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青森ねぶた祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:青森テレビ ATV
放送
:2008年8月17日(日)14:00~14:54

ダイドードリンコスペシャル

夢に賭けた男たち!青森ねぶた祭り

青森ねぶた祭

三方海に囲まれたこの地の、エネルギーの頂点ともいえるねぶた祭り。空襲や災害からの復興の前に、人々の結束を図った祭り。闇を切り裂く笛の音、太鼓の響き、大地を揺るがすハネトたち、そしてねぶた師たちの手による山車の勇者が荒れ狂う。伝統に挑戦して、新たな題材に挑んだねぶた師の情熱と決意。6日間の祭りに一年を賭けた男たちのねぶたが、今年もまた天に舞う。

祭り紹介

  • 祭り写真館

青森ねぶた祭

東北三大祭のひとつに数えられ、青森の夏を華やかに彩るのが「青森ねぶた祭」です。市民参加の大型ねぶたとして、すっかりおなじみとなった「あおもり市民ねぶた」を運営する市民ねぶた実行委員会事務局長の横山和夫さんに「青森ねぶた祭」の見どころをお聞きしました。

開催日
8月2日~8月7日 ※毎年同日
場所・アクセス
青森県青森市
・JR東北本線青森駅より徒歩5分
お問い合わせ
青森観光コンベンション協会
017-723-7211

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

日本一BIGな灯籠行列

シシゾウ:「ねぶた祭」の「ねぶた」とは何ですか?


横山:ひとことで言うと大きな「灯籠」です。青森のねぶたのような巨大な灯籠は、日本ではほかに例がないと思います。祭りの初期の頃は人が担げる大きさだったようですが、それがどんどん巨大化していったようです。今は台車を含めて幅9m、奥行7m、高さ5mまでとサイズが決まっています。祭りの起源には諸説ありますが、七夕の灯籠流しが変形したものだという説が有力です。
ねぶた作りの第一歩は題材選び

シシゾウ:ねぶたはどのようにして作られるのですか?


横山:まず、ねぶたの題材を決めます。ねぶたの題材は歌舞伎や歴史物語の名シーンなどから選ばれます。制作を依頼しているねぶた師から何案か提案を受け、その中から選ぶという運行団体が多いようです。
「あおもり市民ねぶた」の2007年のねぶたは、タイトルが「喝、執金剛神」で、執金剛神を題材に取り上げました。仏教の世界で、帝釈天という神様は悪魔に困らされている人がいれば、自らが変身し、飛んでいって助けるとされています。このとき変身する姿が執金剛神です。今の世の中は犯罪が多発し、殺伐としています。だからこそ、悪に立ち向かう神の姿をねぶたで表現しようとこのテーマを選んだのです。このように、社会性のある内容を題材にすることもよくあります。
題材が決まれば、実際の制作に移ります。5月になって、ねぶたを制作収納するねぶた小屋「ラッセランド」が青森県観光物産館アスパム横の青い海公園に建てられると、それぞれの小屋で、ねぶた師の指揮のもと、骨組み、紙貼り、墨書き、彩色、台上げといった工程で作業が進められ、ねぶたが完成します。

シシゾウ:ねぶたを作るねぶた師は、どういった方々ですか?


横山:専業の方もいますが、ほとんどの人は別に職業を持っていて、仕事をする傍らねぶた制作をしています。ねぶた師の世界では、鹿内一生さん、佐藤伝蔵さん、北川啓三さんという歴史に残る3人の名人がいて、現在活躍しているねぶた師は全員、その3人の名人のいずれかの流れを汲んでいます。
私たち「あおもり市民ねぶた」は、昨年から京野和鴻さんという鹿内一生さんの流れを汲む若手ねぶた師に制作を依頼しています。鹿内一生さんの流派は結束が固く、より良いねぶたを作るために切磋琢磨しようという考えをお持ちです。私たちも運行団体の枠を越えて一緒に意見交換をしています。

見る角度を変えれば表情も変わる。ねぶた人形の百面相 シシゾウ:ねぶたを鑑賞するときのポイントはありますか?


横山:ねぶたには人形の顔が必ず入っています。この顔の表情は、上から見たとき、下から見たとき、横から見たときと、見る角度を変えるとガラリと変わります。私はねぶたの人形の顔をテーマにして何十年も写真を撮り続けています。同じねぶたの顔でも上下左右、角度を変えて撮ると全く表情が違うので、顔だけアップにした写真を見ていると、どこのねぶたか分からないこともあるくらいです。ですから、ねぶたをご覧になるときは、顔に注目して、真正面からだけではなく、下から見たり横から見たりといろんな角度から見ると良いと思います。

運行で目指すのは入賞の栄誉! シシゾウ:ねぶたの運行はどのように行われるのですか?


横山:約4トンあるねぶたを動かすのは先導役の「扇子持(せんすもち)」と曳き手たちです。扇子持の合図に従って、曳き手たちはねぶたを自由自在に動かします。「あおもり市民ねぶた」では、2006年から地元の高校のラグビー部員に曳き手をお願いしています。力強くて爽やかだと大変好評です。運行を盛り上げる笛や太鼓のお囃子、踊り手の跳人(ハネト)も重要な存在です。扇子持、曳き手、お囃子、跳人が揃って、はじめてねぶたが運行できるんです。

シシゾウ:ねぶたの運行は審査されるそうですね。


横山:賞があって、有識者の審査員と一般審査員によって審査が行われます。賞は総合賞と部門賞があります。総合賞は「ねぶた大賞」を筆頭に「知事賞」「市長賞」「商工会議所会頭賞」「観光コンベンション協会会長賞」があります。部門賞は、ねぶたの制作が優れている「最優秀制作者賞」、運行と跳人の演技が優れている「運行・跳人賞」、囃子が優れている「囃子賞」の3つがあります。
賞は大変な名誉なので、どこの運行団体も賞にかける思いは並々ならぬものがあります。5日の夜に審査結果が発表され受賞すると、6日の運行のときに賞状の入った額を前に飾ってお披露目運行ができます。大賞をとったからといって賞金が出るわけではありませんが、その名誉を得るために、みんな一生懸命やっています。

シシゾウ:「あおもり市民ねぶた」が賞を目指して取り組んでいることはありますか?


横山:お祭りなんだから楽しく参加できればいいという考え方と、せっかく参加するのだから、楽しいだけでなく、ある程度コンクールという面を意識して取り組んだほうがいいという考え方があって、どちらも正しいと私は思っています。お囃子を例に挙げると、私たちの「あおもり市民ねぶた」は、お囃子メンバーが約300人います。子供も大人も一緒になって、楽しくワイワイ運行するのは、市民ねぶたならではの良さかなと思いますし、観客の皆さんからも和やかでいいと好評です。ただ、評価ということになると、少数精鋭できちんと隊列を組んで足並みを揃えて、というマーチングバンド方式でやっているところのほうが点数は高くなります。そこで、今年はお囃子メンバーをマーチングバンドのようにやるグループと今まで通り楽しむグループの2つに分けて運行することを考えています。
夜の海を光り輝くねぶたがゆらりゆらり 横山:運行団体が頑張って賞を目指すもうひとつの理由は海上運行です。入賞した5台のねぶたは、最終日の夜、はしけに乗って海上を巡行する海上運行に出ることができます。祭りのフィナーレを飾る海上運行に出られることは大変な名誉で、どの運行団体も船に乗ることを目標にしています。

シシゾウ:海上運行はどのように行われるのですか?


横山:祭りの最終日は、他の日と違ってねぶたの運行を昼間に行います。それが終わると、賞を受賞した5台のねぶたは、海上運行に向けてねぶたをはしけに乗せる準備に取りかかります。そして夜になり、花火の打ち上げを合図に一斉にねぶたは港を出航します。約9000発の花火が打ち上げられる下で、ゆらりゆらりと約1時間半の間、青森湾内の約3kmの距離を2往復します。

シシゾウ:海上運行を見る穴場はありますか?


横山:見物に最適な場所はほとんどが有料席になっています。お金がかからない場所でお勧めの場所は、ねぶたが乗ったはしけが出港する浜町ふ頭の裏側です。ここは、出航する船からの距離が近く、知る人ぞ知るという雰囲気の場所です。「あおもり市民ねぶた」のメンバーはそこで海上運行と花火を見ながら打ち上げをするのが恒例です。
跳人で参加。跳び跳ねれば楽しさ百倍!

シシゾウ:一般の人は跳人で祭りに参加できるそうですね。


横山:跳人の正式な衣装さえ着れば誰でも自由に参加できます。ねぶたの運行で、「ラッセラー ラッセラー」と叫びながら元気に飛びはねる踊り手が跳人です。1台のねぶたに2000人近い跳人がつくこともあります。昔は、運行団体専用の浴衣でないと参加できませんでしたが、20年くらい前から、浴衣に花笠という跳人のユニフォームを身につければ、どこの団体でも好きなように入っていいという方式に変わりました。跳人は地元の人はもちろん近郊近在の人も多いですし、初めて体験するという人も大勢います。「あおもり市民ねぶた」にも「跳人として出たいんですが」という問い合わせがたくさんあります。昨年は観光で来られた方が20人ほど、跳人として私たちのねぶたに参加してくれました。

シシゾウ:跳人の衣装はどうやって用意すればいいのですか?


横山:祭りの時期には、跳人で参加したい人のための貸衣装屋さんがあちらこちらにできます。足袋は使い捨てなので自分で用意していただくとして、衣装の上下を借りて料金は3500円程度です。

シシゾウ:跳人の踊りはすぐに覚えられますか?


横山:跳人の踊りは片足で2回ずつ跳ねるという単純なものなので、誰でもすぐに覚えられます。ただし、飛び跳ね続けるのでけっこう体力を使います。運行は1時間半ほどなので、跳人の皆さんは休みながら跳ねていますね。
この跳人は一度経験すると病み付きになる人が多いです。昨年、私の親戚の女の子が会社命令で跳人に出ることになったんですが、最初は恥ずかしいと嫌がっていました。でも、1日踊って帰ってきたら、仲間と一緒に何もかも忘れて無心になれるのが楽しかったと言って、次の日も出るためにいそいそと浴衣を洗濯してアイロンがけをしていましたよ。跳人で祭りに参加すると、祭りの印象がずいぶん違ってくると思いますね。

生き物のように動き回る巨大ねぶたを見れば感動必至! シシゾウ:サイトを見ている皆さんに、
「青森ねぶた祭」をアピールしてください。


横内:ねぶたの魅力は、日本でもここにしかないという紙で作られた巨大な灯籠が、道幅36mの国道を縦横無尽に駆け回るところです。真っ暗な闇の中に浮かび上がるねぶたは、S字型に動いたりクルクル回ったり、ピタリと止まってみたり、上下左右に首を振りながら道の両側にいるお客さんに挨拶しながら進んだりと、まるで生き物のように動きます。ねぶたが目の前に来たときは、ものすごい迫力です。青森のねぶたは、見れば必ず感動すること請け合いです。
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