トップページ
 > 祭り紹介 > これまで応援した祭り > 2010年 天津司の舞

これまで応援した祭り トップへもどる

天津司の舞

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:YBS 山梨放送
放送
:2010年5月1日(土)13:30~14:25

ダイドードリンコスペシャル

1000年の時を繋ぐ ~天津司の舞~

天津司の舞

日本最古と言われる人形芝居。神像を現した9体の人形による古式豊かな舞。
それが、山梨県甲府市小瀬地区に伝わる田楽芸能「天津司の舞」です。
毎年4月の第一日曜日に行われるこの天津司の舞は、日本最古の人形芝居と言われ、日本で初めての重要無形民俗文化財に指定されました。
等身大の人形を大人2~3人で操り、神秘的な舞が奉納されます。
お囃子の楽譜や、舞の手順に関する書物は一切なく、1000年もの間、口伝えで伝えられてきた天津司の舞。
この舞を次の1000年つなげていくために奮闘する地元住民達の熱き思いに迫ります。

祭り紹介

  • 祭り写真館
  • 参加者写真

天津司の舞

我が国最古の人形芝居で、神事芸能としても高い評価を得ています。神像を現した等身大の1人遣いの人形から、3人遣いの人形まで計9体による古式豊かな舞で、天津司神社から諏訪神社までの田園の道を行進する原初的祭りの風情が趣深く、神社では御船という幕囲いの中で神秘的な舞が奉納されます。

開催日
4月10日直前の日曜日
場所・アクセス
山梨県甲府市天津司神社~諏訪神社
・JR甲府駅から身延線で南甲府駅下車、タクシー約10分
・JR中央線甲府駅より車で約20分
・JR甲府駅(南口バスターミナル)山梨交通バス 約30分
・中央自動車道甲府南ICより車で約10分
お問い合わせ
甲府市観光協会
055-226-6550

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

【歴史】わが国最古の人形芝居 天津司の舞保存会会長 中澤栄一郎さん「天津司の舞は小瀬町の人間が代々、大切に守り継いできた祭りです。天津司の舞を支える保存会の人間は高齢化してきていますが、ここ2、3年で若い人たちが会員になってくれて継承という意味では非常に心強いです」

シシゾウ:天津司の舞はいつごろ始まった祭りですか?

中澤:天津司の舞は850~900年以上前から小瀬地区に伝わるものです。伝説によると、はるか昔、小瀬の一帯は湖で、そこに天から12体の神様が降りてきて舞を舞って遊ばれたといいます。12神のうち、2神は天に帰っていかれ、1神は西油川(にしあぶらがわ)の鏡池に飛び込んで亡くなられたため、9神が残られたといいます。その言い伝えに基づいて、9体の神様を模した人形で舞を舞う天津司の舞が行われるようになったと言います。
祭り当日、御神像の人形9体は天津司神社から行列、いわゆる御神幸(おみゆき)をして隣町の下鍛冶屋町(しもかじやまち)にある鈴宮(すずのみや)・諏訪神社に行き、そこで舞を奉納します。天津司神社と鈴宮・諏訪神社の関係ですが、元々、諏訪神社は小瀬町内にあり、その御神像をしまっておく神庫(しんこ)が天津司神社でした。建久年間(1190~1198)に、この一帯の領主だった甲斐武田氏5代の武田信光(のぶみつ)という人が、現在の小瀬公民館のある場所にあった諏訪神社を鈴宮の境内に移して、鈴宮の神様と一緒にまつりました。それで天津司の舞を奉納するために、御神像の人形が納められている天津司神社から隣町まで御神幸して舞を奉納するというわけです。日本最古の人形芝居と言われていて、昭和51年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。

シシゾウ:人形は歴史のあるものなのですか?

中澤:人形の頭(かしら)はかなり古いもので、500年以上は経っているはずです。ですから人形を扱うときは非常に気を遣いますね。人形の胴体については明治30年ごろ、小瀬一帯は河川の氾濫にみまわれ神庫が流されてしまった折に多くが失われてしまったため、その後、新たに作られたものがほとんどです。着物は、傷みの激しかった御姫様と鬼様については3年前に新調しました。人形は頭、胴体、着物に分けて収納されていて、祭り当日に組み立て、舞の奉納が終わって天津司神社に戻ってくると再び別々にされて神庫にしまわれます。

シシゾウ:9体の人形にはどういう種類があるのですか?

中澤:人形が手に持つ持ち物や顔形によって呼び名があります。木片を編んで作った楽器の編木(ささら)を持つ2体の人形は一の御編木様(いちのおささらさま)と二の御編木様、太鼓を持つ2体は一の御太鼓様(いちのおたいこさま)と二の御太鼓様、鼓を持つ御鼓様(おつづみさま)、笛を持つ御笛様(おふえさま)、烏帽子をかぶり刀を手にする御鹿島様(おかしまさま)、御姫様(おひめさま)、鬼様(おにさま)です。
【みどころ】等身大の人形が演じる素朴な舞

シシゾウ:天津司の舞のみどころはどこですか?

中澤:とにかく歴史の古いことが最大の特色ですので、それを念頭に置いて見ていただくとよろしいかと思います。舞いそのものは非常に単純ですが、もうひとつの特徴として操る人形の背丈が1.5mと等身大の大きさなので、見ごたえはあります。
舞が奉納される鈴宮境内には、竹で垣根をつくって、そこに白い幕を張った御船囲(おふねい)と呼ばれる舞台が作られます。これは船を模しているとされ、天から降りてこられた神様が湖の船上で舞をしたという伝承に基づいています。幕の中に入った人形の操り手は1.5mほどの高さに張られた幕の下に隠れ、幕の外にいる見物の方たちは、幕の上に現れた人形を見る格好になります。

シシゾウ:9体の人形はどういう順番で演じるのですか?

中澤:一の御編木様と二の御編木様、一の御太鼓様と二の御太鼓様、御鼓様と御笛様、御鹿島様、御姫様と鬼様の順番に舞います。笛と鼓のお囃子に合わせて最初に一の御編木様が登場し、幕の中を時計と逆回りに半周回ったところで二の御編木様が登場して、一の御編木様を追いかけるようにして同じように回ります。そうやって幕の内を3周すると「お狂い」といって幕の中に隠れたり、顔を出したりして激しく上下する舞いになります。お狂いのときはお囃子もやや激しい曲調になります。お狂いをしながら3周すると、また以前の静かな舞いに戻り、幕内を3周して幕の下に隠れます。ほかの人形も舞い方は基本的に御編木様と同じです。ほかの人形はすべて対になって舞うのですが御鹿島様だけは1体で舞います。御鹿島様は9体の中で一番大きく、舞い方もほかに比べるとダイナミックです。さらに、御鹿島様がお狂いを舞うときには、長さが約30㎝の水引をかけた木の小刀を数本縁起物として幕の外に投げます。それを拾うとその年は幸運に恵まれるということで観客の人は競うようにして拾います。一の御編木様から登場して最後に登場する鬼様が舞い終わるまで40分ほどです。

シシゾウ:人形を操るのはどういう人たちですか?

中澤:天津司の舞保存会の会員です。小瀬町の男性で構成されていて、現在、40人ほどです。私は父から引き継ぐ形で保存会に入りました。メンバーの多くは私同様、家の跡継ぎで親から引き継いで会員になっているケースが多いです。昔は人形を操るのに本番の一週間前から精進潔斎をしたということですが、今はそこまで厳しいことは言いませんね。

シシゾウ:人形はどのようにして操るのですか?

中澤:御姫様と鬼様は頭、手、胴体を3人で分担して操ります。御笛様と御鹿島様は1人、ほかの人形は2人で操ります。操るのが難しいとされているのは奉納の最後に舞う御姫様と鬼様です。最初に御姫様が登場して、半周回ったところで鬼様が出てきて、御姫様の後を追いかける格好になるので、追われる御姫様と追いかける鬼様の心情を顔と手の仕草で表現するのがなかなか難しいです。人形芝居素人の方がご覧になると違いは分からないかもしれませんが、プロの方が見られると、そこのところの細かい表現を分かっていただけるようです。私は今でこそ幕の中で全体の采配をする立場ですが、かつては鬼様を担当していました。人形の重さは約3㎏で、重いとまではいかないのですが、4月ともなると日差しもけっこう強いので、幕の下から上を見上げて人形を操るのは暑くて大変です。特に手を担当するときは両手を使って操るので肉体的にはかなり重労働ですね。
【注目ポイント】春のうららかな公園を神様御一行がお成り

中澤:天津司神社と鈴宮・諏訪神社の間を9体の人形が連なり、お囃子に合わせて御神幸するところも風情がありますね。2つの神社は隣町とはいっても直線距離でわずか600mほどしか離れていません。昔は御神幸で通るお成り道(おなりみち)は田園地帯をぬけていたのですが、昭和61年に山梨県で開催された国体のメイン会場になった小瀬スポーツ公園ができてからは、お成り道が公園にすっぽり入る形になり、天津司神社を出るとすぐに小瀬スポーツ公園に入り、公園から出るとすぐ鈴宮に到着する形になります。公園の中のお成り道は、昔の道をイメージしてコースどりがされていて、約20分の道のりです。戸外で過ごすのが気持ちのいい時候で、公園の中を通るようになってから観客は増えましたね。なお、御神幸のときは、神様ということで人形の頭は赤い布でできた覆面で隠されています。
【ふるさと自慢】いちご狩り園は県下最大級

シシゾウ:甲府市小瀬町で中澤さんのおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

中澤:小瀬一帯は昔から農業が主産業で、とうもろこしやナスなどの野菜が特産です。天津司の舞の行われる時期だと、小瀬町内ではありませんが鈴宮からさほど離れていない小曲町(おまがりちょう)にフルーツ王国と言われる山梨県でも最大級のいちご狩り園があっていちご狩りが楽しめます。天津司の舞を見に来られた際には、お立ち寄りになられるのもいいのではないでしょうか。
【メッセージ】桜を背景に舞う人形をゆったり御観賞ください
中澤: 天津司の舞は単純な踊りではありますが、歴史が非常に古いものなのでぜひご覧になりに来てください。4月上旬で気候もよく、鈴宮の境内やお成り道にある桜もちょうど満開になる時期ですので風情がありますよ。
参加者写真
祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真
  • 日本の祭り 名産品
  • 祭り写真館
  • 祭りカレンダー
  • 注目の祭り
  • 吉村作治先生の祭り考察
  • ダイドードリンコ日本の祭りチャンネル
  • DyDo online shop
  • 日本の祭りボード 日本の祭りに関する発言はこちらへ!

日本の祭りポスターをプリントしよう!

ダイドードリンコは「NPO(特定非営利活動法人)日本の祭りネットワーク」に加盟しています。