トップページ
 > これまで応援した祭り > 2011年 藤木道祖神祭り

これまで応援した祭り トップへもどる

藤木道祖神祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:YBS 山梨放送
放送
:2011年2月13日(日)15:55~16:50

ダイドードリンコスペシャル

新春の夜に舞う素人歌舞伎 ~甲州市・藤木道祖神祭り~

藤木道祖神祭り

毎年、1月14日の小正月に枯露柿(ころがき)で有名な山梨県甲州市塩山の藤木地区で行われる「藤木道祖神祭り」。藤木地区は上藤木、下藤木、西藤木の三つに分かれ、それぞれの地区の代表が一箇所に集まり、新年のあいさつを、歌舞伎の掛け合いで行います。演者が大太鼓の上で歌舞伎を演じることから「太鼓乗り」と呼ばれ、古くは江戸時代から藤木地区に伝承されてきました。演じるのは、歌舞伎に馴染みの少ない若者ばかり。それでも彼らはこの祭りの伝統と誇りを胸に、長い台詞を必死に覚え、歌舞伎に挑みます。長い間続けられてきた地域ぐるみのひたむきな保存への努力とその想い。そして、素朴さの中にも豪快さにあふれた素人の歌舞伎を演じる若者たちの祭りにかける想いを描きます。

祭り紹介

  • 祭り写真館
  • 参加者写真

藤木道祖神祭り

藤木地区において小正月行事として受け継がれてきた、藤木道祖神祭り。三基の太鼓が集まり、どんどん焼きの火を中心に大太鼓の上の役者が、太鼓や鉦(かね)に合わせて歌舞伎の名場面を掛け合いにより演じます。どんどん焼きの明かりに映しだされた太鼓乗りの妙技は、素朴な中にも豪快さにあふれた民俗芸能です。

開催日
1月14日 ※毎年同日
場所・アクセス
山梨県甲州市塩山藤木地区 放光寺
・JR中央本線 塩山駅よりタクシーで10分
・中央自動車道 勝沼インターより車で20分
お問い合わせ
甲府市教育委員会生涯学習課
0553-32-5097

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

藤木道祖神祭り保存会会長 岩下 茂さん「藤木地区の人たちは、藤木道祖神祭りが終わらないことには一年が明けません。祭りは1日だけですが、約3ヵ月前から準備を始める、大がかりな行事です。」

【歴史】道祖神に五穀豊穣、無病息災を祈る小正月行事

シシゾウ:藤木道祖神祭りは、いつごろ始まった祭りですか?

岩下:藤木道祖神祭りは、甲州市塩山藤木地区に伝わる小正月の行事です。道祖神というのは、集落に災いや病気が入ってくるのを防ぐために道にまつられた神様で、藤木地区内の上藤木、下藤木、西藤木の3集落にそれぞれまつられています。この道祖神に五穀豊穣、無病息災、家内安全を祈願するのがこの祭りで、歌舞伎役者に扮した男性が大太鼓の上に乗って、歌舞伎の名場面のさわりを掛け合いで演じる「太鼓乗り(たいこのり)」が行われます。地元の方に聞いたところによると、太鼓乗りは120~130年前に行われていたということです。その後、途絶えていた時期がありましたが、上藤木地区の住民の中から、せっかく太鼓が伝わるのだから復活させようという声が上がり、昭和54年から再び行われるようになりました。昭和57年には市の無形民俗文化財に指定されました。

シシゾウ:太鼓に乗って歌舞伎を演じるのにはどのような意味があるのでしょうか?

岩下:詳しいことは分かっていないのですが、江戸時代の初め、藤木地区で結婚や家の新築、出産、出世などおめでたいことがあると、太鼓とそうばん(鐘)を鳴らしながら、地区内を回ったのが太鼓乗りの原型だといわれています。後にその風習は、自然に消滅していきました。その代わりに行われるようになったのが、二人一組で一軒一軒、家を回り、太鼓に合わせて掛け合いで芸を演じてみせた門付け(かどづけ)でした。それがさらに発展して、太鼓乗りになっていったということです。

このページの先頭へ

【みどころ】どんどん焼きの炎に照らされ、歌舞伎役者が見栄を切る

岩下:太鼓乗りは、小正月行事の火祭り、「どんどん焼き」と一緒に行われます。日が暮れ、会場に積み上げられた薪が炎を上げて燃え盛る中、上藤木、下藤木、西藤木の三基の太鼓がそうばん(鐘)と一緒に、火の周りを囃し立てながら回り、場を盛り上げます。そして、どんどん焼きを囲むようにして置かれた三基の太鼓が同時に7回打ち鳴らされるのを合図に、歌舞伎の扮装をした役者たちが、太鼓の上で身振り手振りをまじえて歌舞伎を演じます。役者になるのは、藤木の3地区の住民の中から選ばれた男性です。一場面は10分程度で、役者を交替して2~3場面が演じられます。場面と場面の間には、地区に伝わる松里(まつさと)音頭や塩山(えんざん)音頭を見物の人たちと一緒に踊ります。予定の演目が終わった後にはアンコールに応えて役者が同じ芝居をもう一度演じることもあります。 太鼓乗りで演じられるレパートリーには、明智光秀の三日天下を描いた『絵本太閤記(えほんたいこうき)』や5人の大泥棒が主人公の『白浪五人男(しらなみごにんおとこ)』など、約20種類ほどあります。役者の化粧や着付けは地元の人たちが行うのですが、みな腕前はプロ級で、素人役者を本物の歌舞伎俳優そっくりに仕立てます。毎年、役者の1人が女形を演じるのですが、見事な変身ぶりに観衆の目を一番集めますね。

シシゾウ:岩下さんも太鼓乗りをご経験されたそうですね。

岩下:過去に3度、役者をしました。役者に選ばれて一番大変なのは台詞を覚えることです。一場面につき、1人当たり200字詰めの原稿用紙で2枚分くらいの台詞があります。それだけでなく、3人の掛け合いなので他の2人の台詞も覚えなくてはならないし、刀や扇子など小道具を使った所作もあるので、きちんと演じられるようになるまで並大抵の苦労ではありません。役者に選ばれた者は、太鼓乗りが終わるまで正月気分はおあずけですよ(笑)。

このページの先頭へ

【注目ポイント】約3tの薪を燃やすどんどん焼きは迫力満点

岩下:太鼓乗りは夜6時半から始まって、大体9時頃まで続きます。その間、どんどん焼きは燃やし続けるので、約3tの薪を用意します。太鼓乗りに欠かせない太鼓は、地域に古くから伝わるもので、高さが1m、直径が75㎝、移動するときには大人が16人で担ぎます。音も大きくて、思いきり鳴らすとお腹にズシンと響いてきます。
太鼓乗りには、その年の干支(えと)を木や藁で作った「造りもの」も登場します。これは昔、3地区の道祖神を互いに訪問しあっていたころからの習わしで、太鼓乗りに先だって、それぞれの地区から道祖神が繰り出して、太鼓やそうばん(鐘)で囃し立てながら行列するとき、干支の造りものも荷車に載せられて一緒に町を練ります。この干支の造りものは1月4日に地域の人たちが集まって作るのですが、干支らしく見えるように工夫して作られているので、ぜひご覧になってください。

このページの先頭へ

【ふるさと自慢】仏像、花などみどころ揃い

シシゾウ:甲州市塩山藤木地区でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

岩下:藤木道祖神祭りの会場になる放光寺は、平安時代末期の元暦元年(1184)に創建された由緒あるお寺で、御本尊の大日如来坐像(だいにちにょらいざぞう)をはじめ、数体の仏像が国の重要文化財に指定されています。四季折々の花が咲き誇る「花の寺」としても有名で、特にアジサイの季節には大勢の観光客が訪れます。古さで言えば、正確な創建年は分かりませんが上藤木地区にある八坂(やさか)神社も歴史のあるお社です。ここには樹高約20mのエドヒガン(桜)の古木があり、市の天然記念物に指定されています。この神社には、重さが約800kgある古い神輿が伝わっていて、7月23日の祭礼には神輿のお渡りが行われます。昔は神輿を担いで田んぼの中を練り歩いたそうですが、今は舗装された道を大の男が20人がかりで担いで歩くのが精いっぱいです。同じ上藤木地区にある龍光院(りゅうこういん)というお寺は石仏が有名で、不動明王(ふどうみょうおう)、弥勒菩薩(みろくぼさつ)など約10体が境内にまつられています。祭りを見に来られた折には、これらの寺社にも訪れてください。

このページの先頭へ

【メッセージ】思い出に役者と記念写真をお撮りください

岩下:私たちの祭りは、よそから見に来られる方、大歓迎です。役者たちも大勢の方に見ていただければ演じ甲斐があります。寒い季節ですが、婦人会による甘酒の無料接待もあります。また、太鼓乗り終了後には役者と記念撮影もできますので、最後までお楽しみいただき、いい思い出を作ってください。

このページの先頭へ

参加者写真
祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真
  • 日本の祭り 名産品
  • 祭り写真館
  • 祭りカレンダー
  • ワンクリックアンケート
  • 祭り広場
  • 吉村作治先生の祭り考察
  • ダイドードリンコ日本の祭りCM
  • みんなの祭り情報局
  • DyDo online shop
  • 日本の祭りボード 日本の祭りに関する発言はこちらへ!

日本の祭りポスターをプリントしよう!

ダイドードリンコは「NPO(特定非営利活動法人)日本の祭りネットワーク」に加盟しています。