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木古内町 寒中みそぎ

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:北海道放送 HBC
放送
:2010年2月14日(日)16:00~16:54

ダイドードリンコスペシャル

しぶき舞う!厳寒の荒行 ~木古内 寒中みそぎ祭り~

木古内町 寒中みそぎ

寒さのあまり水しぶきが瞬間的に凍ってしまうことも!180年前から毎年1月に北海道木古内町の佐女川神社で行われる「寒中みそぎ祭り」。地元の若者から選ばれた4人の行修者は、3日間、昼夜を問わず冷水を浴び続け、心身を清める"水ごり"を繰り返します。一度、行修者になった限りには4年間続けなければならない過酷な鍛錬です。今回初めて水ごりを行う若者は、先輩たちの叱咤激励を受けながら臨みます。最終日、穢れを落とした行修者たちは、それぞれに御神体を抱き、荒波舞う津軽海峡に飛び込んで御神体を洗い清め、その年の豊漁豊作を祈願します。番組では若者たちのひたむきな心とパワー、祭りを支える人たちの姿を描きながら、郷土愛、親子の絆、先人への畏敬の念など、忘れかけていたものを浮かび上がらせます。

祭り紹介

  • 祭り写真館
  • 参加者写真

木古内町 寒中みそぎ

寒中みそぎ祭りは、天保2年(1831)から続く神事です。毎年、行修者と呼ばれる4人の若者が、1月13日から佐女川神社にこもり、何度も冷水をかぶって鍛錬を行い、15日に厳寒の津軽海峡に面したみそぎ浜において、別当・稲荷・山の神・弁財天の4体のご神体を潔(きよ)め、1年の豊漁豊作などを祈願します。

開催日
1月13日~1月15日※毎年同日
場所・アクセス
北海道上磯郡木古内町 佐女川神社・みそぎ浜
・札幌からJRで4時間、車で5時間
・函館からJRで40分、車で1時間
・青森からJRで80分
・八戸からJRで140分
お問い合わせ
木古内町寒中みそぎ祭り
01392-2-2135

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

【歴史】それは夢枕のお告げで始まった 佐女川神社 責任役員 門間辰太郎さん「日本最北の水ごりと言われていて、道内には似たような神事はないです。雪が積もる最も寒い時期に行われる水ごりは圧巻です」

シシゾウ:寒中みそぎ祭りはいつごろ始まった祭りですか?

門間:佐女川神社に伝わる佐女川神社みそぎ事始めという文献によると、天保2(1831)年1月15日の早朝、神社守の夢枕に「ご神体を清めよ」というお告げがありました。神社守は寒気が肌刺す中、神社のすぐ下を流れる佐女川に向かい、表面に張っていた氷を打ち砕いて身を切るような冷水で自身を清めてからご神体を抱いて海岸に向かいました。すると佐女川の河口で大きなサメが波にうたれていました。それを見た神社守は、神のお告げはご神体をこのように海水で清めることを期待されたものだと考え、ご神体とともに海に入ってみそぎをしたところ、その年から豊漁豊作に恵まれたということからみそぎの神事が行われるようになったということです。
そうやって始まった寒中みそぎ祭りは今年180回を迎えます。木古内町の大切な伝統行事として町内を上げて取り組んでいるこの神事に合わせて、寒中みそぎフェスティバルというイベントも同時開催されます。アイスキャンドルとかがり火に照らされた通りを提灯を提げて歩くみそぎ行列や地元の特産物を販売する物産展など様々な催しが行われ、寒中みそぎ祭りを盛り上げています。

シシゾウ:真冬の北海道でみそぎをするというのも珍しいですね。

門間:この祭りは日本で最も北の地域で行われるみそぎ、いわゆる水ごりと言われています。この神事は、正式には「垢離取り」(こりとり)と呼ばれるのですが、北海道は寒いということで、「垢離」(こり)を「氷」と間違えて、氷を取る神事であると勘違いされることが少なくなかったので、神社では正式名称を「佐女川神社みそぎ祭」(さめがわじんじゃみそぎさい)に改められたそうです。ただ、一般には、寒さのほどがよく伝わるということで「寒中みそぎ祭り」の通称が広く知られています。
【みどころ】ご神体とともに厳寒の津軽海峡へ。伝承を再現する海中みそぎ

シシゾウ:寒中みそぎ祭りの一番のみどころはどこですか?

門間:13日の参籠報告祭(さんろうほうこくさい)で水ごりを行う行修者と呼ばれる若者4名は神事の無事を祈願してから最終日まで3日間、冷水をかぶる鍛錬(たんれん)を幾度となく行います。そのクライマックスは言い伝えに基づいて行われる海中みそぎです。
15日の午前10時、氏子総代を先頭に4体のご神体をそれぞれに抱えた行修者や神社関係者によるみそぎ行列は神社を出発し、約1.5kmの道のりを進んで海中みそぎを行うみそぎ浜に向かいます。浜に着くと、しつらえられた仮宮にいったんご神体は安置されます。行修者は身に付けていた白装束を脱ぎ、ふんどし姿に頭巾、口には白いさらしをくわえ、ご神体を胸に抱えると、神職が奏でる太鼓と笛の音に促されるかのように厳寒の海をめざして浜を駆け、海中に一気に飛び込みます。波打ち際でご神体を洗い清めると、その後、ご神体を大切に抱きながら沖に向かって約30m泳いでいき、豊作豊漁を祈願します。
行修者の務めはそれで終わりではなく、海から上がると今度は浜に設けられたみそぎ場で自身とご神体を真水で清めます。このとき、ご利益(りやく)があるようにと、周囲で見ている参拝者たちに冷水を盛大にかける一幕もあります。かけられる側は冷たくても縁起が良いということで非常に喜ばれますね。
【注目ポイント】厳寒に冷水をかぶると丸太で打ちつけられたような衝撃

門間:14日に神社境内で行われる水ごりも迫力がありますのでこちらもぜひご覧ください。境内には水をかぶるためのみそぎ場がしつらえられていて、行修者4名は頭巾にふんどし姿で、前日夜の参籠報告祭に引き続き、早朝から夜まで10回以上、水をかぶって鍛錬を行います。神社の鍛錬の指導者が叩くみそぎ太鼓に合わせて、まず4名のうちのリーダー格にあたる別当(べっとう)という役が桶に汲まれた真水の冷水を頭からかぶります。次に、別当はみそぎ場に膝をつき両脇を締め背筋を伸ばして待ち構えているあとの3人の背中めがけて順番に7回ずつ桶の水を勢いよく浴びせかけます。私は経験がないのですが、辺りは一面の雪景色で服を着込んだ見物人たちも寒さに凍え上がるような寒気の中、冷水を背中に勢いよくかけられると、大きな丸太で殴られたような衝撃を感じるそうです。それを純白のさらし布をくわえ、必死に歯をくいしばることで耐えぬくわけです。しかも、1回のみそぎが終わり、暖をとるために神社の建物の中に入ろうとしても、気合いが入っていないと鍛錬の指導者が判断すると神社の入口は閉ざされ、やりなおしを命じられるという厳しさです。ただ、これまでに行修者で風邪をひいた者はいないということなので、これはやはり神様の功徳ではないかと思っています。

シシゾウ:行修者はどういう人がなるのですか?

門間:木古内町で、信心深く品行方正で人々の模範となる独身の青年が選ばれます。最近は高校生から始められる方が多いです。なぜ4人かというと、佐女川神社のご神体が別当、稲荷、山の神、弁財天の4神おられるからです。行修者に選ばれた若者は最初の年は弁財天、2年目は山の神、3年目は稲荷、最終年は別当のみそぎを受け持ちます。つまり一度選ばれると4年間行修者を務めることになるわけです。
最近は少子化の影響で行修者を選ぶのが難しくなっています。ご本人がやりたいと言っても御両親が心配されて引き受けていただけないこともあります。そんなふうに選考に苦労しながらも、引き受けてくださる方は毎年出てきますし、今年も高校生の方が快く引き受けてくださったので嬉しく思っています。
【ふるさと自慢】豊かな自然に育まれた美味ぞろい

シシゾウ:木古内町でおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

門間:特産物では上品な風味と手ごろな価格のあか毛和牛「はこだて和牛」や津軽海峡育ちの身が締まったホタテ、柔らかくて高品質のひじきが人気です。お土産には、みそぎ祭りにちなみ、みそぎの名がついた商品はいかがでしょうか。町内の酒販店でのみ限定販売している木古内産米を使用した地酒「地酒みそぎの舞」や「地酒ケーキきこない」、「みそぎ太鼓」、「みそぎの舞・酒ゼリー」「みそぎパイ」といった銘菓などバラエティ豊富です。
おすすめの観光スポットは、函館市寄りで、幕末に活躍した咸臨丸が沖合に眠るといわれるサラキ岬です。岬の丘からは津軽海峡や函館山が眺められます。春には5万株のチューリップの花で彩られ、チューリップまつりが開催されます。
【メッセージ】伝統あるみそぎをがんばって継承していきたい

門間:時代の流れで行修者を務めてくれる若者を探すのに毎年苦労していますが、佐女川神社の伝統ある神事ですのでがんばって継承していきたいと思っています。ぜひ木古内町にお出でいただき、佐女川神社にお参りし、厳寒の中で行われる迫力あるみそぎをご覧いただきたいと思います。ご覧いただく際には、ひとつだけお願いがあります。ご利益を得たいという気持ちから行修者に触りたくなってしまうことがあるかもしれませんが、水ごりで皮膚が凍りつくように冷え切っているところに温かい手で触れられると皮膚と皮膚がくっつき、最悪の場合はがれおちてしまうことがありますので、決して触れることのないようにお願いします。
参加者写真
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