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「中学生の頃から踊りにはまってましたね」と言うのは、
郡上八幡産業振興公社の水上早苗さん。
生まれも育ちも郡上八幡という水上さんに郡上おどりの楽しみ方を聞きました。
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郡上八幡産業振興公社の
水上早苗さん |
スタッフ:郡上おどりはどのような踊りですか?
水上:郡上おどりは7月15日の「おどり発祥祭」から9月9日の「おどり納め」まで、32夜にわたって一夜ごとに場所を変えて繰り広げられる踊りです。
郡上八幡って日本で一番長い期間盆踊りをやっているところじゃないですかね。
スタッフ:人出が多いのはいつですか?
水上:8月13日から16日までの「徹夜おどり」ですね。
夜の8時から始まって、翌朝の4時か5時まで踊ります。
4日間でのべ30万人の人出なんですよ。
「徹夜おどり」以外の日は各地区のお祭や行事と組み合わせた「縁日踊り」をやっています。今日はあっちの地区へ、明日はこっちの地区へと場所を変えて踊れる楽しみがあるんですよ。 |
スタッフ:郡上おどりの魅力はどんなところにありますか?
水上:郡上おどりは「見る踊りじゃなくて、参加する踊り」だと思うんです。踊りの曲は10種類ありますが、踊りのポーズは難しくないんです。7つくらいのポーズの繰り返しなので、踊り方を知らなくても踊っている前の人を見ていれば、踊れるようになりますね。踊りながらみんな、掛け声をかけるんです。『春駒(はるこま)』っていう曲の時は「ハルコマ!ハルコマ!」、『ヤッチク』の時は「アラ、ヤッチクサッサ!」って。これが盛り上がるんですよ。そして下駄!郡上おどりには地面を蹴る振りがたくさんあるので、下駄が欠かせないんです。地面を蹴る下駄の音って揃うと、とても心地いいんですよ。おかげで徹夜踊りの時などは一晩で下駄の歯がすり減ってしまいますけどね。
みんなで輪になって、掛け声かけて下駄を鳴らして、お囃子と踊り手の息もぴったりあうそんな一体感が郡上おどりの魅力ですね。 |
スタッフ:四日間、徹夜で踊り続けることってできるものなんですか?
水上:面白い研究がありましてね、踊りの7種目の並びを研究した東大の先生が、郡上おどりは運動生理学上きわめて合理的だと発表しているんです。
ちょっとスローテンポな「かわさき」が準備運動で、「三百」「春駒」で一番盛り上がって汗をかいて、「ヤッチク」で骨休め。また盛り上がっていく「げんげんばらばら」「猫の子」と続いて、最後の「まつさか」は整理運動だとか。順番はこの通りでなくとも、硬軟・緩急の踊りを組み合わせてゆくので、徹夜でも楽しく踊れるよう仕組まれているっておっしゃるんですね。
実際、「春駒」踊って次が「かわさき」だとその間に息が整うんですよ。
徹夜で踊れる科学的なヒミツが実はあったんだって私たちも驚いたんですけどね。
※郡上おどり10種目・・「古調かわさき」「かわさき」「三百」「春駒」「ヤッチク」「げんげんばらばら」「猫の子」「甚句」「さわぎ」「まつさか」 |
スタッフ:郡上おどりを教えてくれるところはありますか?
水上:踊り期間中は、毎週土日の午後2時からと午後4時から郡上八幡旧庁舎記念館で「郡上おどり定期講習」というのをやっています。
「かわさき」と「春駒」を郡上おどり保存会の方がお教えしています。
ここでは私も保存会の方のサポートスタッフをしています。常にいるとは限らないんですが、いる時はお教えするお手伝いをしています。
参加くださった方には、踊りを習われたという修了証をさしあげています。絵はがきくらいのものですが、みなさん記念にもって帰ってくださいますね。
※「郡上おどり定期講習」は1回約40分 お一人様500円 定員先着40名様。
参加申し込みは、旧庁舎記念館売店まで。
ただし、会場や講師の都合上、中止する場合があります。
お問い合わせ先・・財団法人郡上八幡産業振興公社
TEL:0575-67-1819 / FAX:0575-67-1771 |
水上:「免許状」というのも別にあるんですよ。
徹夜踊りの時は夜の9時、12時、2時頃、それ以外の日は夜9時頃になると、例えば「かわさきを審査します」という放送が流れるんです。そして踊り保存会の方が踊っている人をじっと見て、これぞという踊り手がいたら「あなたにあげましょう」と言って木札を下さるんです。実は踊りの審査会なんです。木札を保存会の事務局にもっていくと、踊りの免許状を書いていただけるんです、ちゃんとお名前もいれて。
スタッフ:何の木札がわからない人もいるんじゃないですか?
水上:そうなんですよ。突然、木札を差し出されるので「な、な、なんですか?」って驚く人もいますね。でも免許状をもらえるとわかると喜ばれますよ。
免許状を目指している人はなかなかもらえなくて、目指してなく普通に踊ってる人がもらえちゃうみたいなことが結構あるみたいなんです。
チャンスはあると思いますので、楽しみにしてください! |
スタッフ:「縁日おどり」はどんな様子ですか?
水上:各地区のお祭や行事と組み合わされているので、それぞれ特徴があって、地区の皆さんが盛り上げてくれていますね。
中でも8月20日に行われる「宗祇水神祭(そうぎすいじんさい)」は水花火が人気です。
花火が水の中をくぐる仕掛けがしてあって、水の中をくぐって光りがパンとはじけるような花火なんです。美しくて人気になっています。 |
水上:「変装おどりコンクール」というのもあるんですよ。
道具から手作りして、いろんな変装をするんですよ。
毎年参加する常連もいて、郡上八幡郵便局のチームはいつも気合入ってますよ。
七福神をやってみたり昔話の変装したりと工夫をこらしているんですよ。
誰でも参加できますので、こちらもチャレンジして欲しいです。 |
スタッフ:最後に郡上おどりのアピールをお願いします。
水上:見るおどりではなく、踊るためのおどりなので、来て踊っていただきたいです。
踊りに参加するための条件は何もありません。
浴衣のレンタルをしている呉服店もありますし、更衣室も用意しているので、気軽に楽しんでください。
※郡上おどりゆかたレンタル・・石山呉服店(TEL:0575-65-3854)
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