りのスタートを切る花火大会として知られ、塩釜湾に浮かべた三隻の台船から約1万発の花火が打ち上げられます。メイン会場の塩釜港周辺の魚市場やマリンゲート塩釜付近には露店が出て、花火を盛り上げます。
祭り当日のみどころは志波彦神社・鹽竈神社の二基の神輿の巡幸です。午前11時過ぎに鹽竈神社を出発した神輿二基は、塩竈市街を練り歩いて港へ向かい、午後1時にマリンゲート塩釜から御座船に乗り込み、御供船を従えて松島湾内を渡御します。夕方5時ごろ、御座船はマリンゲート塩釜へ戻ってきて、神輿は再び市内を回って夜8時に鹽竈神社に帰ってきます。
お神輿が海上をお渡りしている間、鹽竈神社付近の道路では市民による陸上パレードが行われます。塩竈に伝わる民謡「塩竈甚句(しおがまじんく)」をアレンジした「よしこの塩竈」に振りをつけて踊るコンテストには、市内の小中学校や企業から大勢の人が参加します。こちらもみごたえたっぷりです。

※今年の花火大会については、観覧場所の安全確保がとれないため、 やむを得ず中止となりました

シシゾウ:神輿のご巡幸で一番の見せ場はどこですか?

志賀:二基の神輿が朝に鹽竈神社を出発して、表坂(おもてざか)の202段ある石段を揃って下りるところと、夜に神社に戻るために上がっていくところは一番の見せ場でしょう。塩竈の人間は日本一の神輿渡御だと自負しています。神輿は約1tあり、それを前棒8人、後棒8人で担ぎます。ただ歩くだけでもかなりの重量がある上、坂の勾配がかなり急なので、下りるときあまり前へ進もうとすると、つんのめってしまいます。そのため、神輿を左右に振るようにしてゆっくり下りてきます。坂の下から見上げているとハラハラドキドキです。
夜、ご巡幸を終えて神社に戻ってきた神輿が再び表坂の石段を上るときが、この祭りのハイライトです。その頃には辺りはすっかり暗くなり、担ぎ手もお供の人たちも1日中市内を回って疲れきっています。それでも最後の元気を奮い立たせ、前の8人が前棒を抱え上げ、後ろの8人がそれを後押しするようにして上がっていきます。この光景は、必ずや感動と勇気を与えられると思います。

シシゾウ:志賀さんも神輿を担がれていたそうですね。

志賀:神輿を担ぐのは鹽竈神社と志波彦神社の氏子青年会です。私も20歳そこそこのころに担ぎました。この神輿の担ぎ手は、祭りの1週間前から毎晩水をかぶってみそぎをし、お酒なども断って心身を清め、本番に向けて精神を集中させます。神輿を担いでいるときは当然、肩にかなりの重圧がかかるのですが、重さの中に神様とひとつになっているという一体感が感じられ、苦しさはありませんでしたね。

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【注目ポイント】神輿に神様を遷(うつ)す神事でパワー充電

志賀:この祭りは、神輿のご巡幸や前夜祭の花火大会に注目が集まるのですが、前夜祭の花火大会と同時刻に鹽竈神社で行われる、神様を神輿に遷す神事にも注目していただきたいです。厳粛な静けさの中で行われるこの神事は、祭りの始まりとなる一番大切な行事です。神様をお遷しする間、照明は消されるので行われていることは見られないのですが、境内にいて、その場に立ち会っているだけで、普段は体験できないようなパワーを感じられるはずです。ご覧になった人は、身体の中に力が湧いてくるような気持ちになるといわれますよ。

※今年の花火大会については、観覧場所の安全確保がとれないため、 やむを得ず中止となりました

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【ふるさと自慢】日本有数の水揚げを誇る塩釜港の海の幸

シシゾウ:塩竈市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

志賀:塩釜港は日本有数の漁港で、三陸沖から新鮮な魚介類が水揚げされます。特に、マグロの水揚げ量は日本屈指です。初秋から冬にかけて三陸東沖で漁獲された生のメバチマグロは美味で知られ、中でも鮮度、艶、旨味が優れたものは「三陸塩竈ひがしもの」の称号が与えられ、ブランド化されています。塩釜水産物仲卸市場に行けば、一般の方も塩釜港で水揚げされた水産物を卸価格で購入することができます。店舗密度が日本一ともいわれる塩竈前の寿司や生産量日本一を誇る蒲鉾などの練り製品もお勧めです。塩土老翁神から塩竈に塩作りが伝えられたという伝説にちなんだ「塩竈の藻塩(もしお)」や、藻塩を使った塩だれ、ポン酢、飴、ラーメンなども商品化されています。これらの特産品は、松島遊覧のターミナル『マリンゲート塩釜』や平成22年9月にオープンした県内第1号のまちの駅『しおがま・まちの駅』でお求めになれます。
観光では、松尾芭蕉(まつおばしょう)も絶賛した日本三景松島の景色を遊覧船でお楽しみください。夏にはナイト&サンセットクルーズ、12月からはカキ鍋クルーズも楽しめます。

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【メッセージ】日本人のDNAがつまった祭りです

志賀:静に始まり、動もあり、厳粛に終わっていくという一連の流れのある塩竈みなと祭は、日本人のDNAが十二分につまった祭りではないかと思います。伝統を継承する私たちとしては、この祭りを市民だけではなく全国の皆さんに見ていただきたいと考えています。塩竈にお越しいただき、神輿の渡御を見て、感動と勇気を持ち帰っていただければと思います。特に2011年は宮城県の観光キャンペーンの一環として新しい企画を計画していますのでご期待ください。

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