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阿波おどり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:JRT 四国放送
放送
:2011年8月28日(日)15:00~15:55

ダイドードリンコスペシャル

阿波踊りが結ぶ絆 ~復興への願いをこめて~

阿波おどり

東日本大震災で被害を受けた宮城県に、徳島と深いつながりのある阿波踊り連(連=グループの意)がありました。それが「やっと連 仙台衆」です。連員は70人。1984年に徳島県庁の新庁舎建設工事の関係者で結成。その後活動の拠点を仙台市に移しましたが、徳島との交流は続いていました。震災から2か月後、やっと連は活動を再開。8月の「仙台七夕まつり」への参加をめざしていますが、連員の中には家族を亡くしたり、仕事を失った人も。 復旧工事の遅れから練習場所もままなりません。窮状を知った徳島では16の有名阿波踊り連が協力して義援金集めなどの支援に乗り出しました。踊りの絆が結ぶ仲間たち。今度は「やっと連」が立ち上ります。8月の仙台七夕まつりに先駆けて、東北各地の阿波踊り連との合同演舞を企画したのです。 復興へのメッセージは、北の都から全国へと広がっていきました。

祭り紹介

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阿波おどり

「連」と呼ばれる数十人単位の踊りのグループによって踊られる阿波おどり。各連に特色と伝統があります。そして阿波おどりといえば、『踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々』。今まで踊った経験のない観客も「にわか連」と呼ばれる飛び入り歓迎の連に入って、祭りに参加することができます。

開催日
8月12日~8月15日 ※毎年同日
場所・アクセス
徳島県徳島市市内中心部
・JR岡山駅からJR徳島駅 特急で約2時間
・神戸淡路鳴門自動車道 垂水インターから 約1時間30分
お問い合わせ
徳島市観光協会
088-622-4010

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

阿呆連 副会長 板東 勝秀(ばんどう かつひで)さん「私は19歳のときに阿呆連に入り、66歳になる現在まで踊りに携わっています。連の古き良き伝統を守りつつ、時代に合ったものを取り入れるべく、今も研鑽(けんさん)を重ねる日々を送っています。」

【歴史】徳島の民衆の踊りパワーが育んだ祭り

シシゾウ:阿波おどりは、どういう由来のある祭りですか?

板東:阿波おどりは約400年の歴史があります。阿波おどりの起源については、主に関西で盛んに踊られていた風流(ふりゅう)踊りとする説、お盆に亡くなった人のために踊った精霊(せいれい)踊りとする説、天正15年(1587)に徳島城の竣工を祝って踊られたとする説があります。これら3つの説のうち、通説となっているのは徳島城の完成にまつわる説です。当時の徳島藩藩主・蜂須賀家政(はちすかいえまさ)は徳島城の完成を祝うために城下に盛大に踊ってよいとお触れを出しました。そこで、徳島城下の町衆たちは、夜を徹して踊り明かしたことが現在の祭りの原型だといわれています。この祭りは誕生してから長い間、正式な名称はありませんでした。阿波おどりという名称で呼ばれるようになったのは、昭和4年に徳島市出身の日本画家・林鼓浪(はやしころう)氏に命名されてからのことで、以後、全国にその名が広まっていきました。

シシゾウ:阿呆連は結成してどれくらいになるのですか?

板東:現在有名連といわれる連は、ほとんどが戦後に誕生しました。阿呆連の創立は昭和23年で、阿波おどり振興協会に所属する連の中では3番目に古いです。昭和32年(1957)製作の映画『集金旅行』では、阿波おどりが初めて映画に登場し、クライマックスの阿波おどりのシーンには阿呆連も出演しています。
阿呆連は「あほうれん」と発音します。これは、阿波おどりのはやし唄の歌詞にある「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」に由来しています。
阿呆連の目印は、揃いの浴衣の肩に染め抜かれた破れ傘です。連結成以来、浴衣の図柄が変わっていないのは阿呆連だけで、阿呆連のシンボルになっています。

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【みどころ】多彩なパフォーマンスと熱気に感動必至

板東:阿波おどりには街中が会場になる演舞場の踊りと屋内のステージで披露される舞台踊りがあり、それぞれにみどころがあります。阿波おどりのバリエーションを一通りご覧になるなら舞台踊りがおすすめです。祭り期間中、「選抜阿波おどり」といって、選ばれた有名連の舞台踊りがアスティとくしま、徳島市立文化センター、徳島県郷土文化会館で披露されます。中でもおすすめは、アスティとくしまで8月11日に行われる「選抜阿波おどり前夜祭」です。この前夜祭には阿波おどり振興協会と徳島県阿波踊り協会に所属する有名連33連が出演します。私たち阿呆連も、所属する阿波おどり振興協会の一員として40分間、踊りと鳴り物が一体のショーアップした演出で男踊り、女踊り、総踊りなど、色々な踊りを披露します。それをご覧いただくと阿波おどりの全容を分かっていただけるのではないかと思います。
桟敷席でご覧いただく屋外の演舞場では、踊りの迫力、会場の熱気を体感していただけます。舞台のように細かな演出やパフォーマンスはできない代わりに、踊り込んでくる迫力がありますし、踊り手自身も楽しんで全力で踊ります。最終日となる15日の南内町(みなみうちまち)演舞場で午後10時から行われる有名連による合同フィナーレは、踊り手のパワーがほとばしって、すごい盛り上がりを見せますので、ご覧になれば必ず感動していただけると思います。

シシゾウ:連にはそれぞれ踊りの特徴があります。阿呆連の踊りにはどういう特徴がありますか?

板東:阿呆連の踊りは、武士の踊りの流れをくむ自由奔放かつ豪快なところが最大の特徴で、提灯を持って暴れ踊ります。男性陣はほっかむりをして踊りますが、これは江戸時代に武士が身分を隠して踊るのにほっかむりをして顔を隠したことに由来しています。
阿呆連の女踊りは女性らしい優雅さもありますが、上体をやや前傾しつつ、つま先で歩を進める差し足という独特のステップは、きびきびと力強く躍動感にあふれています。
阿呆連の踊りの豪快さは、踊り連の中で屈指だと自負していますが、ただ豪快奔放なだけではありません。いわゆる静と動の対比もみどころのひとつで、2拍子のリズムでテンポよく踊るときは豪快に、三味線と笛のゆったりとした旋律のときには静かに、そしてしなやかに踊ります。

シシゾウ:阿呆連の踊りで特に"ここが見せ場"というのはどこですか?

板東:阿呆連の奴踊りはぜひ見ていただきたいです。阿波おどりの奴踊りの"奴"とは奴凧のことです。鳴門には「わんわん凧」という郷土凧があります。畳何畳敷分もあるような巨大な丸凧を大勢の人間が運動会の綱引きのように太い綱を引いて上げます。阿呆連の奴踊りは、その凧あげの様子や凧が風に吹かれて大空で自由奔放に舞う様子を踊りで表現したもので、昭和25年に考案された伝統のある踊りです。奴踊りは男性の踊りですが、阿呆連の女性たちは数ある連の中で唯一、連凧踊りといって、踊り手一人一人の踊りが一連の大奴凧になり大空へ舞い上がるという阿呆連ならではの女奴踊りを踊ります。
阿呆連の演出のバリエーションの中で、30年ほど前からやっていて、観客の方に人気の高いのが「団子(だんご)」というパフォーマンスです。私が考案したのですが、お菓子の団子に見立てて女性陣が4列に並んでひとかたまりになっているところに、串役の男性陣の列が女性陣の中に交差するように踊り込みます。団子に串が刺さると完成形で、この型が決まると、いつでも拍手喝采をいただきます。この団子の演出は、徳島のほかの連や東京の高円寺阿波おどりの姉妹連、江戸っ子連の踊りにも取り入れられています。

シシゾウ:最近の阿波おどりの傾向はどうなっていますか?

板東:ここ10年くらい、全体的にどこの連でも踊りのテンポが速くなってきているように感じます。阿呆連は元々、テンポが速かったのですが、40年前と比べるとかなりテンポアップしています。特に演舞場の踊りは速くなっていて、60代の私にはついていけないくらいですし、若くても連の新人女性の何人かは苦しいといって倒れますからね。そういう意味では演舞場はまさに体力勝負です。一晩で6~7㎞は踊り歩きますしね。特に阿呆連の場合は進むスピードも速いので、連のメンバーには、祭り本番に備えてジョギングなどをして体力をつけておくようにといつも言っているんです。

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【注目ポイント】能の所作を取り入れたパフォーマンスが大評判

板東:奴踊りや団子のパフォーマンスもそうですが、阿呆連が考案して、それがほかの連に広まっていったものが非常に多いのです。例えば、阿波おどりの鳴り物に「竹」という打楽器があります。カチンという硬質の響きが良く、リズムにめりはりをつけ、鳴り物をリードするのに欠かせません。この竹を最初に「阿呆竹」という名称で鳴り物に取り入れたのは阿呆連です。また、連の看板となる提灯に、最初にLEDを導入したのも阿呆連です。そんなふうに、いつも新しいことを最初に始めるので、テレビや新聞社などマスコミの方は、毎年、祭りの前になると「今年の阿呆連さんはどういう新しいことをするんですか」と私のところに聞きに来られます。「毎年新しいことはできませんよ」と申し上げるのですが、それでも期待してくださっているようなので、何か新しいことをしなくてはいけないと責任を感じますね(笑)。

シシゾウ:最近、新しく考案されたことはありますか?

板東:昨年6月に、姉妹連の高円寺阿波おどりの江戸っ子連結成40周年記念公演に招かれて東京吉祥寺の前進座劇場で舞台踊りを披露したとき、演出者の考案で能調の所作を取り入れてみました。最初の登場で、全員が能の歩き方でタタタタと舞台に進み出て、型を決めて腰を下ろすなど、能の動きを随所に入れたところ、非常に好評で、昨年の選抜阿波おどりでも披露しました。今年も披露すると思いますよ。

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【ふるさと自慢】見なければ損!の「アスティおどりひろば」

シシゾウ:徳島市でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

板東:徳島名物といえば、鳴門わかめ、鳴門金時ということになるでしょうね。観光スポットはいろいろありますが、阿波おどり開催中に来られた方にぜひおすすめしたいのは、「アスティおどりひろば」です。アスティとくしまで昼に開催されるイベントで、阿波おどり振興協会と徳島県阿波踊り協会所属の有名連2連が阿波おどりを披露し、じきじきに阿波おどりのレッスンも行います。この催しの存在はあまり知られていないのですが、内容が充実している上に入場無料ですので絶対お得です。阿呆連は昨年出演しましたので順番からいって今年は出演しないのですが、阿波おどりを見に来られた際にはぜひ行って見てください。

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【メッセージ】伝統と新しさが融合した阿呆連の踊りにご期待ください

板東:連の諸先輩方が築いてこられた古き良き伝統を守りつつ、時代時代に合った踊りを取り入れることで、より一層良い踊りをお見せしたいと考えています。皆様の期待に応えるため、今年も連のメンバー一同、阿呆連らしく精一杯踊ります。また、新規のパフォーマンスも開発していますので、楽しみにしていただきたいと思います。

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