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「本当に熱い祭りなんです!」と言うのは、子どもの頃から「吉田の火祭り」を見に行っていた富士吉田観光協会の羽田輝さん(32才)です。羽田さんに祭りの見どころを聞きました。
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| 富士吉田観光協会の羽田輝さん |
スタッフ:「吉田の火祭り」はどのようなお祭りですか?
羽田:「吉田の火祭り」は:毎年8月26日、27日に行われる北口本宮冨士浅間(せんげん)神社と諏訪神社で行われる秋祭りです。富士山の山じまいを知らせる祭りでもあります。また富士山に噴火しないようにとお願いするお祭として別名「鎮火祭」ともいいます。静岡県島田市の「帯祭り」、愛知県稲沢市の「はだか祭り」とともに日本三大奇祭の一つに数えられています。
26日の夕方、浅間神社を出発した2基のお神輿が市内を練ったあと、だいたい午後6時30頃になりますが、御旅所にお神輿が到着したら、市内の道路約1キロにわたって並べられている70個以上もの大松明に点火します。昔、夜は真っ暗でしたから、大松明を町中で燃やして、昼間の明るさのようにした、あるいは町中が火の海のようになったことから奇祭と呼ばれたようです。 |
スタッフ:松明は約1キロの道路にどのように並べられているんですか?
羽田:大松明はだいたい2メートル間隔で並びます。道路の真ん中には大松明を置く場所の目印として丸く境界が作られているんです。毎年、そこへ松明を並べます。
スタッフ:何時まで大松明を燃やすんですか?
羽田:今は交通規制の関係上、夜10時までです。昔は一晩中燃やしていたし、富士山の山小屋でも一斗缶に木を入れて燃やしていました。 |
スタッフ:大松明の周囲って熱いですよね。
羽田:もちろん、熱いです!大松明が道路の真ん中にあって、その上道路の両脇には露店商がぎっしりと並んでいるので、人が歩ける道幅は2メートルくらいしかないんです。そこに毎年10万人もの人が来ますから、道は人で一杯になります。松明の火が熱いし、火の粉も上から降ってくるので、上を気にしながら、人をよけながら歩きます。
大松明が燃えたあとの炭ですが、防火のご利益があるといわれています。お祭りが終わった10時以降、大松明をきちんと消したあとなのでもっと遅い時間になりますが、炭を持ち帰る人がいますね。 |
スタッフ:お神輿は2基あるそうですが、どのようなお神輿ですか?
羽田:1基は豪華で大きなお神輿です。もう1基も大きくて1トンあるんですが、木製の朱色の漆塗りで、富士山の形をしています。「お山さん」と呼ばれています。
27日の午後、2基のお神輿が御旅所を出発して市内を巡行しますが、その際、担いでいる「お山さん」を3回、ドスン、ドスン、ドスンと道路に落すんです。道中、だいたい4ヶ所で各3回ずつ「お山さん」を道路に叩きつけるんです。
スタッフ:「お山さん」は壊れないですか?
羽田:壊れます。壊れるので、毎年修理しています。大変なのに、なぜ道路に叩きつけるかというと、富士山は昔、噴火して災害を引き起しているので、富士山の身代わりの「お山さん」を地面に叩きつけることで、富士山の噴火が鎮まるよう祈願しているんです。 |
スタッフ:お神輿を落すとは、興味深い慣わしですね。
羽田:興味深い決りごとといえば、お祭がある1年以内に身内親戚に不幸があった場合、お祭りに関わることができないんです。お神輿や大松明に触れてもいけないし、見てもいけない。お祭がある日は外泊したり、家にこもったりします。神聖な祭の松明や神輿を穢(けが)すことがないようにする慣わしです。 |
スタッフ:2日目のお祭の見どころは?
羽田:「お山さん」を地面に落すのも豪快ですが、26日の「すすき祭り」も見どころです。
夜、浅間神社の境内に2基のお神輿が戻ってくるんですが、境内に高天原(たかまがはら)と呼ばれるところがあって、そこをお神輿が7周まわります。
その後ろをすすきの穂を持った一般の人たちもついて回るんです。
スタッフ:お神輿の後を練り歩くんですか?
羽田:歩くというより、グルグル走っています。お神輿を担ぐ人が走るので、後を追う人たちも走るんです。
すすきの穂を持った、だいたい300人くらいが一斉に走るので、壮観です。お神輿の後を走ると健康、安産などにご利益があるといわれています。
スタッフ:すすきの穂はどこで手にいれたらいいんですか?
羽田:27日、婦人会で販売しています。お守りの鈴をすすきの穂につけて、去年は1つ300円で販売していました。
お持ち帰りいただけるので、お守りとして喜ばれています。 |
スタッフ:サイトの読者に「吉田の火祭り」をアピールしてください!
羽田:26日の夜は、大松明が赤々と燃えて幻想的な雰囲気です。しかし、翌日も「お山さん」の勇壮な様子、「すすき祭り」、また神楽の奉納など見どころがいろいろあります。
2日間通して楽しめる祭りです!
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