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藤枝大祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:静岡放送 SBS
放送
:2010年10月31日(日)16:00~16:54

ダイドードリンコスペシャル

"日本一"の誇りを胸に ~藤枝大祭りの長唄・地踊り~

藤枝大祭り

サッカーの街として知られる静岡県藤枝市。
この街で3年に一度、町をあげての藤枝大祭りが盛大に行われる。この祭りの為に、東京から約100名の長唄の師匠が集結し、威勢の良い男衆が曳き回す14地区の屋台に乗り込む。屋台の前では、「地踊り」が披露される。総勢100人以上で踊る姿は粋で美しく圧巻である。演目は各地区で異なり、大通りではその技を競う。長唄・三味線・お囃子方に合わせての地踊りとしては日本一の規模を誇る藤枝大祭り。番組は本番までの2ヶ月間を密着取材。そこには「地踊り」の継承に打ち込む師匠と弟子、勇壮な屋台曳き回しに賭ける親子の絆があった。「"日本一"の誇りを胸に・・・」 東海道藤枝宿に残る江戸文化漂う祭りの姿を伝える。

祭り紹介

  • 祭り写真館
  • 参加者写真

藤枝大祭り

3年に一度開催される藤枝大祭りは、14町全ての屋台が長唄・三味線・囃子方の演奏で地踊りを披露します。その質・量ともに日本一の長唄・地踊りです。女性の優雅な地踊りと、力強い男衆による屋台の曳き廻しが見所で、屋台の引き違いや、狭い場所でも太く長い梃子棒を微妙に操作し、大きな屋台を回転させる様子は圧巻です。

開催日
10月の第1土・日曜日 ※3年に一度
場所・アクセス
静岡県藤枝市飽波神社周辺
・静岡駅より約20分、藤枝駅下車 バスに乗り換え約15分
・掛川駅より約26分、藤枝駅下車 バスに乗り換え約15分
・焼津ICより約10分
・吉田ICより約25分
お問い合わせ
藤枝市観光協会
054-645-2500

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

【歴史】江戸文化の粋を伝える日本一の長唄地踊り 藤枝大祭連合会 相談役 渡邉哲朗さん「前夜祭として、藤枝大祭りに参加される長唄・地方の師匠方が出演する「長唄と地踊りの宴」が開催されます。今回で3回目になるこのイベントも本番と併せてぜひご覧ください」

シシゾウ:藤枝大祭りはいつごろ始まったのですか?

渡邉:記録によると江戸時代から行われていて、現存する記録でたどれる最も古い記録は万延元年(1860)となっています。現在、この祭りは飽波(あくなみ)神社の祭礼になっていますが、当初は東海道の宿場町・藤枝宿(ふじえだじゅく)として栄えた藤枝地区で一番社格が高く、藤枝周辺を治める田中藩の崇敬も厚かった青山八幡宮の祭りとして行われていました。この頃から神社の神輿のお渡りに藤枝宿から出された屋台がつき従うという様式だったようです。それが明治維新で田中藩が解体になり、明治22年に市町村制が施行されるのに伴い、藤枝宿のちょうど真ん中に位置する飽波神社が旧藤枝町の郷社に定められたことから、飽波神社の祭礼として行われるようになりました。
この祭りは3年に一度行われ、2010年の今年は祭りのある年になります。

シシゾウ:藤枝大祭りが「長唄地踊りの日本一」と言われるのはなぜですか?

渡邉:この祭りには藤枝市内の14町が参加し、各町から出される屋台14台が神輿のお供として町を曳き回されます。それぞれの屋台には長唄師匠と伴奏者が乗り込み、屋台の曳き綱を曳く曳き手は生演奏に合わせて地踊りを披露します。地踊りというのは藤枝独特の呼び方で、路上で踊る踊りを指します。 私たち藤枝の人間は長唄地踊りを奉納する自分たちの祭りが特別なものだとは全く思っていませんでした。しかし、よその地域の方から藤枝大祭りのような祭りは、他に見たことがないと言っていただくことが多かったことから、平成15年に長唄地踊りの祭りについて全国調査を行いました。調査前は、歌舞伎の伴奏音楽として発展した長唄は江戸の文化なので、東京周辺には似た祭りがたくさんあるのではないかと予想していました。しかし、調査で分かったのは明治維新後に各地の長唄地踊りが諸々の理由で廃れていき、祭りの伝統を伝えているのは私たちの町と藤枝のお隣の島田市と掛川市の3つしかないことが分かりました。その中で、藤枝の祭りは、クラシック音楽でフルオーケストラに相当する長唄の師匠、三味線方、笛と鼓の囃子方が10人、屋台に乗り込んで生演奏をするところ、屋台の曳き手の青年衆が100人規模で地踊りを踊るところ、全町を合わせて25曲の長唄が伝承されているところなど、あらゆる面において質と規模が群を抜いています。それが長唄地踊り日本一と言われる所以(ゆえん)です。

シシゾウ:なぜ藤枝で長唄地踊りがそこまで盛んになったのですか?

渡邉:明治39年(1906)の祭りに、藤枝の左車(さぐるま)区出身の長唄家元6世芳村伊十郎(よしむらいじゅうろう)氏という方を迎えたことがひとつのきっかけとなったようです。芳村伊十郎氏は当時の長唄界の第一人者で、今で言うと北島三郎さんのような人気歌手です。東京で活躍している地元出身の名士が祭りに出演したことに触発されて、長唄の生演奏による地踊りという形式が藤枝に定着していったのではないかと思います。
【みどころ】屋台の生演奏に合わせて100余名が粋に舞う

シシゾウ:藤枝大祭りのみどころはどこですか?

渡邉:日本一の長唄地踊りの祭りですので、屋台で演奏される生の長唄と屋台の曳き手の青年たちの地踊りにご注目ください。きっと藤枝に息づいている江戸文化を感じていただけることと思います。 屋台で演奏するのは皆、プロフェッショナルです。戦前までは地元の芸者さんが主に演奏を担当していたのですが、戦後は芸事をする人が減ってしまったため、東京から長唄のお師匠さんや三味線、お囃子のプロを招いています。演奏者の方々は祭りの3日間、朝8時から夜9時まで演奏をし続けます。10人がなんとか座れるくらいの狭い屋台の中でずっと演奏をするのはかなりハードと言えます。 地踊りを踊るのは屋台の曳き手で、中心になるのは地区の若い男女です。1台の屋台に少ない町で30人、多い町で100人ほどがついて踊ります。地面の上で踊る地踊りが藤枝大祭りの特色ですが、左車区と下伝馬(しもでんま)区だけに少女が屋台の上で踊る上踊り(うわおどり)の伝統が残っています。

シシゾウ:長唄や地踊りはどの地区も共通ですか?

渡邉:各地区はそれぞれに持ち曲が平均5~6曲あり、その中で十八番(おはこ)とする曲を持っています。多くは長唄ですが『深川』のような俗曲や子供が踊る曲も含まれています。 踊りは地区によって日本舞踊の流派が異なります。同じ曲でも指導を受けている師匠が違えば踊りの振り付けが若干異なってきます。踊りに詳しい方はそれぞれの振り付けの違いが分かってより面白くご覧いただけるのではないかと思います。 どこの地区の長唄地踊りもみごたえがありますが、ぜひご覧いただきたいのは藤枝に日本一の長唄地踊りの伝統を築いた六世芳村伊十郎氏を輩出した左車区で、現在は八代目芳村伊十郎氏が屋台に乗り込まれます。同氏が演じられる『越後獅子』は絶品です。
【注目ポイント】砲丸を使って屋台を180度ターン!

シシゾウ:屋台の曳き回しはどういったスケジュールで行われるのですか?

渡邉:祭り初日には屋台は自分の地区だけを回ります。曳き回しながら通りの適当なところに屋台を停めては1曲披露し、約50mある屋台の曳き綱の範囲の家へご祝儀をいただきに上がります。2日目と3日目は自分たちの地区外を回って1日目同様、踊りを各所で披露します。屋台の運行スケジュールとコースは基本的に各町で決めますが、祭りの3日間のうち、1回は必ず飽波神社で奉納踊りを行います。ですから飽波神社で待っていれば確実に奉納踊りを見ることができます。ただ、神社の場合は、屋台のスケジュールの関係で奉納踊りの間隔が空く場合があります。そこで待ち時間がなく集中して踊りを見たいという方には、最終日の3日目に行われる千歳区の大祭連合会本部前の競演がおすすめです。例年、夕方4時から夜9時にかけて各地区が順番に20分の持ち時間で長唄を含めた2曲の地踊りを披露します。

シシゾウ:曳き回しで特に注目するポイントはありますか?

渡邉:飽波神社の奉納踊りの際の屋台の出入りはちょっとした見物です。屋台は境内に入るために神社の大鳥居をくぐり抜けるのですが、屋台の高さが鳥居すれすれなので見ていてとてもスリルがあります。踊りを奉納後、境内から出て行くために屋台を180度方向転換させるところにも注目です。藤枝の屋台は方向転換をするとき、梃子棒(てこぼう)と呼ばれる長さ5~6m、直径約20cmの丸太棒を屋台の前面に装着して、曳き手が10人くらいその棒に取り付いて左右に振ったり、回転させたりするのがひとつの大きな特徴です。しかし、飽波神社の境内は狭いので、長い梃子棒をつけるとうまく操作ができません。そこで、梃子棒を取り去り、ジャッキで屋台を持ち上げ、陸上競技で使う砲丸を屋台の底の中央部分にあてがいます。そうして砲丸に重量をかけて屋台を浮かした状態でぐるりと回転させます。しかもそれを屋台に演奏者を乗せたままで行います。ここは屋台を動かす者の腕のみせどころで、ひとつの大きな見せ場です。飽波神社以外の場所でも狭い場所での方向転換に砲丸は大いに活躍します。
【ふるさと自慢】藤枝市民憩いの場、蓮華寺池公園でほっこり

シシゾウ:藤枝市で渡邉さんのおすすめの観光スポットや特産物を教えてください。

渡邉:屋台の運行エリアから徒歩で10分ほどのところにある蓮華寺池(れんげじいけ)公園は、花と水と鳥をテーマにした総合公園で、季節の花をはじめ四季折々の美しい景観が楽しめます。公園内には藤枝市文学館を併設した藤枝市郷土博物館があり、祭りの開催に合わせて藤枝大祭りの企画展が行われる予定です。 藤枝はお茶とサッカーの町としても有名です。特産の藤枝茶や、サッカーにちなんだ「サッカーエース最中」などお土産にいかがでしょうか。
【メッセージ】稀少な絶滅危惧種として保護育成していきます

渡邉:藤枝大祭りが日本一の長唄地踊りの祭りであることが明らかになったのは数年前のことで、それ以前は藤枝の人間は自分たちの祭りはごく平凡なものだとずっと思っていました。その価値を知らないにも関わらず、よくぞ続いてきたものだと思います(笑)。最近になって少しずつ市民の間にこの祭りの素晴らしさが浸透してきていますが、まだまだこの祭りの意義をご存じない方が大勢いらっしゃいます。この先、長唄地踊りの祭りとして私たちの祭りが稀少な存在であるということを市民に啓発していくとともに、祭りの絶滅危惧種と位置づけて大切に保護育成し、名実ともに日本一の長唄地踊りの祭礼になるように磨きをかけていきたいと思います。
参加者写真
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