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加茂大祭

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:山陽放送 RSK
放送
:2006年10月29日(日)15:30~16:24(RSK)
2006年11月5日(日)12:00~12:54(BS-i)

ダイドードリンコスペシャル

絆 天高く 加茂大祭

加茂大祭

加茂大祭は寄宮(よせみや)と呼ばれる全国でも珍しい合同祭。近隣に位置する八つの宮の氏子たちが一堂に会し、獅子舞などの芸能を競い合い、 さらには240キロはあろう巨大神輿八基を一斉に天高く突き上げる。そこにはあるのは泰平への祈り、家族の笑顔・・・そして・・・ふるさとの絆。 祭りにかける人々の思いを綴った番組。

祭り紹介

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加茂大祭

「子どもの頃からお正月以上に加茂大祭が楽しみだった」と言うのは総社宮の代表総代をつとめる井上義隆さん(72才)です。井上さんに加茂大祭の見どころを聞きました。

開催日
10月第3日曜日
場所・アクセス
岡山県吉備中央町加茂総社宮
・岡山自動車 道賀陽ICから車で15分
・山陽自動車 道岡山ICから車で35分
お問い合わせ
吉備中央町協働推進課
0866-54-1301

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

祭だョ!9社の神様 全員集合!
総社宮の代表総代をつとめる井上義隆さん
総社宮の代表総代をつとめる
井上義隆さん
スタッフ:加茂大祭はどのようなお祭りですか?

井上:旧加茂川町内にある8つの神社がお神輿行列を作り、毎年10月の第3日曜日、総社宮に集合します。そして総社宮も加って9社で祭りを行います。複数の神社が集まって祭りを行う形式を「寄宮祭(よせみやさい)」といいますが、加茂大祭は940年以上の歴史があるお祭で、珍しい形式が今に伝わっているんです。
240キロもあるという大きな8つのお神輿が総社宮の境内でひしめきあうし、それぞれの氏子たちも鳴り物や芸能を競うように奉納するので、お祭は壮大で勇壮です。その一方で守らなければいけない決まりごとがたくさんある厳格なお祭なんです。

※総社宮に集合する8つの神社・・・鴨(かも)神社、化気(けぎ)神社、松尾神社、日吉(ひよし)神社、素盞鳴(すさのお)神社、八幡宮、天計(あまはかり)神社、三所(さんしょ)神社

深夜1時、真っ暗な山道をお神輿が出発
深夜1時、真っ暗な山道をお神輿が出発  スタッフ:加茂大祭の流れを教えてください。

井上:各神社のお神輿行列は総社宮へ向かいますが、遠いところにある化気神社は、祭り当日の深夜1時に集落を出発します。松尾神社、日吉神社は午前3時に出発します。お神輿行列は真っ暗な山道をたいまつかげて、笛や太鼓を鳴らしながら進みます。道路が整備されて今でも、昔から決められているルートをたどります。道中ではたき火をしながらお神輿の到着をまっている氏子がいますし、また集落に入ったらお祭に関わる行事をする、昔から変わらない伝統です。お神輿行列はゆっくり進んで、午前5時頃、総社宮近くに到着します。

朝の見せ場は「入御(にゅうぎょ)」
朝の見せ場は「入御(にゅうぎょ)」 井上:8つのお神輿行列が総社宮に入ることを、「入御(にゅうぎょ)」と言いますが、実は入御の時間はお神輿ごとにきっちり決まっているんです。
朝7時、一番手は鴨神社で、7時45分にニ番手の化気神社というように。
お神輿行列の先頭で「社名旗(かんばんのぼり)」をかかげて、鉄砲、槍、のぼりなどの神具をもった者が続きます。奴練りや獅子舞などを奉納したら、いよいよお神輿が入御します。そしてお神輿は総社本殿の左右に設けられた「長床」と呼ばれる仮宮殿に入ります。8つのお神輿の入御が終わるまでにだいたい4時間余りかかります。

祭りの名物、川原いっぱい広がるモノとは?
祭りの名物、川原いっぱい広がるモノとは? スタッフ:入御が終わった後はどのような行事が続きますか?

井上:いったん休憩になります。入御を行っている時、参拝客は境内へ入ることができませんが、休憩になったら自由に行き来することができるようになるので、長床に並んでいるお神輿を参拝します。
休憩時間に総社宮近くの川原をちょっと見てください。弁当を食べる人がたくさんいるのが見えると思います。実は各神社の氏子たちが、昼食の弁当を食べているんです。しかし、ここでも決まりごとがありまして、川原のどのあたりで食べるかは、神社ごとに場所が決められているんです。とはいっても、川原の石でかまどを作って、お湯で酒をかんにしたり、賑やかなものです。たくさんの人が集まっているので、お祭りでしか出会えないような人と会えるコミュニケーションの場にもなっていますね。

「お遊び行事」だけど、真剣です!
「お遊び行事」だけど、真剣です! 井上:午前11時30分、花火の号砲が上がると「お遊び行事」が始まります。
「お遊び行事」は各神社による芸能の奉納です。入御の時にも奉納していますが、入御は朝7時からと早いので、遠方にお住まいの方はなかなか早くからこられないので、それぞれの芸能を披露しています。
なぎなたを目の回るほどの速さでまわす「太刀(たち)振り」や、天狗や鬼のお面をつけた若者、子どもたちが樫の木で作った六尺棒を荒々しく打ち合わせて舞う「棒使い」などが演じられます。「棒使い」は、小さい子で幼稚園くらいから教えています。子どもたちも練習の成果を披露しようと真剣です。

獅子が背比べをする?
獅子が背比べをする? 井上:各神社の獅子舞は、獅子頭を持つ人と身体になる布をもつ人の2人で演じます。
長床のお神輿の前で、笛・太鼓の演奏にあわせて舞いますが、途中から、身体になる人の肩に獅子頭を持つ人が立ちます。これを「継ぎ獅子」といいます。そして8つの「継ぎ獅子」が長床の前で高さ比べをします。長床の屋根に届く高さの「継ぎ獅子」がずらりと並ぶ様子は迫力がありって、人気芸能の1つです。

お神輿も高さ比べでクライマックス
お神輿も高さ比べでクライマックス 井上:「お遊び行事」が終わるといよいよ祭のクライマックス「御神幸(ごじんこう)」が始まります。長床から8社のお神輿が順番に出され、大鳥居近くの築地まで進みます。このあたりからお神輿の担ぎ手たちやお囃子がひしめきあうんです。12時40分に号砲が鳴ると、全部のお神輿は横一列に並びます。そしてお神輿を一斉に高々と上げて、高さ比べをするんです。お神輿は大きくて1基240キロはあって重いんです。しかし担ぐ棒はお神輿の前後に2本ずつしかありませ。高くあげるには力が必要で大変なんです。でも担ぎ手たちはもう無我夢中ですから「ウォー」という声が上がって、祭りは最高潮になります。そして総社宮の神官から合図があると、お神輿を下ろし、「わっしょい、わっしょい」とお神輿を揺らしながら元の長床に戻します。

総社宮の境内に埋められている「石」のヒミツとは
総社宮の境内に埋められている「石」のヒミツとは 井上:「御神幸」では8つのお神輿が一列にひしめきあって並ぶので、ケンカやトラブルが起きやすいんです。それを防ぐため約束事をいろいろ決めています。例えば、お神輿同士がぶつからないよう、間には笛・太鼓が入るということや、各神輿の立ち位置の目印として石が境内に埋めてあるので、そこから出てはいけないなど、いくつもあるんです。

スタッフ:目印の石は毎年埋めるんですか?

井上:いいえ、昔から埋めてあるものです。総社宮の境内には祭りの進行に関わる目印の石がたくさん埋められているんです。その位置を覚えるだけでも大変なんですよ。

珍しい!榊の葉っぱがお神輿の屋根
珍しい!榊の葉っぱがお神輿の屋根 井上:「御神幸」が終われば、決められた順にお神輿行列は、総社宮を後にします。
これを「還御(かんぎょ)」といいます。午後3時30分頃、すべてのお神輿行列が出発して、花火の号砲が上がればお祭は終了です。お神輿行列は各地区に帰っていくんですが、遠い神社だと戻るのは夜の8時頃になりますね。
お神輿の中には、全国的にも珍しいものがあります。
化気神社のお神輿ですが、屋根が榊(さかき)の葉なんです。毎年、4000枚ほどの榊の葉を氏子が1つ1つ屋根に糊付けしていくんです。化気神社の神輿だけが濃い緑色をしていて、綺麗なんです。そんなところもみていただけたらと思います。

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