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おわら風の盆

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:TUT チューリップテレビ
放送
:2011年9月25日(日)14:00~14:54

ダイドードリンコスペシャル

風の盆 秘史 ~闇に葬られたおわらの恩人~

おわら風の盆

明治から昭和にかけて八尾に暮らし、おわらを変えた三味線の名人がいました。その名人は、左手の指が2本しかないのに色気があり何ともいえない音色を奏でたといいます。その人物の名前は松永由太郎。現在のおわら保存会を支えているベテラン三味線奏者たちを育て、今日の洗練されたおわらへと変化させた陰の功労者です。しかし、この功績はタブー視され、彼が亡くなってから40年間も歴史の闇に封印されてきました。その理由は、彼が元「任侠の親分」だったからでした。今回の番組では、今まで公にされなかった任侠の親分だった松永由太郎の今まで秘密にされてきたおわらへの功績を証言者のインタビューをもとに紐解きます。

祭り紹介

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おわら風の盆

越中八尾に暮らす人々が大切に育んできた民謡行事。毎年9月、二百十日の風封じと豊穣を願って3日3晩、踊り続けます。小さな坂の町・八尾に、哀愁を帯びた地方衆の胡弓や三味線の音が響き、編笠を深くかぶった男女が、古い町並みに灯るぼんぼりの明かりの中、静かに情緒高く踊り歩きます。

開催日
9月1日~9月3日 ※毎年同日
場所・アクセス
富山県富山市八尾町
・JR高山本線 富山駅より乗車「越中八尾」まで約25分
・富山空港より車で約20分
お問い合わせ
越中八尾観光協会
076-454-5138

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

おわら保存会演技指導部 踊り部部長 三ッ尾 直子さん「八尾の人間は物心がつくかつかないかのころから踊り始めるので、おわらと一緒に育っていくと言っても過言ではありません。町がひとつになれるおわらは素晴らしい行事だと思います。」

【歴史】11の町が繰り広げるおわらの祭典

シシゾウ:おわら風の盆は、どのような祭りですか?

三ッ尾:おわら風の盆の起源は、記録が残っていないので正確なことは分かりませんが、江戸時代の元禄年間のころで約300年の歴史があるといわれています。9月1日から3日にかけて行われるのは、立春の日から数えて210日目の二百十日(にひゃくとおか)前後が台風シーズンなので、稲が被害にあわないように豊作を願って行われたことに由来しています。
おわら風の盆が行われるのは、八尾の中心部にある旧町と呼ばれる11の町です。各町の町内には踊り場が設けられ、踊り手たちは町ごとの揃いの浴衣や半被を着て、地方(じかた)と呼ばれる唄と囃子と楽器の演奏者が奏でる八尾民謡のおわら節にのって踊ります。

シシゾウ:おわら風の盆の踊り手は25歳までと決まっているそうですね。

三ッ尾:昔はそうだったかもしれませんが、今はそこまで厳密に年齢で区切っているわけではありません。最近は若い人が少なくなっていることもあって25歳を過ぎても踊っている人は多いですよ。私の町内では一応、結婚したら卒業するのがルールになっていますが、ほかの町では結婚しても踊っている人がいるようです。さすがに30歳を過ぎると皆、踊り手からは引退しますが、好きな人は唄や楽器の演奏に移っておわらを続けます。かくいう私も踊り手を引退してから唄を始め、現在は町内の唄い手を務めています。ただ、おわらの唄はとても難しく、3、4年経験した程度ではどうにか唄といえるというレベルで、唄い手としてはまだまだ勉強中です。

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【みどころ】踊りの練習はよちよち歩きから

シシゾウ:おわら風の盆の踊りについて教えてください。

三ッ尾:舞のように優雅で美しいといわれるおわらの踊りには、昔から伝わる旧踊り(豊年踊り)と昭和になってから振付けられた新踊りがあります。旧踊りは男女一緒の振付ですが、新踊りは男踊りと女踊りに分かれるので全部で3種類の踊りがあることになります。
八尾の人間は皆、自分たちの町内で踊りを覚えます。最初にマスターするのは旧踊りです。踊りを覚え始めるのは、よちよち歩きができるようになるころで、浴衣を着せられ親兄弟などが踊る後について歩いているうちに見よう見まねで覚えていきます。私の場合も気が付いたらいつのまにか踊れるようになっていたという具合です。地元の八尾小学校の運動会では、生徒が保護者と一緒に踊るおわらが恒例行事になっています。
新踊りは大体、中学生になったころから習い始めます。旧踊りに比べると振りが多く、足運びも難しいので覚えるのは大変で、体力的にもハードです。さらに四季踊りの別名を持つ女踊りの場合、歌詞に四季の風物が織り込まれていて、それに合わせた所作もあります。その所作が美しく見せられるようになるまでにはかなり練習を積まなければなりません。

シシゾウ:踊りは町によって違いがあるのですか?

三ッ尾:振付は共通ですが、ご覧になる方からすると違いはあるようで、毎年見に来てくださる熱心なおわらファンの方の中には、「この町の踊りが好き」という方もいらっしゃるようです。おわらの場合、町単位で踊りますので、個性のようなものが自然に生まれてくるのだと思います。私の町内である下新町(したしんまち)の場合は、踊りのテンポがよそに比べてゆっくりめです。ただ、これは守らなければならない町の伝統といった大層なものではなく、そのときどきで自分たちの味が出てくるといった感じです。踊りだけでなく衣装の色柄、踊り場の雰囲気など町ごとに特色があるので、11の町を巡ってご覧になると楽しいと思います。

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【注目ポイント】純粋におわらに興じる真夜中の町流し

三ッ尾:おわら期間中、町の行事としておわらが踊られるのは昼過ぎから夕方の休憩をはさんでの夜11時までで、各町内の踊り場で輪になって踊る輪踊りや通りを一団となって踊り歩く町流しをします。
夜11時を過ぎると、今度は町の行事としてではない自由参加のおわらが始まります。この時間は、踊り手を引退した人たちも踊りに出てきます。町単位で踊ったり演奏したりするのも楽しいのですが、舞台の段取り等いろんなことを考えなければなりません。しかし、夜11時以降は純粋に自分の楽しみのためだけにおわらを踊る時間です。このときは昔一緒に踊っていた仲間たちも子どもを寝かしつけ、家のことをすませてから浴衣に着替えて出てきます。私も周りを気にせず、踊りに入り込みます。町の人間が心からおわらを楽しんでいる真夜中の町流しはおわら本来の雰囲気があると思いますので、機会があればぜひご覧ください。
おわらのもうひとつの楽しみ方として踊りに参加してみるという方法もあります。踊ってみたい方にお勧めなのは8月20日から30日にかけて開催される前夜祭です。期間中、毎晩1つの町内が午後8時から2時間、輪踊りや町流しを行うのですが、輪踊りのときには、観光客の方も一緒にどうぞ、とお誘いしますので、ふるってご参加いただきたいと思います。前夜祭は祭り期間中に比べて人出が少ないので落ち着いて踊りを楽しんでいただけるのではないかと思います。踊りたいけれども踊り方が分からないという方は前夜祭期間中の夕方6時30分から夜8時にかけて八尾曳山展示館『観光会館』ホールで上演するおわらステージをご覧いただくと、おわら保存会のメンバーが旧踊りの踊り方を解説する30分間のコーナーがあるので、ひととおりの踊りは覚えられると思います。

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【ふるさと自慢】坂と石畳の町をぼんぼりが彩る

シシゾウ:富山市八尾町でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

三ッ尾:八尾は坂が多く、昔ながらの石畳の町並みが見られます。おわらのときには、この情緒ある町の通りにぼんぼりがずらりと並びます。私のお勧めは、井田川(いだがわ)左岸の町民ひろばから川越しに眺める町並みです。日が暮れてきて、ぼんぼりに灯が入ると坂や通りが淡い光の列に縁どられてとてもきれいです。
お土産には八尾銘菓の「玉天(たまてん)」はいかがでしょうか。卵と砂糖と寒天でできた一見卵焼きのような立方体のお菓子で、ふわふわとした食感が人気です。

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【メッセージ】3日間に凝縮されたおわらの魅力を堪能してください

三ッ尾:おわら風の盆は、踊りを踊る人も唄や楽器を演奏する人も老若男女問わず、おわら好きな人が参加しています。また、表舞台に立たなくても運営や警備など裏方の仕事をする人も大勢いて、町の人はなにかしらでおわらに関わっています。おわらを通じて小さい子どもから年配の方まで町がひとつになれるのは本当に素晴らしいことだと思います。
おわらの魅力はやっている人にしか分からないものだとは思いますが、全国から大勢の方が見に来てくださるのはご覧になる方を惹きつける何かがあるのだと思います。おわら風の盆にいらっしゃったら、3日間に凝縮されたおわらの魅力をそれぞれで探していただきたいと思います。

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