スタッフ:「キツネ踊り」が大人気だそうですが、どのような踊りですか?
中城:庄屋さん役を先頭にキツネ役に扮した子どもたちが続きます。
キツネは全身白づくめで、顔もまっ白にぬってキツネの顔をかいています。
おしりにしっぽも垂らしています。ちょうちんのついた傘を片手に、かわいいしぐさで踊ります。
スタッフ:「キツネ踊り」は考案されるヒントのようなものはあったんでしょか?
中城:昭和38年、島を訪れた作家の今東光が「キツネ踊り」を見て「庄屋と鉄砲とキツネを風刺したものだろう」と聞いております。
これが俗説になっています。
以前は大人が踊っていましたが、戦後小学生に譲って、子どもが踊るようになりました。
※庄屋と鉄砲とキツネ・・・庄屋拳(けん)、キツネ拳とも呼ばれ、古くから伝わるじゃんけんの一種でお座敷遊び。庄屋は正座、鉄砲(猟師)は両手で鉄砲を持つ格好を、キツネは頭に両手で耳をつくる。狐は鉄砲で撃たれるので猟師に負け、猟師 は依頼主の庄屋に負け、 庄屋は狐に化かされるので狐に負ける。
※今東光(こんとうこう)・・・明治31年生まれ。天台宗の大憎正で直木賞作家。
代表作は「お吟さま」「悪名」「春泥泥抄」など。
瀬戸内寂聴は東光の弟子。79才で死去。 |