「おろごめ」は鹿児島県垂水市柊原(くぬぎばる)地区でその昔行われていた武士の馬追いの勇壮な姿にならい、旧暦の端午の節句に、男の子が武士役と馬役に分かれて砂浜で取っ組み合いをする伝統行事です。柊原地区公民館館長の森山稔(もりやまみのる)さんにおろごめの見どころをお聞きしました。

※過去の祭り情報になります。2012年に応援する祭り34
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| 「砂のあなの合戦」~錦江湾・こども達のおろごめ~ | ||||
| 南日本放送 MBC | ||||
| 2009年7月4日(土)16:00~16:54 | ||||
垂水市柊原地区に伝わる“おろごめ”は、400年近く続く子供達の祭り。藩政時代、武士達が軍用馬を得るために野生の馬を谷に追い込んで捕まえる姿が勇壮だったことから、子供達に元気に育ってほしいという願いが込められている。ルールはシンプル。砂浜に穴を掘って、子供達が馬役(子頭:1年生から5年生)と捕まえる側(親頭:6年生)に分かれて、互いに穴の外に追い出す。かつては穴も18の集落に一つずつあったものの、子供の減少と共に穴の数も減り、今年の穴は1つになる可能性が高い。これ以上児童数が減ると、400年続いた祭りの開催も危うくなると、子供育成会は心配している。自分達が続けてきた祭りを次の世代に残していきたいと、地域が一体となる柊原に、今年もおろごめの季節がやってきた…。
シシゾウ:おろごめは、いつごろ、どのようにしてはじまったのですか?
森山:島津藩の藩政時代、ここ柊原地区で、武士たちが軍用馬を得るために野生の馬を谷に追いこんで捕まえていた姿が勇壮だったことから、子どもたちが元気に育ってほしいという願いを込め、島津藩の奨励ではじまった端午の節句の行事で、400年近い歴史があります。現在は、旧暦の端午の節句にあたる6月5日に行われます。
シシゾウ:おろごめとはどういう意味なのですか?
森山:おろごめ当日、おろごめに出る男の子たちは朝の2時頃に集合します。暗闇の中、松明を手に、薩摩藩紋をつけた旗や白地に「あらうまひきだすうまがっせん」と書かれた幟を掲げ、先祖代々伝わってきた法螺貝をふきながら、地区にある小高い山へ登ります。名もない山なのですが、20~30分かけて上がっていき、一番てっぺんで山の神様に旗を立てて祈願します。再び、法螺貝を吹きながら山を下り、今度は浜にある切目王子神社に参拝します。それから、「おろ」のところに集まって戦いを始めます。
シシゾウ:戦いはどのように行われるのですか?
森山:馬役の「コガシラ(子頭)」とコガシラを「おろ」の外へ出そうとする武士役の「オヤガシラ(親頭)」の攻防戦で、コガシラが全員、「おろ」から引っ張りだされるまで戦いは続きます。戦いの場になる「おろ」は、前日までに子どもたちが大人にも手伝ってもらいながら海岸の砂浜に掘っておくのですが、一辺が3mくらい、深さが1m50cmくらいの四畳半を一回り大きくした程度の広さで、階段状の出入り口を1ヵ所、設けています。戦いの前に、コガシラが全員「おろ」の中に入り、世話役の大人の「はじめ」の合図で、オヤガシラが「おろ」に入って行き、とっくみあいが始まります。
シシゾウ:オヤガシラとコガシラの役は、どうやって割り振るのですか。
シシゾウ:森山さんはおろごめにどのような思い出がありますか。
シシゾウ:こわがって逃げだすような子どもはいないのですか。
シシゾウ:おろごめへ参加するのは希望者だけですか。
森山:地区の男の子は絶対参加で、親も承知しています。過保護な保護者もたまにおられますが、おろごめに関しては一切、例外は認められません。地域の柊原小学校もおろごめのために一生懸命協力してくださっており、「おろ」の準備のために、子どもたちを早めに家に帰らせたり、写真を撮影に来られたりします。ここの小学校に赴任して、初めておろごめをご覧になった先生は、みなさん、とても感動されます。
シシゾウ:伝統を守ってこられたおろごめですが、昔とは変わってきているところを教えてください。
シシゾウ:一般の人がおろごめを見に行ってもいいのですか。
森山:朝が早いので大変とは思いますが、ご覧になりたい方は、ぜひ見にきてください。集落の人間はほとんど応援に来ますし、地元鹿児島で有名な行事だということでテレビ局や新聞社の方も取材に来られます。柊原地区の海岸は国道220号線沿いにあるので場所は分かりやすいです。あたりがまだ暗い中、「おろ」の周囲に立てた松明の炎や、「おろ」の上から声援を送る大人たちが持つ懐中電灯の光に照らし出されて、取っ組み合う子どもたちの姿は壮観で見ものですよ。
シシゾウ:おろごめを見に訪れたときに、おすすめの観光スポットやご当地グルメはありますか。
※公開時、平成21年1月7日では噴火しておりませんでしたが、平成21年4月9日に噴火しております。






