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御神幸祭(裸坊祭)

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:山口放送 KRY
放送
:2010年12月11日(土)13:00~13:55

ダイドードリンコスペシャル

裸坊 -男たちがつなぐ伝統の荒祭り-

御神幸祭(裸坊祭)

日本三天神のひとつ、防府天満宮に伝わる「御神幸祭 (通称 「裸坊祭」)」は、西日本屈指の荒祭り。
「兄弟ワッショイ、兄弟ワッショイ」…その掛け声を合図に、祭りはクライマックスへ。
午後6時、白装束を身にまとった5,000人を超える裸坊たちが、菅原道真公の御霊を移した御網代輿を、天満宮拝殿から一気に担ぎだそうとするのだが・・・御網代輿の重さは、およそ500キロ。そう簡単に運べるものではない。しかも、拝殿を出て、楼門を抜けた先には、57段もの大石段が待ちうけている。荒祭りならではの迫力と、その伝統をつなぐ男たちの姿に密着する。

祭り紹介

  • 祭り写真館
  • 参加者写真

御神幸祭(裸坊祭)

西日本屈指の荒祭りは、日本三天神のひとつ防府天満宮で行われます。この祭りは、寛弘元年(1004)道真公の御霊慰めのため勅使がこの地に差し向けられてより常典となりました。寒空の下、ご神体を奉じた御網代輿を白装束の裸坊数千人が「兄弟ワッショイ」の掛声も勇ましく、菅公着船の地とされる御旅所まで練り歩く長蛇の列はまさに壮観です。

開催日
11月第4土曜日
場所・アクセス
山口県防府市防府天満宮
・JR山陽本線防府駅より徒歩約20分
・山陽自動車道防府東インター下車約15分
・山陽自動車道防府西インター下車約15分
お問い合わせ
防府天満宮
0835-23-7700

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

【歴史】1007回目を迎える天神さんゆかりの伝統の祭り 防府天満宮 宮司 鈴木宏明さん「防府天満宮で一番大きな祭礼です。地元では、この御神幸祭が終わると本格的な冬がやってくると言われています。」

シシゾウ:御神幸祭はいつごろ始まったのですか?

鈴木:防府天満宮は、学問の神様として厚く信仰され、天神さんの名でも親しまれている菅原道真公を日本で最初にお祀りしました。寛弘(かんこう)元年(1004)の旧暦10月15日に、一条天皇が京都で菅原道真公を祀る、北野天満宮に初めて参拝されました。それを記念して防府天満宮に天皇の使者が使わされ、道真公のお御霊(みたま)をお慰めする祭りを行いました。これが御神幸祭の起源です。 以降この祭りは、菅原道真公が京都から太宰府へ下る途中、防府に立ち寄られた際に当地の役人や地元の人々がお迎えしたという故事と習合し伝えられるもので、道真公が乗った船が着いた勝間の浦(かつまのうら)にお御霊をお運びします。神様が年に一度お宮を離れ、ご旅行をされるという祭りの趣旨から御神幸祭と呼ばれますが、祭りの奉仕者の通称から裸坊祭(はだかぼうまつり)の呼び名でも親しまれています。

シシゾウ:なぜ御神幸祭の奉仕者を裸坊というのですか??

鈴木:裸坊は、御神幸祭で神様のお御霊を移した御網代輿(おあじろこし)や、神輿を担ぎます。祭りが始まった当初、限られた家柄や役職の者しかこの祭りに奉仕できませんでしたが、江戸時代後期に天神信仰が高まると、氏子たちも祭りに参加したいという声が高くなりました。そこで身が清浄であることを証明すれば参加を許すということになり、祭りに参加したい人々は、防府天満宮の近くを流れる佐波川(さばがわ)で水を浴びて身を清め、裸にわずかなさらしを付けて祭りに奉仕しました。それでいつの頃からか、祭りに参加する人々は裸坊と呼ばれるようになりました。なお、現在は裸ではなく、上下とも白装束を着ける形に変わっています。参加者は自治会や子供会、企業などの団体を中心に毎年約5000名を数え、以前は防府近郊だけでなく山陽や山陰、四国、九州からも集まっていました。
【みどころ】5000人の裸坊たちが御網代輿をめがけてまっしぐら

シシゾウ:御神幸祭のみどころはどこですか?

鈴木:道真公のお御霊を移した御網代輿と、道真公と一緒に祀られている天穂日命(あめのほひのみこと)、武夷鳥命(たけひなどりのみこと)、野見宿禰(のみのすくね)のお御霊を移した神輿2基が、勝間の浦に置かれた御旅所まで御神幸されます。そのときの出発の様子がこの祭り最大のみどころです。 御神幸のスタートは夕方6時です。熱気立つ裸坊たちが待ち構える中、花火を合図に拝殿の門が開くと、それまでの殿内の静寂は破られ、喚声とともに拝殿の中に裸坊たちが一気になだれ込み、神輿2基が担ぎ出されます。さらに御網代輿も引き出され、「兄弟ワッショイ」の掛け声とともに楼門を抜けた先にある57段の大石段を豪快に滑り降ろされます。

シシゾウ:道真公の御神幸はなぜ普通の神輿ではなく、御網代輿で行われるのですか?

鈴木:御網代輿とは、薄く削った竹を編んだ輿(こし)です。道真公は亡くなられたとき、なきがらは牛車で運ばれました。御網代輿は、その牛車をなぞらえたものではないかと言われています。 御神幸祭の御網代輿は、触れると諸願が叶うと言い伝えられています。そのため、裸坊たちは拝殿から御網代輿が出てくると、なんとか触れたいという思いで御網代輿に殺到します。約500kgの御網代輿が石段を滑り降ろされるだけでも荒々しいのに、そこに大の大人たちが我先にと群がるので、男たちの喚声が飛び交い騒然とします。その光景は荒祭りの名にふさわしい迫力で圧巻です。

シシゾウ:御神幸はどのように行われるのですか?

鈴木:御網代輿は、石段の下に着くと車輪の付いた台車に乗せられます。そして、牛(今は裸坊)に曳かれて神輿2基とともに行列を組んで御神幸します。一行が勝間の浦の御旅所に到着すると、御霊慰めの祭典の後、道真公が勝間の浦にたどりついたときに漁師が甘酒でもてなした、という故事にちなんで甘酒による接待が行われます。その後、神輿と御網代輿は神社にお帰りになります。御網代輿は行きに滑り降ろされた石段を、今度は台車ごと一気に引き上げられます。ここも迫力があり、みどころです。御神幸が終わると、御網代輿は境内の回廊に安置されます。この御網代輿に触れて道真公のご加護を得ようということで、その晩はもちろん翌日にも大勢の方が参拝に来られます。
【注目ポイント】華やかで粋な神輿振りの天神おんな神輿 鈴木:御神幸祭は荒祭りということで、長い歴史の中で女性が祭りに関わることはほとんどありませんでしたが、女性たちの間から自分たちも祭りに参加したいという声が上がるようになりました。そこで昭和62年から始まったのが「天神おんな神輿」です。近年、全国各地で女性の担ぐ神輿が増えていますが、おそらくその先駆けとなる存在ではないかと思います。 御神幸祭当日の昼過ぎ、一般公募で集まった約180名の女性たちが、地元の小学生で結成された天神囃子隊のお囃子にのって、2基の神輿を担いで防府の目抜き通りを練り歩きます。神輿と半纏(はんてん)は、神輿の本場・東京浅草仕込みで、夜の荒々しい男祭りと対照的に華やかで粋な神輿振りを披露します。近頃は、天神おんな神輿の威勢の良さは、男性を上回りそうな勢いです(笑)。

シシゾウ:御神幸祭は祭り当日以外にも関連の行事が多いそうですね。

鈴木:御神幸祭の約3ヵ月前から、祭りがつつがなく行われるように祈願する神事がいろいろ行なわれます。これらの神事は、大行司(だいぎょうじ)家と呼ばれる藤井家、小行司(こぎょうじ)家と呼ばれる清水家という一族が中心になって行われます。伝承によると、道真公が勝間の浦に着いたときに出迎えた役人の末裔が両家だということです。 一連の神事のうち、どれかを見物されたいということであれば、10月の第2日曜に行なわれる花神子社参式(はなみこしゃさんしき)がおすすめです。大行司役と小行司役が一夜づくりの御酒を女児の花神子(はなみこ)に持たせて奉納させ、御神幸祭の無事の斎行を祈願するもので、王朝絵巻を彷彿させる約500名の絢爛豪華な時代行列が防府の街中を粛々と練り歩きます。
【ふるさと自慢】周防国の中心として栄えた古色豊かな歴史都市

シシゾウ:防府市で鈴木さんのおすすめの観光スポットや特産物を教えてください。

鈴木:防府は、周防国(すおうのくに)(現在の山口県東南部)の中心都市で、奈良時代から平安時代にかけて地方政治の拠点となる役所の国衙(こくが)が置かれていました。そのため、歴史遺産が豊富です。国衙のそばに建立された官寺・周防国分寺(すおうこくぶんじ)も創建当時の姿のまま残っています。全国各地に建てられた国分寺の中で当時の建物が現存しているのは、ここ周防国分寺だけだと言われています。防府は長州藩主の毛利家にもゆかりの深い地で、国指定名勝の毛利氏庭園や毛利氏博物館があります。東大寺再建に尽力した僧侶・俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)が建立した東大寺別院の阿弥陀寺(あみだじ)は、西日本有数のあじさい寺としても知られています。全国の天満宮の中で最も早く創建された防府天満宮とともに、これらの史跡名勝をお訪ねいただければと思います。 瀬戸内海に面している防府は、海の幸に恵まれています。瀬戸内海のフグは有名ですが、最近新しい名物として天神鱧(てんじんはも)の名で知られるハモが脚光を浴びています。ハモは京料理のイメージが強いのですが、防府は古くからハモ漁が盛んで、水揚げ量は全国でもトップクラスです。防府市内の飲食店では、ハモのフルコースやハモしゃぶなど多彩なハモ料理を味わっていただけます。防府にお越しになられたら夏はハモ、冬はフグをぜひご賞味ください。
【メッセージ】天満宮ご参拝の折には「うめてらす」にもお立ち寄りください 鈴木:4月に防府天満宮の表参道に、防府市まちの駅「うめてらす」がオープンします。観光案内所に飲食や物販、展示コーナーなども付設する観光交流・回遊拠点施設です。防府は観光地としての知名度はあまり高くはありませんが、歴史があり、知れば知るほど奥深い魅力を備えていますので、防府天満宮にお越しの際には、うめてらすに立ち寄られて防府の街歩きの情報を入手してください。古刹を訪ね、防府天満宮の門前町として栄えた宮市(みやいち)など古い面影を残す街並みを散策すれば、歴史の息吹に触れる豊かな時間をお過ごしいただけることと思います。
参加者写真
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