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久世祭り

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:山陽放送 RSK
放送
:2007年11月11日(日)14:00~14:54

ダイドードリンコスペシャル

火花散る!だんじり喧嘩 久世祭り

久世祭り

久世祭り最大の見所は、だんじり同士をぶつけあう「だんじり喧嘩」だ。かつての交通手段であった「高瀬舟」を模った「だんじり」。その鋭く尖った先端を相手のだんじりに勢いよく突き刺そうと、互いの群れが左右へうねり激突を繰り返す。ぶつかる衝撃で火花が飛び散ることも!番組では、危険を省みず最前列でだんじりを押す「とっさき」と呼ばれる喧嘩の花形に密着。そのほか伝統を守り受け継ぐ若きリーダーや、自分の生きた証としてだんじりづくりに打ち込む古老の大工など、祭りにかけた男たちに迫る。

祭り紹介

  • 祭り写真館

久世祭り

岡山県真庭市久世地区で10月に行われる「久世祭り」は、だんじり同士をぶつけ合う勇壮な祭りです。『「だんじり」が育ててくれて、まだまだ学ぶことが多い』と言うのは、久世祭りだんじり保存会で“総括”をつとめる杉本保さん(45)です。杉本さんに「久世祭り」の見どころをお聞きしました。

開催日
10月25日~10月26日 ※毎年同日
場所・アクセス
岡山県真庭市久世神社含む近隣の5社
・JR姫新線 久世駅下車
お問い合わせ
真庭市商工観光課
0867-42-1033

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

だんじりが大ゲンカ!?
久世祭りだんじり保存会 総括 杉本保さん
久世祭りだんじり保存会
総括 杉本保さん
スタッフ:「久世祭り」はどのような祭りですか?

杉本:10月24日が宵祭り。25日は、久世神社、朝日神社、鍋屋八幡神社、三榮神社、惣八幡神社の五社立会祭り。旧出雲街道を五社の御神輿が先行し、その後を、だんじり10社が御神輿の護衛役として付き添う「五社御祭礼」。夜は、久世地区中心部の特設会場で「だんじり」を1対1でぶつけ合う「だんじり喧嘩(げんか)」を行います。26日は、御神輿は参加せず、地区を練り歩く「だんじり御祭礼」。夜は25日と同様に「だんじり喧嘩」を行います。久世祭りの最大の見どころは、この「だんじり喧嘩」です。
勝敗? page
勝敗?スタッフ:久世地区の「だんじり」はどのようなだんじりですか?

杉本:大正時代中期頃までは、御神輿のように担ぐ「担ぎだんじり」と言われていましたが、担いでぶつけ合うことから、けが人が絶えず馬車台に乗せたのが現在の原型です。昭和30年代まで、町の中心を流れる旭川の交通として使われた「高瀬舟」に由来して、だんじりは舟形。舵取りは、「だんじり」前方の「てぎ」で「だんじり」の進む方向をコントロールします。宮には、太鼓と半鐘を叩くお囃子四人が乗ります。昼の「だんじり」は、幕を張り、宮に笹を取り付け、笹にはだんじりの社紋旗や紙テープ、モールなど賑やかに飾りつけます。夜になると、そうした装飾は取り払い、「だんじり喧嘩」に備えます。
「だんじり喧嘩」の勝敗は、その昔は、相手が「まいった」と言うまでぶつけ合っていたそうですが、現在は、勝ち負けがありません。いかに相手の「だんじり」の側面を突くかにかかっています。そのためには、「押し手」「乗り手」「てぎ師」が呼吸を合わせて一体になることが必要です。特に、「だんじり」のハンドル役である「てぎ師」は、いわゆるバック運転で、「だんじり」同士がぶつかるところは「てぎ師」の位置から見えません。また、お互いの「だんじり」が動いていますので「だんじり」の動きをコントロールするのは簡単ではありません。それだけに「てぎ師」は、その「だんじり」の町内で認められた者でしか担うことが出来ません。

「だんじり」ダッシュ!激突! page
スタッフ:「だんじり喧嘩」はどのようにぶつけ合うのですか?

「だんじり」ダッシュ!激突!

杉本:久世の町を西と東に分けて、西側の地域が上組で4社。東側が下組5社です。そして、上組下組から1社ずつの「だんじり」が出て対戦します。1対戦は13分間。対戦の間、“これでもかぁ!”と何度もぶつけ合います。
ぶつけ合う「だんじり」後方は、壊れないように鉄板で覆われ、先端は鋭角に尖っています。特設会場の「だんじり喧嘩場」には、仕切線と中央線を引き、仕切線の間隔は4メートル。 乗り手の“行け!”“引け!”を合図に、押し手がこん身の力を込めて「だんじり」を押したり引いたりします。お互いの「だんじり」の先端が三角に尖っているため、先端同士は左右どちらか横にずれます。押し手は、相手の「だんじり」が自分の側に向かってきたら、とっさに逃げなければなりません。重要なのが、押し手の「とっさき」を担う青年です。

「だんじり喧嘩」の花形「とっさき」!! page
「だんじり喧嘩」の花形「とさき」!!

杉本:「とっさき」は、「だんじり」の両脇の一番前で押す役です。自分の側に相手の「だんじり」が来なければ、「とっさき」は「だんじり」から手を離しません。逆に、自分の側に向かってくれば、一番先頭の「とっさき」がまず逃げます。「とっさき」の動きにあわせて、その後ろの2番手、3番手も逃げ、さらにその後ろも逃げます。「とっさき」の判断が遅れると、自身も大変危険ですが、後ろの者の判断はさらに遅れ、危険が増します。したがって、「とっさき」は機敏で身の軽い青年がつきます。相手のだんじりに向かって最も先端に位置する「とっさき」は、久世だんじり男で一番いいかっこできる役です。
私も、「とっさき」をしていましたが、27、28歳頃、若手に譲りました。

年齢順に整列!? page
スタッフ:「とっさき」を譲る何かきっかけがあったのですか?

年齢順に整列!?

杉本:足をつんのめらせて、私を含めた3人ほどが後ろに倒れたところへ、相手の「だんじり」が突っ込んできました。正直、引かれた!と思いました。私が倒れたのは、後ろの者が私の法被の背中を引っ張ったためでしたが、そうした状況でも後ろに倒れないように体の重心を前へ傾けているものですが、力負けしてアッサリと倒れましたので、「引き時」と思い、10年ほどつとめた「とっさき」を若手に譲りました。歳とともに、ぶつけ合う先端から、危険を回避しやすい「てぎ」の側へと、皆、移ります。どこの「だんじり」も似ていると思いますが、ぶつけ合う先端付近は若手バリバリの20歳代。宮の横辺りは30歳代。そして、「てぎ」の側には40歳代から上と、年齢順に連なっていますね。

火花散る戦いのワケ! page
火花散る戦いのワケ!スタッフ:「とっさき」の一番の醍醐味は何ですか?

杉本:相手「だんじり」の側面に自らの突先が突き刺した瞬間。誰よりも近く、目の真ん前でその瞬間を味わえるのが「とっさき」です。
重量が3トンくらいある「だんじり」同士をぶつけ合い、ぶつかる衝撃で火花が飛び散ることもあります。この火花を目の前にするのも「とっさき」で、火花だけならいいのですが、実は、鉄の破片が飛び散ることもあります。現在の「だんじり喧嘩」は、勝敗に関係はないものの、相手「だんじり」の側面に自らの突先の最先端部分を突き刺そうとお互いの「だんじり」が左右にうねります。突先の最先端部分は、普通の鉄では突き刺さないため、「鋼鉄」を使用しています。硬い「鋼鉄」の最先端部分が相手「だんじり」の側面に当たる角度、衝撃によって、火花が飛び散ると同時に、硬いがために「鋼鉄」に細かく裂け目が走り、「鋼鉄」の破片が飛び散るわけです。

左右にうねる? page
スタッフ:「だんじり喧嘩」を見る上で、注意することはありますか?

左右にうねる?

杉本:ロープの最前列で見ていただければ、迫力満点の「だんじり喧嘩」を間近で感じて頂けることは間違いありません。しかし、「だんじり」がぶつかり合うところに気をとられ、「だんじり」前方の「てぎ」側が接近しているのに気づかない方がおられます。私たちも「だんじり」を止めようとはするのですが、勢いがついた3トンもの「だんじり」は、思うようには止まりません。全体の動きに注意して見ていただければと思います。

体を張って伝えます!! page
体を張って伝えます!!スタッフ:最後に「久世祭り」をアピールしてください!

杉本:2日間「だんじり喧嘩」をすると、腕や足、体中のあちこちにすり傷やアザが…。だからといって、「ケガした」とか「痛い」とは誰も言いません。そんな青年の姿をみて、子供たちや女性たちが「久世だんじり」の男気を感じる。口で伝えきれないところは、体を張って、伝えていくのが「久世祭り」です。



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