トップページ
 > これまで応援した祭り > 2011年 遠州 森のまつり

これまで応援した祭り トップへもどる

遠州 森のまつり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:静岡放送
放送
:2011年12月4日(日)14:00~14:54

ダイドードリンコスペシャル

男の花道 ~遠州 森のまつり~

遠州 森のまつり

清水次郎長一家の「森の石松」が生まれ育ったといわれている静岡県森町で、毎年11月初旬、この町の男たちが熱く盛り上がるのが遠州「森のまつり」、太田川を見守る小高い丘に位置する三島神社の祭礼です。各地区から14台の屋台が繰り出し賑やかに町を練り歩きます。別名「ケンカ祭り」ともいわれ、屋台を付き合わせての夜の練りの風景は圧巻です。昭和48年、死者を出す大きな事故が発生し祭りは中止の危機に直面しました。このとき町民は一丸となって存続のための大改革を行い、以来「絶対無事故」のスローガンのもと、新たな伝統を守り継承させてきました。番組では三日間に渡って繰りひろげられるエネルギッシュなお祭りの熱気をタテ糸に、様々な場面で確かに受け継がれていくこの町の文化や伝統をヨコ糸に、人々の豊かな信仰心、郷土愛を叙情的に描いていきます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

遠州 森のまつり

遠州の秋祭りの最後を飾る「森のまつり」は、華麗な彫刻をほどこした14台の屋台の勇壮な引き回しや「喧嘩祭り」ともいわれる屋台間での若者同士の激しい練りが魅力です。最終日に神社に奉仕した舞児を各町内まで送る神事「舞児還し(まいこがえし)」は、毎年、多くの見物客で賑わい、いなせに屋台を引き回す光景は、他の祭りにはない圧倒的な迫力を感じます。

開催日
11月第1金〜日曜日
場所・アクセス
静岡県森町三島神社

電車をご利用の場合
・JR掛川駅から天竜浜名湖鉄道で25分、遠州森駅下車

バスをご利用の場合
・JR袋井駅前から遠州森町行
・気多行で約28分、遠州森駅下車
・JR磐田駅前から遠州森駅行で約52分、遠州森駅下車

お車をご利用の場合
・東名高速道路 袋井インターから約20分
・東名高速道路 掛川インター約20分
お問い合わせ
森町産業課
0538-85-6319

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

森のまつり祭典本部 頭取会長 村松 成信(むらまつ しげのぶ)さん「森のまつりは豪華な屋台と勇壮な練り、舞児還し(まいこがえし)などみどころがたくさんです。特に舞児還しは、よそにはない森町独特の風習で、ぜひご覧いただきたいです。」

【歴史】約300年の歴史のある、森町をあげての秋祭り

シシゾウ:遠州 森のまつりは、いつごろ始まった祭りですか?

村松:森のまつりが始まったのは今から300年ほど前、江戸時代の中期から後期にかけてと伝えられています。元々は三島神社の祭礼でしたが、その後、町内の金守神社(かなもりじんじゃ)、谷本神社、天方神社(あまがたじんじゃ)、稲荷社の祭礼も合わせて行われるようになり、それらを総称して森のまつりと言っています。
祭りは3日間にわたって行われます。メインとなるのは、祭り2日目に三島神社の神様がお旅所の金守神社にお渡りする神輿渡御(みこしとぎょ)と3日目に三島神社にお帰りになる神輿還御(みこしかんぎょ)です。神社の氏子町は屋台を出して、祭りを盛り上げます。現在、屋台を出すのは14町です。これらの町は、本来の町名とは別に祭典用の社名を持っています。例えば、私の町は南町(みなみちょう)が正式の町名ですが、祭りのときには湧水社(ゆうすいしゃ)という名前で祭りに参加します。

このページの先頭へ

【みどころ】漆塗りの豪華二輪屋台を曳き回し

村松:森のまつりは屋台の曳き回しがひとつのみどころです。森町の屋台は、御所車(ごしょぐるま)のような二輪屋台で、漆塗りで全体に彫り物を施した絢爛豪華さが特色です。屋台の上には、私たちが山車(だし)と呼ぶ人形2体も飾られます。ちなみに、この屋台を作るのに家が一軒建つくらいの費用がかかっています。
屋台は祭りの3日間、神輿渡御や神輿還御に参加したり、自分の町内回りや他町内の挨拶回りをしたり、各神社の神事に参加したりと、さして広くない森の町内を縦横に曳き回されます。四輪の屋台よりも二輪屋台は動きが自在なので、通りを右に左にくねるように進んでみたり、狭い通りを通り抜けたり、巧みな曳き回しが見られます。テレビなどのロケによく使われる、江戸時代の面影を残す城下(しろした)地区の細い路地を屋台が通るところは風情があって、特にみものです。
屋台の曳き回しを盛り立てるのは、遠州横須賀の三社祭(さんじゃまつり)の祭囃子の流れをくむ森のまつりの祭囃子です。遠州地方(静岡県西部)の祭囃子の太鼓はカンカンと甲高いのですが、森の囃子太鼓はドンドンとお腹にひびくような低音で祭りに独特の雰囲気をもたらしています。

シシゾウ:屋台の曳き回しは昼だけですか?

村松:屋台は夜も活躍します。夜のみどころは屋台同士が顔合わせをする、森のまつり名物の「練(ね)り」です。この練りがとても勇壮なことから森のまつりは別名「森の喧嘩まつり」ともいわれています。喧嘩まつりは、文久(ぶんきゅう)3年(1863)に屋台が壊されたことから起きた通称「文久の大喧嘩」が発端だといわれています。
森のまつりの練りは、まず、顔合わせをする数台の屋台の進行係同士が話し合って、それぞれの屋台の位置を決めます。そして、屋台同士が向かい合うように、互いの屋台の「手木(てぎ※屋台前方についた長柄。中に数名が入って舵を取る)」と手木を合わせて地面に着けます。喧嘩まつりと聞くと屋台同士のぶつかり合いを想像されるかもしれませんが、森のまつりでは、屋台は手木を下ろすと一切動かしません。屋台を曳く若衆は掛け声とともに、相手の町の屋台の手木の上に登ったり、手木の中に飛び込んで舵取りの人間たちの間で泳ぐような真似をしたり、頭の上を歩いたりします。私も屋台を曳いていたころは仲間の誰よりも先に飛び込んでいったものです。
昔はこの練りのときに、手や足が当たったと言い合いになって、たびたび殴り合いに発展しました。昭和48(1973)年には大きな事故が起きてしまい、それを機に森のまつり祭典本部が創設され、「絶対無事故」を合言葉に、喧嘩はしないなどのルールが作られました。そうした努力の結果、現在は勇壮さを昔のまま、規律正しい統制のとれた祭りになっています。

このページの先頭へ

【注目ポイント】3日間神に仕えた舞児(まいこ)を華やかに披露

村松:3日間にわたる祭りのクライマックスは、最終日の夜に行われる舞児還し(まいこがえし)です。祭り期間中、神の使いとして三島神社をはじめ各神社に舞楽を奉納した子どもを、感謝の気持ちを込めて親元まで丁重に送り届ける儀式で、神事の厳かさと祭りの華やかさが感じられる、森のまつり独自の風習です。
舞児は、氏子各町から1名ずつ選ばれた子どもが務めます。舞児が奉納するのは乙女の舞、朝日の舞、浦安の舞という3つの舞です。乙女の舞と浦安の舞は女の子が舞いますが、朝日の舞だけは男の子が舞ってもよいことになっています。
3日目の夕方6時過ぎ、舞児が3日間の舞楽奉納の最後となる舞を三島神社で奉納すると、各町の若衆のトップが務める社長(しゃちょう)が神社社殿に自分の町の舞児を迎えに行きます。舞児は自宅に戻るまでは神聖な神の使いとして扱われるので、地面に絶対足を着けてはいけないことになっています。そこで、社長は舞児を自分の肩に乗せ、社殿から神社の石段下に待っている屋台まで連れて行きます。舞児が鳥居をくぐり、詰めかけた観衆に披露されながら石段を降りてくるところは非常に絵になる光景で、最高の見せ場です。
舞児を屋台の一番目立つ欄干中央に乗せると、屋台は出発します。狭い神社参道から神社正面にある祭典本部前を通って各町内に帰っていくのですが、両側にずらりと並んだ各町内の献灯提灯(けんとうちょうちん)が灯される中、舞児を乗せた屋台が通っていくところは非常に雰囲気があって、ここもみどころです。
祭典本部から各自の町内までは、舞児を披露しながら華やかな曳き回しが行われます。この道中、舞児が地面に足を着けてはいけないのと同じ意味で、屋台の手木は何があっても下ろしてはいけない決まりです。舞児が自分の町に戻ってくると、帰宅式といって、社長をはじめとする祭り関係者が舞児の両親に3日間、町内の代表として神社に仕えてくれたことへの御礼を言う儀式が行われます。昔は舞児の自宅で行いましたが、最近は各町の公民館などで行われます。舞児を出迎えるときの町内は独特の熱気に包まれるので、舞児が三島神社を出発するところを見てから、お目当ての町内に移動して、戻ってくる舞児一行を待ち受けるのも、おすすめです。舞児還しが終わると各地区の若衆は、祭りの終わりを惜しむように、深夜まで激しい練りを繰り広げます。

このページの先頭へ

【ふるさと自慢】森の石松誕生の地は豊富な農産物が自慢

シシゾウ:森町でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

村松:森町は由緒ある神社仏閣が多い町です。小國神社(おくにじんじゃ)は遠江国(とおとうみのくに※現在の静岡県西部)で最も社格の高い一宮(いちのみや)で、遠州地方の人々に古くから崇敬されてきました。樹齢数百年の杉の大木などがそびえる境内の森など一見の価値があります。森町は浪曲などでもおなじみ、清水次郎長一家の「森の石松」の出身地です。大洞院(だいとういん)という寺院には、森の石松のお墓があります。
また、自然の豊かな森町は農産物が特産です。中でもお茶は有名で「遠州森の茶」というブランド名のお茶が販売されています。次郎柿やレタス、メロン、シイタケなども品質の高さで知られています。トウモロコシの生産も盛んで、甘みが強く採れたてはそのまま食べられるピーターコーンなどが人気です。

このページの先頭へ

【メッセージ】遠州地方の秋祭りのトリを飾る祭です

村松:遠州森のまつりは、遠州地方の秋祭りの最後に行われる祭りで、地元では「トリを飾る祭り」といわれています。みどころはたくさんありますが、中でも最終日に行われる舞児還しは、神聖さが感じられる儀式で、ほかでは見られないものなので、森町まで足を運んでご覧いただきたいです。森のまつり祭典本部の一員としては、これまで伝統ある祭りを守ってきてくださった先輩方に負けないよう、ルールを守り、無事故で元気な祭りを行いたいです。

このページの先頭へ

  • 日本の祭り 名産品
  • 祭り写真館
  • 祭りカレンダー
  • ワンクリックアンケート
  • 祭り広場
  • 吉村作治先生の祭り考察
  • ダイドードリンコ日本の祭りCM
  • みんなの祭り情報局
  • DyDo online shop
  • 日本の祭りボード 日本の祭りに関する発言はこちらへ!

日本の祭りポスターをプリントしよう!

ダイドードリンコは「NPO(特定非営利活動法人)日本の祭りネットワーク」に加盟しています。