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阿波おどり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:四国放送 JRT
放送
:2009年9月5日(土)14:00~14:55

ダイドードリンコスペシャル

立派な阿呆になりました ~県外出身の天水たち~

阿波おどり

8月12日から4日間開催される徳島の阿波おどり。誰もが自由に踊れる阿波おどりですが、集団で技を磨き群舞を見せる踊りグループは「連」(れん)と称し、踊りの実力と熱意とを兼ね備えた達人のことを、地元では「天水」(てんすい)と呼びます。様々な「連」でそのような「天水」を目指す3組の県外出身の踊り人と、彼らを支える徳島の人たちとのふれあいを通じて阿波おどりの魅力を伝えます。

祭り紹介

  • 祭り写真館

阿波おどり

8月12日から15日にかけて徳島市を舞台に圧倒的なパワーで繰り広げられる阿波おどりは、いまや日本はもとより世界にもその名を知られる踊りの祭典です。阿波おどりの連(れん:踊りのグループ)のひとつ、阿波おどり振興協会所属の「うずき連」で副連長を務めておられる藤森ひとみさんに、阿波おどりの見どころをお聞きしました。

開催日
8月12日~8月15日 ※毎年同日
場所・アクセス
徳島県徳島市市内中心部
・JR→岡山から徳島 特急約2時間
・車→神戸淡路鳴門自動車道 神戸(垂水)から徳島 約1時間30分
お問い合わせ
徳島市観光協会
088-622-4010

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

「うずき連」副連長 藤森ひとみ 4日間朝から晩まで踊りに興じる!

シシゾウ:藤森さんからご覧になった阿波おどりはどのような祭りですか?

藤森:阿波おどりは約400年の歴史があり、祭り期間の4日間、徳島市が踊り一色になります。阿波おどりの歴史等に関しては詳しい方がたくさんいらっしゃいますのでそちらにお任せして、踊り子の1人として私自身が思う阿波おどりは、男性も女性もお年を召した方も小さなお子さんも地域の全ての人が同じ気持ちを共有して楽しめる素晴らしい祭りです。お盆が近付き、踊りの練習がたけなわになってくると街のあちらこちらから阿波おどりのお囃子が流れてきます。そのぞめきのリズムを聞くと皆、心がウキウキしてくるんです。

シシゾウ:藤森さんは阿波おどり期間中、どのように過ごされるのですか?

藤森:私は阿波おどり振興協会所属のうずき連で副連長をさせていただいていますが、祭り期間中の12日から15日までの4日間は、朝から晩まで衣装を着けて踊っているといっても過言ではありません。うずき連の女踊りの一員として夜は演舞場で踊りますし、昼は昼で有名連が出演する選抜阿波おどり大会のステージで踊ったり、出演依頼を受けて各所に踊りに行ったりします。また、祭り本番前日の11日には、阿波おどり振興協会と徳島県阿波おどり協会が合同で、アスティとくしまで催す選抜阿波おどりの前夜祭の合同演舞に参加します。

シシゾウ:演舞場やステージなど場所によって踊りに違いはありますか?

藤森:選抜阿波おどり大会のように屋内のステージで踊る場合は、お客様にどういうふうにご覧いただくかというエンターテイメントの部分で演出・構成から真剣に考えて舞台に臨みます。演舞場などストリートで踊る時は、ご覧いただいている方々に喜んでいただきたいという意識はもちろんありますが、それ以上に自分が楽しむという意識が強くて、自分の踊りに対する情熱を100%発散できます。やはり、阿波おどりはストリートが原点だと思います。演舞場には、有料演舞場と無料演舞場があって有料演舞場はタイムテーブルがきっちり決まっているのですが、その合間を縫って無料演舞場に踊りに行ったり、演舞場でないところでも輪になって踊る輪踊りを披露したり、夕方6時から夜10時まで街のあちらこちらで踊り続けますね。

シシゾウ:暑い時期に衣装を着けて踊るのは大変ではないですか?

藤森:真夏の一番暑い時ですから、自分たちでもよくこんなことができるなと思います(笑)。女踊りの着物は下に襦袢に裾除け、手甲を付け、帯をかっちり締める上、網笠をつけるので肌が外に出ているのは顔と手首から先くらいで、着物の中は絞れるくらい汗をかきます。だから衣装はすべて洗濯機で洗える化繊素材です。私たちうずき連は衣装の割り当てを1人1着にしているので、祭りの間は夜遅くまで踊った後、夜中に自宅に戻ってから洗濯し、翌朝乾いたのを着てまた踊りに出かけるんです。
映画『眉山』にも登場。フィナーレを飾る総踊りは圧巻!

シシゾウ:藤森さんがお勧めする見どころはどこですか?

藤森:桟敷席でご覧いただける演舞場には、協会所属の有名連のほか、企業様で結成された企業連や大学生による大学連などいろんな連が踊り込んでくるので、各連の特徴ある踊りを楽しんでいただけると思いますが、私が特にお勧めしたいのは、1日の締めくくりに行われる総踊りです。2部制になっている有料演舞場のひとつ、南内町演舞場の第2部の最後に協会所属の有名連が合同で行う総踊りは、徳島市が舞台の映画『眉山』のクライマックスシーンに登場したことでも有名になりましたが、生で見ると映像以上の迫力です。この総踊りでは各連の名前を書いた高張り提灯を先頭に、鳴り物隊が入場し、続いて女踊り、男踊りの踊り子たちが踊り込んできます。演舞場にずらりと並んだ鳴り物隊が演奏する大音量のお囃子をBGMに、数百人という踊り子たちが一気に流して踊るところは圧巻で、ご覧いただければ必ずワーッと思っていただけると思います。
桟敷席からではなく、もっと近くで踊りを見たいという方には、街中の広場などで各連が行う輪踊りがお勧めです。私たちうずき連は、南内町演舞場の入口近くにある広場でよく踊っているので、そちらを見に来ていただければと思います。
女踊りは指先までしなやかに女性美を表現

シシゾウ:阿波おどりには男踊りと女踊りがありますが、それぞれどのような特徴がありますか?

藤森:阿波おどりは元々、自由奔放に手を振り、足を上げ、身体全体で喜びを表現する踊りで、それが次第にショーアップされていって男踊り、女踊りに分かれていきました。連ごとに踊りの特徴がありますが、右手右足、左手左足と同じ側の手足を同時に出すという基本スタイルは共通です。男踊りは腰を低く落とし、豪快かつ粋でいなせに踊るところが特徴で、女踊りは見た目の美しさを重視し、肘を張らずに手を高く上げ、指先をきれいに揃え、しなやかに女性らしく踊ります。足元は常に爪先立ちで、女踊りは下駄を履くので、地面に着くのは下駄の前と前の歯だけです。ですから前の歯ばかり早くすり減るんですよ。

シシゾウ:うずき連の女踊りの特徴はどのようなところですか?

藤森:うずき連の50年の歴史の中で踊りは少しずつ変わってきていますが、ずっと受け継がれてきたのは女性ならではの美しさ、たおやかさ、優しい中にある凛とした内面の強さです。動きで言うと、手を前に差し出す時の肘から指先までの柔らかさには定評があります。この踊りを完全にマスターするには個人差もありますが最低でも3年はかかります。
30年間ずっと阿波おどりに夢中です!

シシゾウ:藤森さんが阿波おどりを踊り始めたのはいつからですか?

藤森:小さい頃から音楽や踊りが大好きな子供で、阿波おどりもすぐに大好きになったのですが、小学生の頃は家族と一緒に見物に行く程度でした。連に参加したのは中学生の時です。親友のお父さんが阿波おどりの連の連長をしていることを知って、「お父さんにお願いして」と頼み込んで、踊りに興味のなかったその友達まで巻き込んで(笑)、連に入れてもらいました。それがうずき連との出会いです。それから飽き性の私が阿波おどりだけは飽きることなく、気が付けば30年が経っていました。阿波おどりには、私の情熱を揺さぶる何かがあるのでしょうね。

シシゾウ:うずき連にはどのような人たちが参加されているのですか?

藤森:うずき連はちびっこ踊りをしないので子どもはいませんが、大人で踊りたい方なら基本的にどなたでも参加いただけます。現在、18歳から70歳代まで幅広い年齢の方が120名程参加しています。連は、年齢や性別、職業も生まれ育った環境もばらばらの人間の集団なので、ちょうどひとつの社会のようなもので学校では学べないようなことを勉強させてもらえます。私はうずき連と阿波おどりに育てられたのだとつくづく思います。

シシゾウ:阿波おどりの期間以外にも連の活動はあるのですか?

藤森:うずき連は1年中活動しています。定期的な公演として、阿波おどり振興協会と徳島県阿波おどり協会所属の連が持ち回りで受け持つ阿波おどり会館の夜のステージに出演します。大きなステージとしては4月後半に行われる『はな・はる・フェスタ』があります。これは、その年の各連の出来を占う舞台になるので力が入ります。その他にも、1年を通じてボランティア公演などいろんなところに踊りに行きます。ですから、お稽古も1年中していて休むのは年末年始くらいです。そうやって1年間頑張ってきた活動の集大成がお盆の4日間だと言えるでしょうね。

シシゾウ:踊っていて最高の瞬間はどういう時ですか?

藤森:たくさんありますが、みんなでひとつの舞台を苦労して作り上げ、それが成功した瞬間、そして、みんなで手を取り合って喜ぶ時の達成感は格別です。阿波おどり初日の12日の夕方6時、演舞場に立って初めの1歩を踏み出す時の「今年もまたここに立てた」という感動も大きいです。その分、最終日の15日の夜10時を迎えるときの感慨もひとしおです。若い頃は「祭りが終わってしまった」と寂しくて泣きそうになりましたが、今は「今年も無事に終えることができた」という安堵感のほうが大きいです。それに、次の公演がすぐに控えているので、そちらに意識が向いてしまいます。自分だけ楽しんでいた時代が懐かしいです(笑)。
阿波女の心意気と美しさを感じてください 藤森:阿波おどりは、日本人の琴線を揺さぶる何かを最大級に持っている祭りだと私は思っています。ご覧いただく皆さんに喜んでいただけるように常に進化は続けていかなければならないのでしょうが、徳島の大切な宝として、ちょっぴり泥臭い伝統芸能の部分と日本人の心、徳島の阿波女の心を感じていただける部分は守り続けていかなければならないと思います。踊り子の熱い気持ちと女踊りによって引き出される阿波女、ひいては日本女性の美しさをぜひ感じとっていただきたいですね。
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