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津山まつり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:山陽放送 RSK
放送
:2009年11月15日(日)14:00~14:54

ダイドードリンコスペシャル

四百年の歴史(とき) を守る男達 ~津山まつり~

津山まつり

岡山県北部の城下町・津山市に続く『津山まつり』。 その歴史は400年にも及ぶ。津山城下に広がる50を越えるそれぞれの町が、自慢のだんじりを繰り出す。古いものでは190年前に作られた数々のだんじりの姿は、津山の長い歴史と文化を感じさせる。しかし、時代の流れが、ここにも否応無しに押し寄せ始めている。若者の流出…津山市でも続く人口の減少。それぞれの町の誇るだんじりも、引き手がいなければ動かない。今年、津山市は一つの決断をした。『引き手を町外から募集する…』「我が町の誇りを他人の手にゆだねるのか?」「祭りを守るために、新しい血が必要だ!」祭りの伝統と歴史を守りたい男達。そして、祭りそのものを守りたい男達。祭りを愛するがこそ、対立する男達。それぞれの熱い想いが、今一つに紡ぎ上げられてゆく。

祭り紹介

  • 祭り写真館

津山まつり

津山まつりは、津山市内の主要3神社の秋祭りの総称で、城下町の風情ある街並みを文化財指定のだんじりや大神輿が練り歩く祭りです。3神社のひとつ、徳守(とくもり)神社の秋祭りに、だんじりで参加する安岡町町内会だんじり総指揮の津嶋伯則さんに津山まつりの見どころをお聞きしました。

開催日
10月第3、第4日曜日
場所・アクセス
岡山県津山市大隅神社、徳守神社、高野神社、市街地
・津山線快速列車で JR岡山駅からJR津山駅まで1時間5分
お問い合わせ
津山商工会議所
0868-22-3141

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

3つの祭りが津山の秋を彩る!

シシゾウ:津山まつりはどのような祭りですか?

津嶋:津山まつりというのはひとつの祭りの名称ではなく、津山市街の東部にある大隅(おおすみ)神社、市街中心部にある城下総鎮守(そうちんじゅ)の徳守神社、西部にある高野神社の秋祭りを総称したものです。津山まつりの歴史は古く、津山初代藩主の森忠政(もりただまさ)が1604(慶長9)年に徳守神社を再建して、間もなく始まったと文献にあり、400年の歴史を持っています。祭りの開催日は、大隅神社が10月の第3日曜、徳守神社が第4日曜、高野神社は10月20日に近い日曜の開催になります。

シシゾウ:どのような催しが行なわれるのですか?

津島:私が住んでいる安岡町の参加する徳守神社の秋祭りについて申し上げると、日本三大神輿の大神輿が氏子各町を御神幸(ごしんこう)し、各町内会のだんじりや山車、奴行列などが出動して花を添えます。だんじりの巡行では、文化財だんじりと呼ばれる歴史のあるだんじりが出動し、これが津山まつりの最大の特色になっています。
県重文のだんじりが町を練る!

シシゾウ:文化財だんじりというのは、どのようなだんじりを指すのですか?

津嶋:文化財だんじりは、岡山県の重要有形民俗文化財に指定されていることから、その名称で呼ばれています。文化財だんじりが出動するのは、津山まつりでは、徳守神社と大隅神社だけです。津山城下を代表する徳守神社と大隅神社の秋祭りが始まったのは江戸時代の初期で、神輿太鼓から発展した現在のだんじりが祭りに登場するようになったのは江戸時代後期になってからです。現存する津山の文化財だんじりで一番古いのは、宮脇町の簾珠臺(れんじゅだい)で1820(文政3)年の製作です。それから20数年の間にほとんどの文化財だんじりが製作されています。津山市には28台の文化財だんじりがあり、そのうちの20台が徳守神社の祭りに参加します。私が所属する安岡町の鳳龍臺(ほうりゅうだい)も文化財だんじりです。だんじりの巡行には、文化財だんじりのほかに、飾り山車(だし)と呼ばれる昭和になってから作られただんじりも出動します。文化財だんじりは大きさや造りなど規格がほぼ共通しているのですが、飾り山車は共通の規格らしいものがなく、思い思いの形をしています。
だんじりの彫り物は要チェック!

シシゾウ:だんじりの見どころはどこですか?

津嶋:津山の文化財だんじりは、すばらしい彫刻と社寺建築を小規模化し、その技が随所に駆使された臺(だい)そのものが見ものです。特にご覧いただきたいのは彫刻です。だんじりの規格はどの臺もほぼ共通していますが、彫刻は全て違います。彫られている題材は、龍や鳳凰、麒麟(きりん)など想像上の生きものが多いです。臺には全て名前が付いているのですが、麒麟臺(きりんだい)なら麒麟、隼臺(はやぶさだい)ならハヤブサといった具合に、名前が彫刻の題材とリンクしているところが多いです。安岡町の鳳龍臺にも、鳳凰や龍などの彫刻が施されています。だんじりをご覧になる時は、臺の名称になっている題材がどこに彫られているのか、探してみるのも楽しいかもしれません。
乗り子と曳き手のコラボレーション! 津嶋:だんじりは本祭りと前日の宵祭りに町を練り歩きますが、どちらにも子どもたちが乗り込むところが、津山だんじりのもうひとつの特徴です。だんじりに乗る子どもたちは「乗り子」と呼ばれます。安岡町のだんじりには、40人程度の子どもが乗り込めます。乗るのは大体小学生までで、高学年になるとお囃子の鉦や太鼓を担当します。私も半世紀以上前のことになりますが、子どもの頃、だんじりに乗せてもらったことを今でも鮮明に覚えています。計算すると3歳くらいだったはずで、我ながらよく覚えていたなと思うのですが、それだけ幼な心に強烈な印象を受けたのでしょう。



シシゾウ:だんじりはどうやって動かすのですか?

津嶋:文化財だんじりは、担ぐことを前提に造られていて明治までは担いでいたのですが、今はタイヤの付いた台車に載せて、曳き綱を曳いて動かします。曳き手になるのは町内会の成年男子でおよそ50人がかりで曳きます。だんじりを動かす時は、鉦と太鼓のお囃子に合わせて曳き手と乗り子が「ソーヤレ」と掛け声をかけます。見せ場として、広い場所などに来た時には、「ウワーッ」という声を上げ、勇ましく走り込みます。坂を登る時とカーブを曲がる時もひとつの見どころで、坂にさしかかると手前から加速していって一気に駆け上がり、カーブの時にも、手前からスピードを上げて勢いをつけ遠心力を利用して大きく回り込みます。私は仕事の関係で20年ほど津山を離れていたので、一昨年に初めて曳き手を経験しました。体力的にはけっこうきついのですが、ほかの町のだんじりには負けたくないという競争心が自然に湧いてきて、綱を曳くのにも力が入りましたね。

シシゾウ:だんじりの巡行はどのように行われるのですか?

津嶋:宵祭りの巡行は、夕方から夜遅くにかけて、だんじりを電飾でライトアップして行います。本祭りは、朝10時から夕方6時までほぼ1日中津山の町を練り歩きます。巡行のルートは、統一行動するコースと町内独自のコースがあります。
だんじりと伝統芸能の大競演!

シシゾウ:だんじりを見るのにおすすめの場所はありますか?

津嶋:例年、本祭りの昼に奴通りという大通りがイベント会場になり、伝統の奴踊り、手踊りなどの各種踊り、和太鼓の演奏などが披露されます。そのイベントに合わせて、出動している全だんじりが集結します。イベント中はだんじりの休憩タイムになるので、だんじりをじっくり見たいという方は、まとめて見られるこの時がお勧めです。イベントが終わってだんじりが出発する時には勇壮な走り込みが見られるはずです。
全だんじりを見るにはリピート必至! 津嶋:徳守神社の秋祭りにお越しになられる時、ひとつ念頭に置いておいていただきたいのは、徳守神社の文化財だんじり20台全てが出動するわけではないということです。徳守神社のどの氏子町も自分たちのだんじりを祭りに出動させるのは、大体2年か3年に1度です。毎年、出さないのは費用の問題です。やはり年代ものですから、出動するとなるとメンテナンスにかなりの費用がかかります。ですから、だんじりをその年の祭りに出動させるかさせないかは各町の判断に任されています。私たち安岡町は、一昨年出動し、昨年は出動しませんでした。今年は出動する予定です。例年、徳守神社の祭りに出動する文化財だんじりは10台前後なので、20台あるだんじりを全て見ようと思うと、何年か連続して祭りを見に来ていただかなければなりません。ここ最近だんじりを出していない町内会もあるので、2、3年続けて来ていただいてもご覧になれないだんじりがあるかもしれません。
城下町が祭り一色に!

シシゾウ:だんじり以外の見どころはどこですか?

津嶋:大きさと美しさから日本三大神輿のひとつに数えられる徳守神社の大神輿はぜひご覧ください。神輿の重さは約300貫と1tを軽く超え、担ぎ手が交替要員を含めて約150人必要です。大勢の男たちに担がれた大神輿が練るところは迫力です。本祭りの昼のイベントに登場する奴行列も見ものです。武家屋敷のある田町(たまち)という町内会の演(だ)し物で、奴に扮した人たちが毛やりを投げ交わすなど見事な毛やりさばきを披露します。また、祭りの舞台となる城下町そのものも見どころだと思います。旧出雲街道沿いにあり、交通の要衝として栄えた津山は「西の小京都」と呼ばれ、2005年に備中櫓(びっちゅうやぐら)が復元された津山城や武家屋敷、古い町屋が残り、町の中心を吉井川の清流が流れます。津山城の冠木門南下の「津山城入り口」にある津山観光センター(津山市山下97-1)に、大隅神社と徳守神社の出動だんじりが統一行動で集結するところは昔日の祭りをほうふつさせる光景ですし、美しい歴史的な町並みを、だんじりや大神輿が練り歩くところは非常に風情があります。津山にお越しいただき、実際に祭りを自分の目で見て、雰囲気を肌で感じていただければ、言葉では言い尽くせない感動が生まれることと思います。
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