トップページ
 > これまで応援した祭り > 2010年 川名津柱松神事

これまで応援した祭り トップへもどる

川名津柱松神事

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:あいテレビ ITV
放送
:2010年5月15日(土)14:00~14:54

ダイドードリンコスペシャル

柱に集い人は舞う ~川名津柱松神事~

川名津柱松神事

全国有数のミカン産地、八幡浜市・川上地区。
毎年4月。普段は静かな海沿いの町が、その姿を一変させる2日間があります。
「ボーホンエー」の声が響く「川名津柱松神事」は、江戸時代中期、火難を恐れた人々が厄火祓いの行事として始まったと伝えられます。
厄年の男たち、青年団、地域の人々が心ひとつに…。
そして伝統の川名津神楽奉納、未来を担う子供たちへの伝承。
番組では、さまざまな人たちの祭りへの情熱と想いが映し出されます。
山、川、海、そして見上げた空にはご神木がそびえ立つ…
それは、地域の絆を映し出すシンボルのようにも見えます。

祭り紹介

  • 祭り写真館
  • 参加者写真

川名津柱松神事

江戸時代中期より、川名津天満神社に伝承されている厄火ばらいの行事です。 柱松と呼ばれる長さ20m前後の大木を山から切り出し、海水で清めて神社の境内に立てます。夕方から神楽が奉納され、夜半ごろ松明を背にした大鬼が柱松の頂上に登り、お祓いをした後地上に舞い降りて行事は終わります。

開催日
4月第3土・日曜日
場所・アクセス
愛媛県八幡浜市天満神社
・JR八幡浜駅からバス15分
・バス停 川名津から徒歩5分
お問い合わせ
八幡浜市観光協会
0894-22-3111

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

【歴史】江戸時代に火災除けに始まった神事 愛媛県歴史文化博物館 専門学芸員(民俗学)大本敬久さん「厄火ばらいと厄ばらいを祈願する川名津柱松神事は地域の人々にとって大事な祭りです」

シシゾウ:川名津柱松神事はいつごろ始まった祭りですか?

大本:八幡浜市川上町川名津の天満神社で毎年4月第3土曜と日曜に行われるこの祭りは、言い伝えでは寛政6(1794)年に川名津に相次いで大火が起こったときに、火難を恐れた地区の人々が火事が起こらないように祈願する厄火ばらいの行事として柱松神事を始めたのが始まりだと言われています。ちなみにこの祭りは厄火ばらいだけでなく厄年の厄をはらうご利益もあるとされ、42歳の厄年の男性が活躍するのが特徴です。

シシゾウ:「柱松」とはどういうものですか?

大本:太く高い柱を地面に立てて行う火祭りの総称で、全国各地に様々な形態のものが伝わっています。川名津の柱松は正式名称を御柱松登り(おはしらまつのぼり)神事といい、大鬼(ダイバン・鬼役)の男性が松明を背負って柱に登り、厄火ばらいを祈願するという内容で、当地に伝わる神楽の演目のひとつとして神楽の奉納と一緒に行われるのが大きな特色となっています。
柱松に使われる木の柱は長さが12間(約22m)、閏年は13間と決まっていて、毎年、地元の山から地区の青年団と厄年の42歳の男性たちによって伐り出され、海水で清められた後、神社まで運ばれ、藁などで飾りつけられてから神社前の広場に立てられます。柱松の名の通り本来は松を使うのですが、近年はマツクイムシ被害の影響で杉が使われます。
【みどころ】22mの柱上で演じられるハラハラドキドキの舞い

シシゾウ:川名津柱松神事のみどころはどこですか?

大本:最初のみどころは柱松を立てる「松起こし」です。約22mの大柱を四方から男たちが掛け声とともにロープを引っ張って起こしていくのですが、バランスをとりながら垂直に立てていくところは見ものです。
祭り1日目のメインとなる神楽の奉納は柱のそばに建てられたハナヤという建物で行われます。演じられるのは31の演目で、神を招く神請(かみしょうじ)の舞や仮面をつけた舞、両手に盆を持って舞うアクロバティックな舞など内容はバラエティに富んでいて見ごたえがあります。そして、夕方に始まり日付が変わる頃まで続けられる神楽奉納の最後を締めくくるのが、この日のクライマックスとなる御柱松登りです。

シシゾウ:御柱松登りはどのように行われるのですか?

大本:演じるのは大鬼と呼ばれる鬼役の男性です。川名津神楽保存会のメンバーが扮するこの大鬼は約2mの大松明を背負い、柱に取り付けられた梯子を伝って高い柱を登っていきます。てっぺんに着くと大鬼は松明を手にとり、四方にふりかざして川名津に火事が起きないように祈願し、松明を下に投げおろします。続いて、柱松のてっぺんに紐で縛りつけてあるショウジョウ様と呼ばれる赤い着物を着た藁人形を手にとり、松明と同じように四方にふりかざして下に落とします。天満神社の祭神、菅原道真に見立てられたこの人形は、玄関先に飾っておくと病気をしないという言い伝えがあり、欲しい人たちの間でちょっとした争奪戦が起きます。全ての神事を終えると大鬼は降りてくるのですが、梯子は使わず、柱の頂上から地面に向かって東西南北に張られた4本の綱のうち、東の綱を伝って降りてきます。それも普通に手足を使って伝ってくるのではなく、折り曲げた膝を綱にひっかけて両手を放し、逆さになったまま綱を伝い降りてきます。大鬼が柱に登ってから降りてくるまでの約15分間、アクロバティックな所作を見物人たちは固唾をのんで見守ります。
【注目ポイント】厄をはらう牛鬼が大暴れ

大本:1日目の御柱松登りばかりがクローズアップされることが多いのですが、2日目に行われる神輿のお練りも重要な神事です。神輿と一緒に、顔が鬼で体が牛の姿をしている愛媛県南部に伝わる厄ばらいの造り物の牛鬼(うしおに)や東北地方の鹿(しし)踊りをルーツとする五つ鹿(いつしか)踊り、唐獅子(からじし)と呼ばれる獅子舞も町内を回ります。
1日中練り歩いた神輿ら一行が夕方になって神社に戻ってきたときに大きな見せ場があります。宮入りしようとする神輿を暴れて妨害しようとする牛鬼と、それを抑えようとする榊台(さかきだい)の対決です。榊台というのは厄年の男たちが担ぐ榊の木を1本立てたかき棒付きの台で、神輿のお練りで先導役を務めます。青年団が担ぐ牛鬼が暴れ回るのを榊台は鎮めようとして、柱松の周りをグルグル回りながら土ぼこりが舞うくらい激しくぶつかり合います。この牛鬼と榊台の鉢合わせは迫力満点です。神輿はというと、牛鬼と榊台が対決している間に宮入りし、神輿から御霊(みたま)が遷(うつ)されます。そこで神事は完了ということになりますが、立てた柱を倒すという最後の見せ場が残っています。柱の立つ広場が狭いために人家と人家のわずかな隙間に柱が倒れるようにするのですが、倒す角度が少しでもずれると民家を直撃してしまうため、慎重に柱を支える4本の綱を調節し、角度を決めると一気に倒します。地響きを立てて柱が倒れると祭りは本当に終わりです。ちなみに祭りに使われた柱を家の梁に使うと火事にならないという言い伝えがあり、松を使っていた時代は希望者の間で競りが行われていたということです。
【ふるさと自慢】美味なみかんと美しい夕日を堪能してください

シシゾウ:八幡浜市川上町で大本さんのおすすめの特産物や観光スポットを教えてください。

大本:川上町はみかんの町です。住民の大半はみかん農家で、特産の川上みかんを作っています。瀬戸内海を望む山の斜面の段々畑で太陽の光をふんだんに浴びて育ったみかんはとても美味で、平成8年には天皇杯を受賞しています。川名津柱松神事の時期には温州みかんのシーズンが終わっていますが、デコポンや清見(きよみ)も美味しいのでご賞味いただきたいと思います。
川上町は夕日の美しいことも自慢です。太陽がちょうど西の海に沈んでいくところは、海辺から見ても山の上から見ても最高にロマンチックな眺めだと思います。
【メッセージ】祭りを通して地域共同体の絆を感じてください

大本:川名津柱松神事はほとんど観光化されておらず、昔ながらの村祭りの雰囲気を色濃く残しているところが最大の魅力です。地域の人はこの祭りをとても大切にしていて、町外に暮らしていても祭りに合わせて帰省して、厄年の厄落としをするという人が大勢います。祭りの継承にも熱心で、地元の川上小学校では総合的な学習の時間で神楽学習をしています。祭りの中心になるのは青年団や42歳の厄年の人間ですが、神楽の舞いで参加する子どもから高齢者まであらゆる世代の人たちが祭りに関わっているので、見に来られたら松登りや神楽を楽しんでいただくだけでなく、人が地域の中で成長していく姿や地域の結束力の強さなど地域共同体の良いところを感じ取っていただきたいですね。
参加者写真
祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真
  • 日本の祭り 名産品
  • 祭り写真館
  • 祭りカレンダー
  • ワンクリックアンケート
  • 祭り広場
  • 吉村作治先生の祭り考察
  • ダイドードリンコ日本の祭りCM
  • みんなの祭り情報局
  • DyDo online shop
  • 日本の祭りボード 日本の祭りに関する発言はこちらへ!

日本の祭りポスターをプリントしよう!

ダイドードリンコは「NPO(特定非営利活動法人)日本の祭りネットワーク」に加盟しています。