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川内大綱引

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:南日本放送 MBC
放送
:2007年10月13日(土)16:00~16:54

ダイドードリンコスペシャル

男たちの大綱 ~激闘!日本一の川内大綱引~

川内大綱引

9月22日夜、約3500人の男たちが長さ365メートル、直径35センチ、重さ5トンの「日本一の大綱」を懸命に引き合う。別名「ケンカ綱」。綱を引く「引き隊」の動きを阻止すべく、両軍の「押し隊」が壮絶にぶつかる様は、まさに「戦(いくさ)」!! 綱引が近づくと町は「上方」と「下方」に別れ、それぞれの陣営を「本部長」「大将」「一番太鼓」「押大将」の4役が統括。中でも一生に一度しかなれない「一番太鼓」は川内の男たちにとってあこがれの存在だ。「太鼓を叩く」=綱を引く合図。すべての戦いは「一番太鼓」から始まり、勝負の命運を握る…。 支えてくれる家族、仲間たちのためにも絶対に負けられない。そんな熱い男たちの魂のぶつかりあい、大綱が結んだ固い絆をダイナミックに描く。

祭り紹介

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川内大綱引

鹿児島県薩摩川内市で毎年9月に行われる「川内大綱引」は、400年以上の歴史ある行事です。以前、「川内大綱引」の花形一番太鼓をつとめ、現在は川内大綱引保存会代表理事として活躍中の落春利さん(43)に「川内大綱引」の見どころをお聞きしました。

開催日
9月22日 ※毎年同日
場所・アクセス
鹿児島県薩摩川内市 国道3号(向田町太平橋~川内駅前交差点)
・JR川内駅下車徒歩10分
お問い合わせ
川内大綱引保存会
0996-21-1851

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

きっかけは天下分めの関ヶ原!?
川内大綱引保存会 代表理事 落春利さん
川内大綱引保存会
代表理事 落春利さん
スタッフ: 「川内大綱引」はいつ頃どのように始まったのでしょうか?

落:約400年前の1600年、天下分めの関ヶ原の 戦いに向かう薩摩藩主島津義弘公が、兵士を鼓舞するために始めたと言われています。後に青少年の育成にとり入れられ、薩摩藩独自の子供達の教育「郷中教育」制度の年中行事として十五夜綱引きが行なわれ、現在まで伝承されたと考えられます。
なんと!3500人で大綱引き!! page
なんと!3500人で大綱引き!!スタッフ:「川内大綱引」は、どのような綱引きですか?

落:あらゆる面で、日本一の綱引きだと思います。長さ365メート、直径35センチ、重さ5トンの大綱です。 大綱引きの参加者は上方・下方にわかれ、色も上方が赤、下方が白と色分けしています。参加者は上方・下方合わせて3500人以上、自分の陣営でも大綱の最後尾、あるいは中央は見えないほど、人でごった返しています。綱引きは、夜8時過ぎから始まり、勝敗は9時半頃に大綱がどちらの陣営にあるかで決まります。
「戦い」は1ヶ月以上前から始まっている!? page
「戦い」は1ヶ月以上前から始まっている!?落:行事のおよそ1ヶ月前に上方・下方とも「総大将」「一番太鼓」「押大将」の3役が発表されます。「総大将」は、作戦の立案、指揮など全体を総括する役割です。「一番太鼓」は、太鼓を叩いて引き手たちに「綱を引け」と太鼓で指示する役で、大綱の最後尾まで指示が伝わるよう配置されている9人の「太鼓隊」を率います。「押大将」は、「押し隊」と呼ばれる部隊に指示を出す役です。
さらに参加者の募集、進行役を総合的に管理する「本部長」を加えて4役とも言います。4役が決まったら上方・下方それぞれに作戦本部が設置され、作戦会議を繰り返し行います。準備で重要なのが「人集め」です。「川内大綱引」では、参加人数に制限がありません。地元で地理的に上方・下方の所属が決められている人以外は、実は、どちらの陣営に入ってもいいのです。どこどこ会社の若い衆がまとまっているとか、公民館で元気な若者グループが集まっているとか情報を聞いて、4役は「人集め」に奔走します。表向きは4役の発表後に「人集め」をすることになっていますが、事実上はそれ以前に水面下で動いていますね。勝負は1ヶ月以上前から始まっているのです。


ここが見どころ!「押し隊」の肉弾!! page
落:上方・下方それぞれ集められた1500人を超える人たちは、主に3つの部隊に分けられます。「押し隊」「引き隊」「わさ係」です。 「押し隊」は、上方・下方とも大綱の前方にいる部隊で、押しまくって相手陣営の体勢を崩します。「引き隊」は、「押し隊」の後ろにいて、大綱を引く部隊。 「わさ係」は、大綱の両側にあらかじめ作ってある丸い輪「わさ」 を取り扱う部隊です。行事当日午後8時には3500名が、道路にまっすぐ敷かれた365メートルの大綱に、上方・下方にわかれてスタンバイ、開始を待ちます。大綱の上方・下方中間地点には「だん木」とよばれる杭があり、大綱はその上に置かれています。上方・下方の「一番太鼓」が向き合って「だん木」の上の大綱に乗ります。審判長が合図をしたら、上下の「一番太鼓」が太鼓を叩きます。これを「綱を割る」といい、ここが見どころ!「押し隊」の肉弾!!「一番太鼓」の太鼓で「綱引き」が始まります。太鼓の音は「綱を引け」の指示です。昔はスピーカーもありませんでしたから、二番太鼓、三番太鼓、そして十番太鼓まで伝言ゲームのように太鼓を叩いて、指示を伝達します。後方にいる引き手たちは、大綱を引きます。最初は上方下方とも引き合いますが、「押大将」の指示が出たら、「押し隊」が相手陣に突撃します。

なぜ、「押し隊」は突撃をするのですか?

落:「押し隊」が突撃する目的は、相手の陣に深く押し込んで、「引き手」を払うことです。相手の陣の「引き手」を減らせば、引っぱられる力が弱まり、大綱を自陣に引っ張ることができるからです。 「押し隊」同士がぶつかり合う様子は、「おしくらまんじゅう」のような状態です。「おしくらまんじゅう」は、たいてい背中同士で押し合いますが、「押し隊」は、互いに正面を向いて押し合いますが。しかし相手の陣からだけでなく、自陣の後ろからも押してくるので、上方・下方がぶつかりあう最前線の「押し隊」は上へ盛り上がってくるほどです。OBたちはその様子を「龍が立つ」と言います。 「押し隊」の激しいぶつかり合いは見どころの一つです。
どいたどいたー!味方も追い払う「わさ払い」登場!! page
どいたどいたー!味方も追い払う「わさ払い」登場!!「押し隊」が敵陣の「引き手」を追い払い、自陣に大綱を引っ張り込んだら、勝負は終了ですか?

落:いいえ。まだ巻き返しのチャンスがあります。
大綱を敵陣にひきずられて、劣勢になったら「わさ係」が動きます。「わさ」は大綱の最後尾にある輪ですね。大綱が相手の陣に引かれ尽くすまえに、 50人ほどの「わさ係」が自陣の「わさ」を、もともと両陣の中央にあった「だん木」にをひっかけるのです。「だん木」がストッパーとなって、それ以上大綱を、相手の陣は引くことができなくなります。つまり劣勢になった方は「負け」を食い止めることができるのです。
大綱は全体で5トンあるので、「わさ」を動かすだけでも大変な作業ですが、「わさ」を「だん木」にかけに行く際、大綱に人が巻き込まれないよう注意しなければなりません。専門にやるのが「わさ払い」という役割です。50人ほどの「わさ払い」は「だん木」の周辺にいる敵、味方関わらず人を追い払います。何より安全優先、そして「わさ」優先です。「わさ」を「だん木」にかけることができるか、その様子も見どころです。
劣勢の「押し隊」猛攻を仕掛ける!? page
スタッフ:「だん木」に「わさ」を引っ掛けた後は、どのような展開になるのですか?
劣勢の「押し隊」猛攻を仕掛ける!?
落:「だん木」をかけた「わさ」の後ろには、基本的には大綱はなく、引くことはできないので、みなでおよそ180メートルほど前進、新たな中心場所で、上方下方再び対峙します。負けている側は「押し隊」を繰り出して、反撃に出るしかありません。しかしどのように反撃するかは「作戦」ですので、「総大将」をはじめ3役の腕の見せどころです。勝っている側は、先に「押し隊」を仕掛けていくことはありません。どのように守るか、負けている側の「押し隊」の仕掛けを待ちます。
「押し隊」の攻防次第では形勢は逆転し、今度は勝っていた側が「わさ」をもって「だん木」に掛けるという状態にもなります。「川内大綱引」は、負けている側が仕掛け、勝っている側が受ける攻防を何度か繰り返すのです。  


スタッフ:最終的に勝敗はどのように決まるのですか?

落:午後9時半頃、大綱を自陣に引っ張っている方が勝ち、「わさ」を「だん木」にひっかけている側は負けです。基本的にはこれがルールですが、現在は、ほとんど審判団に勝敗の判断を任せています。最後に審判団が、大綱をのこぎりで切り、綱引きできないようにして終了です。  
憧れは一生に一度の「一番太鼓」! page
憧れは一生に一度の「一番太鼓」!スタッフ:「川内大綱引」で、やってみたい憧れの役割は何ですか?

落:憧れるのは「一番太鼓」ですね。「一番太鼓」が大綱の中央に来て、叩かないと、綱引きが始まりません。また最も歴史ある役職が「一番太鼓」、ずっと花形の役だったのです。しかし「一番太鼓」は一生に一度しかできません。 


スタッフ:落さんも「一番太鼓」をした時は、勝負に勝ちましたか?

落:負けました。すごく悔しくて、悔しくて・・・・。しかし負けたから、よりいっそう、綱引きにのめりこみました。「今度こそは勝つ!」という気持ちを持ち続け、次、本部長になった時は勝ちました。  
勝利の方程式は!? page
スタッフ:こうすれば必ず勝てる「作戦」はあるのですか?
勝利の方程式は!?
落:ないですね。「川内大綱引」はいくら作戦を練っても、思い通りにいかないと先輩たちも言います。5トンの重さがある大綱ですから、止めようとしても止まらない、思うに任せないです。その年によっても、条件が変わります。例えば、僕が「一番太鼓」をやった時は雨が降って、引き手が集まらなかった、それも敗因の一つかなと思います。「川内大綱引」は奥が深い行事です。
ただ、「押し隊」「引き隊」「わさ係」「太鼓隊」の連携がうまくいったら、大綱は動きます。それぞれがバラバラだったら大綱は動きません。それぞれの部隊の人員配置バランスが良く、そして上手に連携することが勝利に近づくポイントだと、経験上思います。そういうところも、ぜひ見ていただきたいですね。


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