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盛岡さんさ踊り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:TVI テレビ岩手
放送
:2011年8月20日(土)14:30~15:25

ダイドードリンコスペシャル

幸呼来(さっこら)、響けや、一万太鼓! ~盛岡さんさ踊り~

盛岡さんさ踊り

県都盛岡で毎年8月に開催される「盛岡さんさ踊り」。藩政時代から受け継がれてきたといわれるこの踊りは、県の名前「岩手」の由来とされる三ツ石伝説に端を発します。南部城下で暴れる悪鬼に困り果てた里人たちが、三ツ石神社に退治を祈願。神様はその願いを聞き入れ悪鬼をとらえ悪さをしない証として境内の岩に鬼の手形を押させました。鬼の退散を喜んだ里人たちは岩の周りで輪を作り「さんささんさ」と踊りまわったのです。さんさ踊りは喜びの舞。そして、幸せを呼び込む舞。未曾有の大震災という鬼に負けず、みんなが「輪」になって喜びと幸せを呼び込む…さんさ踊りが今年もはじまります。

祭り紹介

  • 祭り写真館

盛岡さんさ踊り

三ツ石神社の鬼の伝説に由来する盛岡さんさ踊り。市内のメインストリートを4日間にわたって太鼓が埋め尽くします。ギネス認定された一万太鼓の群舞が織り成すその音は、踊る者はもちろん、観る者の身体の芯にまで響き渡ります。

開催日
8月1日~8月4日※毎年同日
場所・アクセス
岩手県盛岡市中央通り(県庁前)
・JR盛岡駅下車 徒歩約15分
お問い合わせ
盛岡商工会議所
019-624-5880

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

盛岡さんさ踊り実行委員会 企画業務宣伝部会部長 鈴木 稔さん「今年の盛岡さんさ踊りは、3月11日に発生した東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県沿岸部へ向けて、内陸部から元気を送る

【歴史】約400年の伝統を持つ、地域色豊かな踊り

シシゾウ:盛岡さんさ踊りは、いつごろ始まった祭りですか?

鈴木:盛岡さんさ踊りの元となるさんさ踊りは、約400年前から盛岡市とその周辺で踊り継がれてきたものです。さんさ踊りの発祥については、三ツ石伝説という地元で有名な伝承があります。その昔、盛岡に羅刹鬼(らせつき)という悪い鬼が現れ、暴れ回って民衆を苦しめていました。そこで民衆は、尊い岩と崇めていた三ツ石に祈願したところ、三ツ石の霊力で鬼は退散しました。そこで、喜びと感謝の気持ちを込めて民衆が三ツ石の回りで踊ったのが、さんさ踊りの始まりということです。盛岡市の中心部に、東顕寺(とうけんじ)という歴史の古い寺があります。その境内の一角にある三ツ石神社には、伝説の三ツ石と伝えられる3つの巨大な花崗岩(かこうがん)がまつられています。ちなみに、この三ツ石の岩の表面に、羅刹鬼が退散する証に手形を押したという言い伝えも残っており、岩手という地名はそこから来ているといわれています。

シシゾウ:盛岡さんさ踊りの「さんさ」とはどういう意味ですか?

鈴木:三ツ石伝説の鬼の退散を祝って民衆たちが「サンサ、サンサ」と踊ったという説、殿様が民衆に「さあさ、みな踊れ」と呼びかけたのがなまって「さんさ」になったという説、踊りの種類が33あることから「さんさ」と呼ばれるようになったなど、さんさの語源には諸説あります。

シシゾウ:現在の祭りの形になったのはいつごろですか?

鈴木:約400年前から盛岡とその周辺で踊られてきたさんさ踊りは、土地土地で踊り方や曲目、装束などが異なります。そこで、皆が踊れるように昭和53年(1978)に、各地のさんさ踊りの振付を統合した踊りが作られ、第1回の「盛岡さんさ踊り」が開催されました。現在、統一の踊りは「統合さんさ踊り」、「七夕(たなばた)くずし」、「栄夜差(えやさ)踊り」「福呼(ふっこ)踊り」の4種類があり、盛岡市民に親しまれています。伝統のさんさ踊りも、それぞれの保存団体によって受け継がれています。つまり、さんさ踊りには、伝統さんさと統一のさんさ踊りの2種類があるというわけです。
盛岡さんさ踊りは回を重ねるごとに参加者が増えていき、現在、伝統さんさの団体から、町内会や職場、同好会などで結成された踊り集団まで4日間で延べ約240団体、人数にして約3万5000人が踊りに参加する東北を代表する夏のイベントになりました。

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【みどころ】ギネスにも認定 世界一の和太鼓演奏

鈴木:祭りのメインイベントは、祭り期間中の夕方6時から夜9時まで、盛岡市のメインストリート、中央通りの約1kmを会場に行われるパレードです。一般公募で選ばれたミスさんさやミス太鼓、伝統さんさ、踊り集団、ちびっこさんさなどの各団体が花笠、浴衣にカラフルな腰帯といった伝統の華やかな衣装を身につけ、通りを踊り歩きます。
午後からのイベントも見逃せません。午後1時から4時までは、各地の伝統さんさの競演が、JR盛岡駅前の滝の広場と盛岡市民文化ホールの2ヵ所で行われます。伝統さんさの保存団体は、盛岡市内だけで30団体、県内には80団体あります。伝統さんさはそれぞれ個性豊かです。五穀豊穣を祈って女性がしなやかに舞う踊りもあれば、出陣前の武士が士気を高めるために太鼓を打ちながらとんだりはねたりして勇壮に舞う古式な踊りもあり、とてもバラエティに富んでいるので、みごたえがあると思います。

シシゾウ:さんさ踊りは、太鼓が大活躍するそうですね。

鈴木:さんさの踊り集団は、太鼓、踊り手、歌い手、笛、鉦によって構成されます。一番人数が多いのは踊り手ですが、次に多いのは太鼓で集団全体の約4割を占めています。この太鼓がさんさ踊りの大きな特色になっています。
さんさ踊りに使われる太鼓は、直径約50㎝、重さ約6~7㎏のさんさ踊り専用のもので、太鼓を担当する人間は老若男女を問わず、太鼓を抱え、叩きながら踊ります。全国各地にはいろんな伝統舞踊がありますが、ここまで太鼓が活躍する踊りも珍しいのではないかと思います。
太鼓の最大の見せ場は最終日に行われる「世界一の太鼓大パレード」です。これは各団体の太鼓の人たちだけが集まってパレードをするもので、昨年度は約1,000名が参加しました。それだけの太鼓が集まって演奏するとすごい迫力で壮観です。
この太鼓演奏はギネス記録も持っています。盛岡さんさ踊りは今年で34回目を数えますが、4年前の平成19年に30回開催を記念して、「和太鼓の同時演奏世界一」のギネス記録に挑戦しました。単に太鼓の演奏者が大勢集まればいいというわけではなく、参加者全員が同時に連続10分間演奏をしなければ記録として認められないというので、大人数が集まって演奏できる場所探しにはずいぶん苦労しました。挑戦当日、会場となった盛岡競馬場のパドックに太鼓の演奏者が2,571人集結して、よーいドンで一斉に演奏しながらパレードをしました。この2,571人という人数がギネス記録として認められ、世界一を達成することができました。

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【注目ポイント】魅せるさんさに、加わるさんさ パレード、輪踊りに一般参加もOK

鈴木:盛岡さんさ踊り実行委員会では盛岡さんさ踊りの開催にあたって「来て、観て、魅せられ、加わるさんさ」というテーマを掲げています。さんさ踊りの魅力の第一は「魅せるさんさ」ということで、昼の伝統さんさ、夜のパレード、最終日の世界一の太鼓大パレードなどを皆さんにご覧いただいているわけですが、さんさ踊りのもうひとつの醍醐味として「加わるさんさ」にも力を入れています。これは観客の皆さんに見るだけでなく参加していただくことによって、さんさ踊りをより一層堪能していただきたいということで、パレードやパレード終了後に行われる輪踊りに一般参加のコーナーを設けています。初めての方でも踊っていただけるように、3年前からはパレード開始1時間前の夕方5時から、会場のすぐそばにある県公会堂で、各踊り団体のお師匠さんたちが講師になって七夕くずし、栄夜差踊り、福呼踊りを指導する講習会も開催しています。伝統のさんさ踊りは難しいですが、七夕くずし、栄夜差踊り、福呼踊りは30分もあれば一通りマスターできます。この講習会には毎回約100人の方が参加されて盛況です。「加わるさんさ」を始めてからさんさ踊りのファンが増え、東京方面や関西方面など県外のリピーターの方も増えたように感じます。

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【ふるさと自慢】雄大な自然と豊かな風土が育むグルメの数々

シシゾウ:盛岡市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

鈴木:盛岡市の魅力の第一は雄大な自然です。名峰・岩手山(いわてさん)とそのふもとを流れる北上川(きたかみがわ)は盛岡が誇る景観です。ちょっと珍しい光景が見られるのは、岩手県庁に隣接する盛岡地方裁判所前にある石割桜(いしわりざくら)です。桜の古木が大きな花崗岩を割って幹を伸ばしていて、天然記念物に指定されています。
盛岡はグルメの町でもあります。わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺は盛岡のご当地グルメとしてご存じの方が多いと思います。県内だと前沢牛、地鶏の南部どりなどが全国ブランドになっています。三陸の魚介も岩手が誇る逸品です。三陸の漁港は東日本大震災で軒並み甚大な被害を受けましたが、現在、漁は再開され、再び三陸の海の幸を味わえるようになりました。三陸は一年を通じて水揚げが豊富ですが、特に秋のサンマやサケは最高だと思います。

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【メッセージ】復興を願い、盛岡から岩手の元気を全国に発信

鈴木:3月11日の東日本大震災で、岩手県沿岸部は津波で甚大な被害を受けました。亡くなられた方、行方不明になられた方、家や職を失われた方などが大勢いらっしゃいます。同じ県内がそういう状況で祭りを開催してもいいのだろうかという迷いは正直ありました。でも、津波被害を受けなかった内陸部から、「岩手は元気です」ということを全国の皆さんにアピールするためにも祭りを開催すべきだろうと、日程も内容も当初の予定通り開催することにしました。参加団体数もほぼ例年通りです。また、今年は特別に4日間の祭り期間中、被災地の方を各日約100名ご招待する計画です。
2011年の盛岡さんさ踊りのテーマは「復興」の一言に尽きると思います。実行委員会では、復興に立ち向かう人々の固い意志と絆の証を、祭りを通じて表現していきたいということで、パレードの参加団体に「がんばろう。岩手・東北」のような人々を元気づけるスローガンをパレードで提示していただけるよう呼びかけています。
内陸部の盛岡市は幸いにも震災や津波の被害をほとんど受けていません。宿泊施設等も通常通り営業しております。ぜひ盛岡さんさ踊りを見に来てください。さんさ踊りの優雅さ、華麗さに魅せられ、パレードと輪踊りに加わって一緒に楽しんでください。岩手の元気を感じていただけることを心から願っています。

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