トップページ
 > これまで応援した祭り > 2010年 あばれ祭

これまで応援した祭り トップへもどる

あばれ祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:北陸放送 MRO
放送
:2010年7月25日(日)13:00~13:55

ダイドードリンコスペシャル

あばれ神輿への想い ~能登の男が輝く瞬間(とき)~

あばれ祭

石川県能登半島に本格的な夏の訪れを告げる能登町宇出津の「あばれ祭」は、約350年の歴史があります。能登でも最も勇壮なこの祭りでは、高さ7m、40本以上のキリコが港町を練り歩き、2基の神輿を海や川、火の中に投げ込んで暴れます。暴れれば暴れるほど神様が喜ぶとされる「あばれ神輿」。神聖なこの神輿を担げるのは、1基につき30名の選ばれた者のみです。町全体の弥栄(いやさか=繁栄の意)を祈願して担ぐ責任、伝統の重みをその肩に受け、「あばれ神輿」を担ぐ男たちは水の中、炎の中を、熱く、激しく暴れます。20年以上に渡って、激しい「あばれ」に耐えうる神輿を毎年作り続ける職人、宇出津の男たちの憧れである担ぎ手の責任者、次代を背負う若き担ぎ手、「あばれ神輿」にまつわる男たちの熱い想いを追いかけます。

祭り紹介

  • 祭り写真館
  • 参加者写真

あばれ祭

高さ7m、40数本の奉燈(キリコ)が町を練り歩き、二基の神輿を海や川、火に投げ込む勇壮な祭りです。1日目は宇出津港の波止場に奉灯が勢揃いし、松明の周りを乱舞します。2日目は入り宮までの道中で、神輿を道路や川に落としたり、神社前の置き松明の中に何度も投じたりと、神輿がボロボロに壊れるほど暴れつくします。

開催日
7月第1金・土曜日
場所・アクセス
石川県能登町宇出津地区全域
・JR/のと鉄道 穴水駅より路線バスで約50分
・能登有料道路 穴水ICより珠洲道路で30分
お問い合わせ
能登町ふるさと振興課
0768-62-8532

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

【歴史】神様を喜ばせるため大暴れ 能登町ふるさと振興課 小路芳宏さん「キリコも暴れ神輿も町の繁栄を祈願して担がれるものです。見た目の派手さなどでは観光客の方に物足りなく感じられるかもしれませんが、多くの方にぜひご覧いただきたいと思います」

シシゾウ:あばれ祭はいつごろ始まった祭りですか?

小路:今から350年前の寛文年間(1661~1672)、能登町宇出津(うしつ)地区に「泥棒風」と呼ばれる疫病がはやり、死者が多数出ました。それで、宇出津の住民が京都の八坂神社から御祭神の牛頭天王(ごずてんのう)を迎え奉ったところ、たちまち疫病が止んだので、喜んだ宇出津の人々が奉燈を担いで、牛頭天王を奉った八坂神社へ詣でたのがこの祭りの発祥とされています。ここからは私個人の意見ですが、疫病がはやったのは梅雨の頃で、京都から牛頭天王を迎えた後、梅雨が明けて天候が良くなったので病気が快復したということもあるかもしれませんね。

シシゾウ:なぜ、あばれ祭という名前が付いたのですか?

小路:祭りに出動する神輿の担ぎ手たちが、盛大に手荒く神輿を扱うからです。なぜ暴れるかと言えば、八坂神社の御祭神の牛頭天王は荒々しいことを好むとされるからで、暴れれば暴れるほど、神様が喜ぶと言われています。ちなみにあばれ祭という名前になったのは40年ほど前からで、それ以前は町がますます栄えるようにと弥栄(いやさか)を祈願することから、いやさか祭りと呼ばれていました。
【みどころ】華麗なキリコと勇壮な神輿が祭りの華

シシゾウ:あばれ祭のみどころはどこですか?

小路:この祭りのみどころは、キリコと暴れ神輿です。キリコは切子燈篭(きりことうろう)を縮めた呼び名で、能登地方に伝わる巨大な行燈です。全長が7mと大型で、太鼓や鉦、横笛が奏でるお囃子に合わせて神輿のように40~50名で担ぎます。キリコの最大の見せ場は1日目の夜、能登町役場前で繰り広げられるキリコの乱舞です。庁舎前の広場に高さ8mの大松明が焚かれ、そこに灯りの入った宇出津各町のキリコが順番に入ってきて、松明の炎にギリギリまで近付いて火の粉を浴びながら勇壮にグルグル何周もします。
大松明は8本あって、まず1本に点火し、半分ほど燃えたら次の松明に火を付けるという形で順番に点火していき、1本の松明に5、6本のキリコが取り付きます。乱舞は夜9時頃から深夜にかけて行われます。キリコはある程度回ったらそれぞれの町内に戻ることになっていますが、最後の松明に火が付く頃には、広場はキリコと担ぎ手たちで埋め尽くされて壮観です。

シシゾウ:どのくらいの数のキリコが出るのですか?

小路:宇出津地区に約40ある町からそれぞれ奉納されるという形で、毎年40数本が登場します。このキリコですが、本来は神輿の足元を照らす行燈だったのが次第に大きくなっていったということで、戦前までは今の倍以上の14~15mくらいの高さがあったと言います。しかし、電線の普及や市街化が進んだ関係で現在の大きさまでコンパクトになりました。キリコの形は各町でほぼ共通しています。一番上には町の紋が入った赤い天幕が張られ、白木造りの中幅(ナカフク)と呼ばれる胴体部分には、浮き文字で漢字三文字の祈願の言葉が書かれています。

シシゾウ:2日目の暴れ神輿はどのように行われるのですか?

小路:あばれ祭には4基の神輿が出動しますが、暴れるのは氏子地区にある酒垂(さかたる)神社と白山(はくさん)神社の2基の神輿で、担ぎ手たちは神輿を通りに激しく打ち付けたり、川や焚き火の中に放り込んだりしながら「チョーサ、チョーサ」の掛け声も勇ましく八坂神社を目指します。
神輿は昼間から各町内を練って、海の中に投げ込まれたりして手荒く扱われますが、本当の暴れ神輿は夜の8時から行われます。暴れ神輿を担ぐのは1基につき30名と決まっています。町全体の弥栄を祈願して担ぐため責任は重大ですので、担げるのは各神輿の責任者に選ばれた人だけです。暴れ神輿が始まる1時間ほど前に、神輿を担ぎたい人は責任者のところに行き、担ぎ手に選ばれると黄色いたすきを与えられます。このたすきを付けていないと神輿に触れることも許されません。私は毎年、神輿を担がせてもらっていますが、少しでも気を抜くと怪我をしてしまうので担いでいる間は常に緊張していますね。

シシゾウ:暴れ神輿のクライマックスはどこですか?

小路:2基の神輿はキリコを伴って、時間差で同じコースをとるのですが、一番の見せ場となるのは梶川(かじかわ)に架かる梶川橋の上から神輿を川に投げ入れるところです。神輿に続いて担ぎ手も川に飛び込んで川の中で神輿を転がしたりしながら上流にある八坂神社を目指します。川の中、全力で暴れ回るので、川から上がるときには担ぎ手は皆、疲労で足が痙攣しそうになっています。最後の八坂神社前も見せ場です。8mの大松明が焚かれているのですが、その松明に神輿を激しく打ち付けます。松明の火の粉を全て落とさないと拝殿には上がれない決まりになっているので、神輿は何度も燃え盛る火の中に投じられます。そうやって3時間近く暴れ回った神輿が拝殿に奉納される頃にはすっかり夜も更けています。

シシゾウ:そこまで手荒く扱って神輿は壊れないのですか?

小路:神輿を作った大工さんの腕が良く、非常に頑丈に作られているので、相当手荒に扱ってもなかなか全壊とまではいきません。とはいっても祭りが終わると神輿は大修理しますし、大体4、5年で新調することになります。
【注目ポイント】昼と夜の雰囲気の違いにも注目

小路:庁舎前の広場で大松明の火の粉を浴びて乱舞するキリコも華やかでいいのですが、キリコが宇出津の街中を練るところもぜひご覧いただきたいと思います。宇出津地区は街並みが入り組んでいて細い小路がいくつもあり、そういう狭い通りをキリコが練って建物の壁にすりつけんばかりにして通り抜けていくところは、ひとつのみものではないかと思います。
この祭りはメインの行事が夜に行われるのですが、昼の行事もぜひご覧いただきたいと思います。夜の祭りが炎に象徴される激しい祭りとするならば、昼にキリコが勢ぞろいして並んだところは静かな祭りと言うにふさわしく、夜と昼の動と静の対比もみどころだと思います。キリコが集結する場所は1日目の昼は白山神社寄りの棚木(たなぎ)、2日目は酒垂神社側の通りです。キリコが一斉に並んだところは非常に見事です。
【ふるさと自慢】リアス式海岸の美しい町です

シシゾウ:能登町で小路さんのおすすめの観光スポットや特産物を教えてください。

小路:宇出津から車で15分くらいのところにある恋路(こいじ)海岸は、悲恋伝説のある美しい海岸で、昨年の能登町のイメージポスターにも採用されました。日本百景のひとつに数えられる九十九(つくも)湾はリアス式の入江で、約45分かけて遊覧船で一周するクルーズがあります。海上から変化に富んだ海岸線の眺めが楽しめるほか、遊覧船の船底がガラス張りになっていて、きれいな海中が見られます。また、魚の餌づけもあります。
ちょうど祭りの頃には特産のブルーベリーが収穫期を迎えます。ブルーベリーの摘み取り園も開園するので、摘み立てのフレッシュなブルーベリーを味わってみてはいかがでしょうか。ブルーベリーのワインや手づくりジャムはお土産にぴったりです。
【メッセージ】汚れてもかまわない服装で見に来てください 小路:観光で来られる方には誠に申し訳ないのですが、あばれ祭は見る祭りではなくて行う祭りです。キリコにしても神輿にしても荒々しいという意味では、観光客の皆さんに優しい祭りとは言えないかもしれません。それでも能登町をあげて皆様をお迎えする気持ちでいますので、石川県の無形民俗文化財のあばれ祭をぜひ見に来ていただきたいと思います。なお、この祭りは火の粉や灰、水が飛び散りますので汚れてもいいような格好でいらしてください。
参加者写真
祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真祭り参加者写真
  • 日本の祭り 名産品
  • 祭り写真館
  • 祭りカレンダー
  • ワンクリックアンケート
  • 祭り広場
  • 吉村作治先生の祭り考察
  • ダイドードリンコ日本の祭りCM
  • みんなの祭り情報局
  • DyDo online shop
  • 日本の祭りボード 日本の祭りに関する発言はこちらへ!

日本の祭りポスターをプリントしよう!

ダイドードリンコは「NPO(特定非営利活動法人)日本の祭りネットワーク」に加盟しています。