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三熊野神社大祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:静岡放送 SBS
放送
:2006年5月4日(木・祝)9:55~10:50

ダイドードリンコスペシャル

江戸の華に酔いしれる ~遠州横須賀 三熊野神社大祭~

三熊野神社大祭

城下町として栄えた静岡県掛川市横須賀。普段、人の流れが少ないこの町も、毎年4月には「三熊野神社大祭」で大いに盛り上がる。お宮さんの境内で13町すべてが見守る中、舞を披露する奉納舞の大役を担う担当町は、名誉であると同時にたいへんなプレッシャーを背負う。お囃子に合わせて踊るの子どもたちに、町の青年・長老たちが舞を伝授し、町の伝統が受け継がれていく。「母の腹にいる頃から祭りに参加していた」という横須賀の人々の熱い思いに迫る。

祭り紹介

  • 祭り写真館

三熊野神社大祭

「お母さんのお腹の中にいる頃から、祭りに参加していた」と言うのは足袋職人の竹内誠人さん(49才)。約半世紀、祭りと共に人生を過ごしてきた思いは誰よりも熱い!

開催日
4月第1金~日曜日
場所・アクセス
静岡県掛川市三熊野神社
・新幹線 掛川駅より東海道本線に乗り換え、袋井駅より静鉄バス横須賀方面行にて新横須賀バス停にて下車
お問い合わせ
掛川市役所商工観光課 観光交流係
0537-21-1149

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

将軍さまのお墨付き!江戸天下祭のシーラカンス

足袋底職人の竹内誠人さん
足袋職人の竹内誠人さん
スタッフ:三熊野神社大祭の見どころは?

竹内:三熊野神社大祭は天下祭の流れをくむ祭りですが、見どころの1つは「山車(だし)」ですね。
うちの祭りでは「山車」のことを「祢里(ねり)」と呼びますが、各町ごとに持っていて、全部で13台あります。
「祢里」の高さは約6メートル、中心に1本の柱があり、後ろに倒すことができる仕組みになっていて、このような形を「一本柱万度型」といいます。
江戸時代中期の天下祭の様子を描いた「神田明神祭礼絵巻」の中にも同様の山車が描かれているんですよ。
江戸城の門の高さは4.4メートルで、6メートルの山車はそのままでは通ることができないので、柱を倒すよう考案されたようです。

スタッフ:天下祭の山車の形が伝えられているんですね。

竹内:三熊野神社大祭は天下祭の伝統を今に伝える、いわばシーラカンスみたいな存在ですね。

※天下祭・・江戸時代、神田神社の「神田祭」と山王日枝神社の「山王祭」は、行列が江戸城内に入り徳川将軍家の上覧を受けたことから 「天下祭」と呼ばれていた。

三熊野神社大祭は日本のリオのカーニバル

三熊野神社大祭は日本のリオのカーニバル 竹内:2つ目の見どころはお囃子です。
江戸時代に、横須賀城主の家臣が当時江戸で流行していた祭り囃子を習い覚えて、横須賀特有の調子をあしらったのが始まりとされています。
しかし、そのリズムが独特なんです。
ブラジルのリオのカーニバルは誰が聞いても浮かれてくるようなリズムですが、うちのお囃子にもそういったところがあるんです。
全国のいろいろなお祭りを見ましたが、うちのようなリズムのお囃子はないと思いますよ。

粋な曳き手の「白足袋」にご注目

忘れ物をしたら、悲劇! 竹内:もう一つ注目して欲しいのは、「祢里」を曳き廻す若衆です。
各町の半纏は、江戸町火消しいろは45組の意匠を取り入れた総柄で、 背中には「め」や「あ」など、組の頭文字を染め抜いた「代紋」が描かれていて、非常に粋な感じなんですよ。
肉襦袢から腹掛け、手ぬぐい、白足袋に至るまで、各町ごと皆同じものを着ないといけなくて、 1つでも欠けると、3日間のお祭りに参加できなくなるんです。

スタッフ:白足袋は独特のものと聞いていますが、どのようなものですか?


竹内:白足袋の底に補強が縫いつけてあり、横須賀独自のものです。
白足袋というのは、神様に御奉仕するという意味もあると思うんですが、リズムのいいお囃子にのって「祢里」を曳く際は、体が上下動するので、軽快な足の動きが必要です。そうすると足の動きもきれいに見せたいじゃないですか。そこで独自の白足袋を履くようになったんだと思います。
「祢里」と「お囃子」と「粋な曳き手」、この3つが1つになって、大きな波というか、うねりが出てくるんです。
その大きなうねりの中に浸りきる3日間なんですよ。

じっくり見るなら早起きしよう

じっくり見るなら早起きしよう スタッフ:3日間のうち、お勧めの日はありますか?

竹内:いつきてもらっても楽しんでもらえると思いますが、穴場的な見所は、「朝祭り」ですね。朝の5時30分から「祢里」を曳き廻すんです。
空気が澄んでいるので、お囃子もきれいに響きますし、本当に気持ちがよく、観光客もほとんどいませんので、じっくり見ていただけると思いますよ。

※「朝祭り」は、4月8日(土)・9日(日)の2日間行われます。

心意気を感じる「お渡り」は必見

心意気を感じる「お渡り」は必見 スタッフ:ぜひ見て欲しいものなどありますか?

竹内:最終日に、神輿(みこし)のお渡りがあるんです。お供として13台の「祢里」が付き従いますが、お渡りをお迎えする際には、曳き手は、頭の鉢巻きもとって、正座をし、頭を垂れます。酔っ払って肉襦袢などがはだけた若い衆にも、半纏をきちんと着させて、神様に見苦しいことがないようお迎えするんです。一種、厳粛な雰囲気になります。
そんな様子が「とてもいい」という観光客の方は少なくないです。
祭りに対する心意気を感じてもらえてるようでうれしいですね。

三熊野神社大祭に行けば子宝に恵まれる?

三熊野神社大祭に行けば子宝に恵まれる? スタッフ:三熊野神社大祭の祭りに行けば、子宝に恵まれるってウワサがありますが、真相は?

竹内:子授けの神事というのがあるんですよ。
お渡りの際に、三熊野神社のご神体化身である 『おねんねこ様』という人形を抱いて祈願すると、子宝が授かるというもので、 当日、遠方からもたくさんの方が来られます。

スミからスミまで目が離せない

スミからスミまで目が離せない スタッフ:最近になっても、何か発見したことなどはありますか?

竹内:「祢里」には手作りの花がたくさんついているんですが、その一番先端が、花で始まる町もあれば、葉っぱに見立てた緑色の葉紙(はがみ)から始まる町もあるんです。
そして、町によって花の数も全然違う。
「気がつかなかったなぁ」と最近、仲間内で話題になりました。

スタッフ:花は手作りなんですか?


竹内:紙をピンク色に染めるところから始めます。
染めた花を竹ひごに紫色の紙テープで巻きつけていくんです。
町を挙げ、協力して作るんですよ。

スタッフ:注目している「祢里」はありますか?

竹内:川原町の「祢里」に注目してます。
他の「祢里」の下台は木組みなんですが、 川原町のものは通称「箱祢里」といわれるものなんです。川原町の前の祢里は江戸時代に作られたもので、 「箱祢里」の下台は現在の祢里へ忠実に受け継がれています。
祭りの歴史という視点からとても川原町の「祢里」は気になりますね。
また祢里すべてに、美しい彫り物や刺繍や人形が施されているので、スミからスミまで興味をもって見ていただけますよ。

祭りにかける心意気はどこにも負けません!

祭りにかける心意気はどこにも負けません! スタッフ:祭りの3日間、竹内さんはどこにいますか?

竹内:新屋町の祢里係をやっているので、祢里の近くにいますよ。

スタッフ:祢里係って何ですか?


竹内:事故がないように運行に気を配る係りです。
祭りの3日間は家にも帰らず、ずっと新屋町の祢里の近くにいますので、顔を見に来てください!

スタッフ:最後に祭りのアピールをお願いします。

竹内:心意気はどこにも負けませんよ!
日本全国どこでも、祭りが好きだっていう人の気持ちは同じですから、祭りを通じて、つながりをもてたらうれしいですね。

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