トップページ
 > これまで応援した祭り > 2011年 飯坂けんか祭り

これまで応援した祭り トップへもどる

飯坂けんか祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:TUF テレビユー福島
放送
:2011年10月23日(日)16:00~16:54

ダイドードリンコスペシャル

負けない! 男の真剣勝負 ~飯坂けんか祭り~

飯坂けんか祭り

福島市飯坂町の八幡神社の例大祭は、五穀豊穣を感謝し一年の安泰を神に祈願する祭りです。町を巡った神輿は夕闇がせまる頃、町内6地区の太鼓屋台をしたがえて神社へと戻ってきます。このとき神社では、神輿の宮入りを阻み祭りを終わらせまいとする屋台同士が激しくぶつかり合い、その激しさからこの祭りは「けんか祭り」と呼ばれています。~大震災から3週間後。度々大きな余震が起きる中で、福島市飯坂町の人たちは戸惑っていました。「今年は祭りができるのか?(してもいいのか)」かつてない緊張感が町を覆う中、皆で決めた結論は「いつも通り元気に祭りをする」こと。番組では福島の復興への願いを伝統の祭りに託す、飯坂の人々の深く熱い思いを伝えます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

飯坂けんか祭り

飯坂八幡神社の例大祭は、その激しさから「けんか祭り」と呼ばれています。 2日目の神幸祭当日、神輿が町内を巡り、五穀豊穣への感謝と一年の安泰を願う気持ちを神に捧げます。そして夕闇が迫ると、神輿は町内6地区の太鼓屋台をしたがえて御旅所(おたびしょ)を出発します。神輿の宮入りを阻む屋台と激しくぶつかり合い、負けじと打ち鳴らす太鼓の音が大地を轟かす様は圧巻です。

開催日
10月第1土曜日を中心とした3日間
場所・アクセス
福島県福島市飯坂町八幡神社
・JR福島駅より福島交通飯坂線乗車 飯坂温泉駅下車徒歩約5分
・東北自動車道 福島飯坂インターより約2km
お問い合わせ
飯坂町八幡神社
024-542-2560

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

飯坂けんか祭り例大祭事務局 今野 茂(こんの しげる)さん「屋台の激しいぶつかり合いが勇壮な、伝統ある祭りです。約1tの屋台同士がぶつかるので危険を伴いますが、伝統あるこの祭りを長く受け継いでいくために、飯坂けんか祭り例大祭事務局では安全第一の祭りを目指し、様々な取り組みをしています。」

【歴史】偶然の衝突から始まった、屋台のぶつかり合い

シシゾウ:飯坂けんか祭りは、いつごろ始まった祭りですか?

今野:飯坂けんか祭りは飯坂温泉の総鎮守・八幡神社例大祭のことで、けんか祭りの呼び名は通称です。飯坂けんか祭りは、12世紀に佐藤庄司基治(さとうしょうじもとはる)という人が飯坂町の舘山(たてのやま)の中腹に創建した八幡寺(はちまんじ)という寺院で行われた祭りが起源になっています。八幡寺は約400年前に火事で焼失後、八幡神社の社地内に再建され、2年ごとに祭りを行っていました。文政13年(1830)、寺院そばの宮元と言われる上町(うわまち)地区が祭りに太鼓を打ち、屋台を出して神輿と一緒に町を練り歩いたのが現在の祭りの原型と伝えられます。明治時代、政府から神仏分離令が出され、祭りの主催は八幡神社に移され、神社の例大祭として毎年行われるようになりました。大正15年(1926)、屋台が神輿と一緒に神社入りする宮入りが初めて行われ、昭和2年(1927)には上町以外の町も屋台を出して参加するようになりました。

シシゾウ:なぜ、けんか祭りと呼ばれるようになったのですか?

今野:祭りの中日(なかび)の夜、渡御(とぎょ)で各町を回っていた神輿が、氏子各町の担ぎ屋台に付き添われて神社にお戻りになる宮入りが行われます。このとき、神社境内で屋台同士が激しいぶつかり合いをすることに由来します。ぶつかり合いが行われるようになったのは、昭和8年(1933年)の宮入りのとき、境内の神輿殿に神輿がおさまると祭りが終わってしまうというので、それを防ごうとした2町の屋台がぶつかってしまったのがきっかけだといわれています。戦時中は自粛されていた祭りが戦後再開されてからは、戦争中のうっぷんを取り戻すかのように屋台のぶつかり合いはどんどん激しくなり、神輿を壊してしまったり、多くの怪我人を出したりしました。新聞記者が記事に"これはまさしくけんか祭りだ"と書いたことから、けんか祭りという呼び名が広まっていきました。その後、宮入りを担ぎ屋台で行うのは危険だということになって、中日の神輿渡御で神輿を先導する役の4輪車のついた引き屋台で宮入りをすることになりました。しかし、屋台のぶつかり合いがないのは飯坂の祭りではないという声が上がり、担ぎ屋台に戻る町もあったりして、各町の足並みがそろわない時期もありました。そこで全町で話し合った結果、2002年から宮入りは昔どおりの担ぎ屋台で行うことになりました。
現在、担ぎ屋台で宮入りをするのは、上町(うわまち)、瀧の川(たきのかわ)、若錦(わかにしき)、立綱(たちつな)、横町(よこまち)、梍花(さいはな)の6町です。また、昼間の神輿渡御のときには、この6町のほかに天王寺(てんのうじ)、小川(おがわ)という町も引き屋台を出します。

このページの先頭へ

【みどころ】飯坂の男たちの意気を見せる、1tの屋台のぶつかり合い

今野:一番のみどころは宮入りのときの屋台同士の迫力満点のぶつかり合いです。夜の8時過ぎ、神輿とともに八幡神社の境内にやってきた6町の担ぎ屋台は、約2時間、勇壮で激しいぶつかり合いを繰り広げます。
担ぎ屋台は長さ2.5m、幅1.8m、担ぎ棒の長さ7m、重さは1tになり、大太鼓1台と小太鼓2台を載せています。この屋台が1対1になって正面同士をぶつけ合うのがルールです。1回のぶつかり合いは5~10分程度で、同じ組み合わせで3~5回対戦します。
屋台は90名前後で担ぎ、周囲には交代要員が付いています。最近は若者の減少などで担ぎ手を確保するのが難しい町もあって、町外の友人知人などに応援を頼んで人数をそろえています。
ぶつけ合いで重要な役割をするのは、屋台の前棒を担ぐ「華棒(はなぼう)」と呼ばれる役です。人数は10人程度で、ぶつけ方を熟知しているベテランが配置されます。後ろの担ぎ棒の「後棒(あとぼう)」には、10代の若者や初めて屋台を担ぐ初心者が付きます。これら担ぎ手たちを屋台の屋根の上から指示するのが、祭りの花形と言われる頭(かしら)です。屋根の上の前方に乗った頭は華棒に、屋根の上の後方に乗った頭補佐役は後棒の担ぎ手に、「上げろ」「下げろ」「引け」「担げ」といった指示を出します。屋台の中では太鼓の打ち手が宮入りの間中、休むことなく大太鼓と小太鼓を打ち続け、仲間の士気を鼓舞しています。

シシゾウ:勝敗はどうやって決めるのですか?

今野:ぶつかり合いの勝敗はどうやって決めるのだとよく聞かれるのですが、勝ち負けの判定はつけません。ただ、太鼓の音が止まったり、担ぎ棒の前棒が折れたり、屋台が壊れてぶつけることができなくなったら勝負ありと私たちは見なしています。
ぶつかり合いでは、華棒の威勢の良さ、担ぎ手に指示する頭の手ぶり素振り、屋台の中で太鼓を打ち続ける打ち手の頑張りに特に注目していただきたいです。また、それぞれの町に得意の戦法があるので、各町の戦いぶりの違いを見るのも面白いと思います。
ぶつかり合いは境内の2ヶ所で行われます。境内は広くなく、非常に混雑しますので、どなたもご覧になりやすいように昨年、初めてプロジェクターで大型スクリーンにぶつかり合いの様子を実況で映したところ、非常に好評でした。昨年は、1ヶ所の対戦しか映しませんでしたが、今年はスクリーンを2つ用意して2ヶ所とも映す予定です。

シシゾウ:今野さんが飯坂けんか祭りで一番思い出に残っていることは何ですか?

今野:私は立綱町内の一員として祭りに長年携わってきたので、思い出は数えきれません。宮入りではスリリングな経験もたくさんしました。屋台の華棒を担いでいて、屋台と屋台の間に頭が挟まれそうになって、反射的に頭を下げて難を逃れたこともあります。屋台は1tあるわけですから、このとき1~2秒頭を下げるのが遅れていたら命はなかったかもしれません。また、若いころ、屋台の中で太鼓を打っていて、ぶつかり合いで屋台が形をとどめないくらいめちゃくちゃに大破してしまったため、太鼓を担ぎ出して命からがら逃げ出したこともありました。ルールがないに等しかった昔と違って、今は無茶なぶつかり合いをしなくなったので大きな事故はありませんが、それでも怪我人は毎年10人程度出ます。それだけ激しい祭りということなんです。

このページの先頭へ

【注目ポイント】太鼓の響きが祭り気分を盛り上げる

今野:飯坂けんか祭りに欠かせないのは、伝統の祭り太鼓です。祭りの1週間前に各町で祭典事務所が開かれ、安全祈願祭が行われます。この日から太鼓の練習が始まり、飯坂の町のあちらこちらから太鼓の音が響いてきます。この音を聞くと祭り気分がいやがおうにも盛り上がります。
祭り太鼓は、「下がり半」「三切(さんぎ)り」「流し」「宮入り」の4種類の打ち方があり、この場面ではこの打ち方というのが決められています。できれば、夜の宮入りだけでなく、昼の神輿渡御もご覧いただいて、太鼓の打ち分けをお聞きいただければと思います。
ほかにも、宮入りのときに各町の担ぎ屋台の露払いをする高張提灯(たかはりちょうちん)を掲げた子どもたちの愛らしさや、昔の戦記物などを参考にして各町の絵の上手な人間が数人がかりで1ヵ月以上かけて制作する屋台の見事な屋根絵もご覧ください。

このページの先頭へ

【ふるさと自慢】湯の町・飯坂に新名所誕生

シシゾウ:福島市飯坂町でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

今野:湯の町・飯坂の名物は9つある共同浴場です。今年1月にオープンしたばかりの「波来(はこ)湯」は、飯坂温泉の共同浴場名物の源泉掛け流しの熱い湯のほかに、加水してぬるくした湯との2種類の湯を楽しんでいただけます。また、飯坂の祭り太鼓にちなんだ太鼓やぐらの展望台もあり、飯坂温泉の新しいランドマークになっています。
更に、平成22年5月にオープンした豪商豪農の屋敷跡「旧堀切邸」もあり、飯坂温泉の観光の拠点となっています。
飯坂町は果物王国でモモ、リンゴ、ブドウ、ナシ、ラ・フランスなどの栽培が盛んです。また、年間契約でモモ・リンゴ・ブドウ・ナシの4種類の木のオーナーになって収穫体験などができる「くだものの木オーナー制度」も実施しています。グルメでは、飯坂ラーメン、ラジウム卵、餃子などが名物です。

このページの先頭へ

【メッセージ】安全第一をモットーに、勇壮なぶつかり合いをお見せします

今野:飯坂けんか祭りは勇ましい祭りですが、ルールに添った安全な祭りがモットーです。過去には屋台のぶつかり合いが人間同士の小競り合いにまでエスカレートしたこともありましたが、祭りを末永く続けていくにはこれではいけないということで平成16年(2004)に飯坂けんか祭り例大祭事務局を発足させ、宮入り前の飲酒を禁止するなどの自主ルールを作り、境内の自主警備の強化を始めました。以後、安全と勇壮さの両立を図って祭りを行っていますので、楽しくご覧いただけると思います。
なお、神社には駐車場がありませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。宮入りは夜遅くまでかかりますので、その日は飯坂温泉にお泊りいただければと思います。皆様のお越しをお待ちしています。

このページの先頭へ

  • 日本の祭り 名産品
  • 祭り写真館
  • 祭りカレンダー
  • ワンクリックアンケート
  • 祭り広場
  • 吉村作治先生の祭り考察
  • ダイドードリンコ日本の祭りCM
  • みんなの祭り情報局
  • DyDo online shop
  • 日本の祭りボード 日本の祭りに関する発言はこちらへ!

日本の祭りポスターをプリントしよう!

ダイドードリンコは「NPO(特定非営利活動法人)日本の祭りネットワーク」に加盟しています。