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長浜曳山まつり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:毎日放送 MBS
放送
:2008年5月5日(月・祝)14:00~14:54

ダイドードリンコスペシャル

熱演!湖北を彩る子ども歌舞伎 長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

滋賀県琵琶湖北部に位置する近江・長浜。毎年4月9日から17日にかけて行われる長浜八幡宮の春の例大祭・「長浜曳山まつり」は、四百年余り引き継がれている、伝統ある祭りです。
日本三大山車祭りのひとつとして知られるこの祭りは、“動く美術館”とも言われる絢爛豪華な山車と、男の子たちが美しい衣装に身を包み歌舞伎を演じる「子ども歌舞伎」が魅力です。祭り本番に向け、子どもたちは芸を磨き、大人たちはそれを支える・・・街全体がひとつになって、長浜曳山まつりは盛り上がっていきます。柔らかな春の湖風に包まれ、囃子(しゃぎり)の音色と、子どもたちの愛くるしい名演技が湖北の春を彩ります。

祭り紹介

  • 祭り写真館

長浜曳山まつり

移動式舞台を載せた曳山(やま)の上で、子どもたちによる歌舞伎狂言が上演される、滋賀県長浜市の「長浜曳山まつり」は、昭和54年に国指定重要無形民俗文化財に指定されています。平成20年度総當番副委員長の冬木克彦(ふゆきかつひこ)さんに「長浜曳山まつり」の見どころをお聞きしました。

開催日
4月13日~4月16日※毎年同日
場所・アクセス
滋賀県長浜市長浜八幡宮、市街地一帯
・JR北陸線 長浜駅下車 徒歩5分
お問い合わせ
曳山博物館
0749-65-3300

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

平成20年度 総當番副委員長 冬木克彦さん 祭りを始めたのは太閤さん!?

シシゾウ:「長浜曳山まつり」はどのような祭りですか?


冬木:歴代の名工が装飾した豪華絢爛な曳山で、歌舞伎狂言を上演する祭りです。曳山は全部で13基あり、そのうち歌舞伎狂言を上演する曳山は12基あります。
曳山を出す町の組織を「山組」といいます。毎年交替で、4基ずつが3年に1度、「出番山(でばんやま)」を勤め、歌舞伎狂言を上演しない「長刀山」とともに八幡宮に奉納します。
「長山曳山まつり」の始まりは、長浜に城を築いた羽柴秀吉が、男子が誕生した際に喜びのあまりお祝いの砂金を城下町の人々に与え、それをもとに城下町の人々が山を造り、神社の祭礼に曳き回したことから、と伝わっています。
狂言を上演するのは4月13日から16日の4日間ですが、2月1日に山組の代表者たちが八幡宮の社務所に集まって、どのような演目を上演するか協議をする「初寄り(はつより)」から準備が始まり、4月17日の「御幣返しの儀」まで祭りの行事が行われます。
春休み返上で猛特訓!!

シシゾウ:子どもたちの練習はいつから始まるのですか?


冬木:3月の春休みが始まる頃から練習は始まります。参加する子どもは、5歳から小学校5~6年生ぐらいまでです。1演目に4人から、多い場合で8人、子どもの役者が必要です。「舞台方(ぶたいかた)」と呼ばれる黒子役も必要です。子どもたちの出演は、出番山の町内や、その年には出番のない山を「暇番山(かばんやま)」といいますが、暇番山の町内などの家々を回って、家の方にお願いします。また出番山の中でも、1番最初に上演する「一番山」では舞台を清める「三番叟(さんばそう)」を舞うしきたりがありますので、三番叟を舞う子どもが別にもう1名必要です。この三番叟の舞手は公募しています。対象は、長浜市内の小学校に通う3年生から5年生の男の子です。

シシゾウ:子どもたちはどれぐらいの時間、練習するのですか?


冬木:基本的には朝から晩まで練習しています。せりふを暗唱する「読み習い」から始まって、振り付けの練習をし、そして祭りが近づいてくると、上演時間40分以内と決められている1演目を1日に3回から4回通して、繰り返し練習します。

シシゾウ:女役も男の子が引き受けるのですね


冬木:はい、そうです。女形を「恥ずかしい」と言って嫌がる子は少なくありません。しかし女形に限らず、練習をしていくうちに子どもたちも役に入れ込んできて、最後には演技の途中で涙を流すこともあります。子どもたちも一生懸命なのです。
曳山まつりの影の主役は「若衆たち」!

シシゾウ:演じる子どもたちの世話をするのは、どのような役目の方ですか?


冬木:子どもたちの世話や狂言の運営など、祭りの中心を担うのは「若衆(わかしゅう)」たちです。若衆というのは、高校を卒業した青年から45歳くらいまでが加わる「山組」の組織です。ちなみにその上の年齢になると、中老(ちゅうろう)という組織に加わります。

この若衆が大活躍する行事が「裸参り」です。「裸参り」は9日から12日までの4日間、毎晩夜8時頃から11時頃まで行われる行事で、各出番山の若衆たちが、役者の健康、籤運、祭りの執行の安全、そして天気に恵まれるようにと祈りを込めて、八幡宮と豊国神社へ、白いシャツ、白いパンツ、足袋姿などの姿で参るのです。この道中では、他の出番山の若衆とすれ違いざまにちょっと提灯が触れあったりすると、血気盛んな若衆同士で一気に緊張が高まるということもあります。若者たちはこの「裸参り」で、エネルギーを発散しているようですよ。
春眠あかつきを覚えず!?若衆たちは眠い! 冬木:12日の夜に「裸参り」を終えた後、全13山組の若衆たちは、「起こし太鼓」の行事を行います。深夜から朝方まで、中老や祭りの関係者を起こすために、笛、太鼓、すり鉦などでシャギリを演奏しながら、それぞれの山組の町内だけでなく、他の町内もまわります。ですから12日の夜は、朝までずっと長浜の町一帯が「起こし太鼓」で大変賑やかです。また、13日の朝の6時頃からは「御幣(ごへい)迎え」という行事が行われます。この行事で若衆たちは八幡宮に参り、山に飾る御幣を迎える行事に付き添います。こうした行事が続くため、12日から13日にかけて若衆たちは徹夜です。また出番山の若衆は14日の夜から15日の朝にかけて再び「起こし太鼓」を行います。つまり出番山の若衆たちは、2日間も徹夜しなければならないのです。そのため本日(ほんび)の15日になると、ウトウトしている若衆もいます(笑)。「優雅なお祭りですね」とのお言葉をよくいただくのですが、実は「長浜曳山まつり」は睡眠不足と戦う祭りなのです。
本音は・・1番くじは避けたい!?

シシゾウ:歌舞伎狂言を上演する順番は、どのように決めるのですか?


冬木:13日の午後、八幡宮で「くじ取りの儀」が行われます。まず社務所で、神社の拝殿に上がる順番と、拝殿でくじを引く順番を決めるくじを行います。そして拝殿での本くじによって、歌舞伎狂言を奉納する順番、つまり1番から4番までの上演順を決めます。各出番山のくじ取り人に従っている若衆たちは「招き扇」と呼ばれる扇子を振りながら、「よいさーよいさ」と賑やかに囃し立てます。拝殿は各出番山の関係者で一杯なので、観光客の方が中に入るのは難しいのですが、神社の境内にお越しいただければ「くじ取りの儀」の賑やかな雰囲気を楽しんでいただけます。よく写真などにも撮られている儀式です。

シシゾウ:どの山も、1番くじを引きたいのですか?


冬木:出番山によって違うと思います。山を運行する立場の私個人としては、建前として1番くじが名誉ではありますが、大変だなぁと思います。
1番くじを引いた「一番山」では、歌舞伎の上演前に三番叟を舞いますので、準備が通常より慌ただしいものとなります。また、八幡宮での上演を終えた後は、道中で歌舞伎を上演しながらお旅所へ向かうのですが、「一番山」がお旅所に入るのは午後4時頃、とまだ日が明るい時間帯です。少し辺りが暗くなった頃に、曳山の提灯に明かりをつけてお旅所に入っていけると、曳山も美しく映えますし、お客さんも楽しみに待ってくださっています。
朝の準備のことと、お旅所で上演する際の美しさなどを考えると、3番くじ、4番くじくらいがちょうどいいなぁと私は思っています。夕方まで待って歌舞伎を見ようというお客さんは、地元の方やとても歌舞伎が好きなお客さんが多く、掛け声も飛びますし、子どもたちにとってもやりがいのある時間帯といえます。
春日山は、リフレッシュ!ピカピカで登場!!

シシゾウ:今年の出番山を教えてください。


冬木:「月宮殿(げっきゅうでん)」、「諌皷山(かんこざん)」「春日山(かすがざん)」「青海山(せいかいざん)」になります。「春日山」は現在修理中で、今年の祭りの時には、修理を終えて、大変きれいな状態で見ていただけると思います。

シシゾウ:1回の修理に金額はどれぐらいかかるのですか?


冬木:6年ほど前に私の所属する「猩々丸(しょうじょうまる)」を修理した際は、本体の修理だけで約3700万円かかりました。今も飾りなどの修理をしていますから、さらに費用はかかっています。このために何十年というローンを組んで、修理費用を調達しました。
山をじっくり見たい派は、暇番山(かばんやま)へ!!

シシゾウ:祭りの日に山の美しさをじっくり見たい場合、お勧めの場所はありますか?


冬木:出番山は、歌舞伎狂言の上演で慌ただしいですし、周囲にたくさんの観客がいるので、山自体をじっくり見るというのは難しいかもしれません。ですので、山をじっくりご覧いただくのでしたら、暇番山をお勧めします。15日の本日では、狂言を上演しない山、「暇番山(かばんやま)」も収納されている山蔵の前に出ています。各山組の者も、山の側にいますので、近くに寄ってじっくり山を見ていただけますよ。
16日は穴場デー!?

シシゾウ:歌舞伎狂言をゆっくり見るのにお勧めの方法はありますか?


冬木:15日は観光客の方が大勢お越しになるので、ゆっくり狂言をご覧になりたい場合は16日にお出でになると良いと思います。 16日は「後宴狂言(ごえんきょうげん)」という行事で、歌舞伎狂言を披露します。長浜市民会館で曳山と同じような舞台設定をして上演するのです。音響もよく、座ってご覧いただけるので、狂言の内容もより分かりやすいと思います。 また午後7時から8時頃に、出番山の各町では千秋楽を行います。最後の名残を惜しんで、子どもたちがアドリブを入れた歌舞伎を上演する山組もあります。堅い行事ではなく、自由にやっていますので大変盛り上がります。役者も最後の上演だということで、感極まって泣く子もいますし、花吹雪が舞ったり、振り付けの先生に花束を贈呈したりもします。非常に盛り上がる上演ですので、ぜひご覧いただき、想いのこもった演技をお楽しみいただきたいと思います。
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