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秋葉まつり

※このページは写真・文章ともに過去の祭り情報になります。 今年応援する祭りはこちらから

TV番組情報

制作
:テレビ高知 KUTV
放送
:2006年3月4日(土)16:00~16:54(KUTVテレビ高知)
2006年4月16日(日)12:30~13:24(BS-i)

ダイドードリンコスペシャル

祭りがつなぐ古里の絆 ~土佐・秋葉まつり 練り~

秋葉まつり

今年、「秋葉まつり」の「鳥毛役」としてデビューを果たす一人の青年。限られた時間のなかで 練習を始めたものの、思うように舞うことができない。本番では課題を克服できるのだろうか?この青年の祭りとの関わりを中心に、祭りの存続を願う住民が、古里に寄せる想いを紹介。

祭り紹介

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秋葉まつり

「四国山地が秋葉まつりのいわば大きなステージなんですよ」と言うのは、吉岡郷継さん(64才)。地元・沢渡(さわたり)地区で生まれ、現在は秋葉神社祭礼練り保存会会長です。

開催日
2月11日 ※毎年同日
場所・アクセス
高知県仁淀川町秋葉神社
・高知方面からお越しの場合/国道33号線を松山方面へ約2時間
・愛媛(松山)方面からお越しの場合/松山IC→国道33号線を高知方面へ約2時間
お問い合わせ
仁淀川町仁淀総合支所地域振興課
0889-32-1113

※掲載された情報につきましては、独自に集積したものであり、変更されている場合もあります。
 お出かけの際には各祭りの主催者へのお問い合わせや公式サイトなどで必ずご確認ください。

雪道も溶かす、大迫力の200人大行列
秋葉神社祭礼練り保存会会長の吉岡郷継さん
秋葉神社祭礼練り保存会
会長の吉岡郷継さん
スタッフ:秋葉まつりはどのようなお祭りですか?

吉岡:「秋葉まつり」は高知県の仁淀川町別枝で、毎年2月11日に行われます。
秋葉神社のご神体は1年に1度、2月9日から旅をします。そしてゆかりの地、岩屋神社で一泊、翌日、旧関所番市川家で一泊します。3日目の11日には神様は秋葉神社へ戻られるのですが、ご帰還につき従う行列の行程が秋葉まつりなのです。
神社の「郷付き」を先頭に、踊りを奉納する本村地区、霧之窪地区、沢渡地区の「練り奉納組」あわせて200人ほどの行列を作り、神様をお神輿に乗せ、秋葉神社までの約3キロの山道を練り歩きます。途中、神様ゆかりの地で「踊り」や「神楽」などを奉納するのです。
祭りには行列の順番をはじめ厳しい決まりごとがあるのですが、一方で行列を待つ人を楽しませることも考えている変化に富んだお祭りなのです。
秋葉まつりの頃が一番寒いのですが、この祭りを境に春が訪れると言われています。

行列の先頭「鼻高」に払われないよう要注意
行列の先頭「鼻高」に払われないよう要注意スタッフ:行列の先頭はどなたがつとめるのですか?

吉岡:行列の先頭は「鼻高面」を付けた「鼻高」です。
「鼻高」は祭り全体の総指揮役です。行列を率いて神様が通る道を清めて歩きます。道にふさわしくないものがあると、鼻高は房のついたサイハラという棒で、払う合図をしてどかします。最近では、カメラマンがいい位置で写真を撮ろうと前へ出てくるので、よく払われていますね。

一番人気!スリル満点の「鳥毛(とりけ)ひねり」とは
一番人気!スリル満点の「鳥毛(とりけ)ひねり」とは スタッフ:秋葉まつりの見どころを教えてください。

吉岡:人気が高いのは「鳥毛(とりけ)役」です。
「鳥毛役」は2名1組のコンビで、「練り奉納組」3地区に1組ずついます。
長さ約6.5メートルの棒の先に、東天紅(とうてんこう)という鶏の長い尾羽を付けたものを「鳥毛」といいますが、これをコンビが3回から5回投げあうのです。
しかし、ただ投げるだけではありません。お囃子にあわせて踊りながら上空高く鳥毛を投げ、もう一方は踊りながら受けとるのです。しかも2人の距離は十数メートルあります。2人の息が合わないとうまくいかないのです。羽だけでも4キロありますから、扱うのが大変なのです。


一番人気!スリル満点の「鳥毛(とりけ)ひねり」とは スタッフ:失敗することもあるんですか?

吉岡:ありますよ。神社の境内など広いところでも投げあいますが、狭い道でもやるんです。鳥毛を道から下に落っことしたり、めったにないですけど取り損ねて顔面で受けてしまったということもありましたね。風が吹くだけでも鳥毛は大きく流されるんですね。
また3組がありますが、各コンビによって衣装や踊り方も少々違うんですよ。お客さんもそんな違いがわかってきて、ごひいきのコンビが出来るんですね。ごひいきの組が登場すると「風があるけど大丈夫かなぁ」とか「距離が離れすぎているけどうまく受け取れるかな」とか、自分のことのように手に汗にぎりながら見ていらっしゃるようですよ。
コンビの息がぴったりあってぴたりと受けることができると拍手や掛け声がかかります。鳥毛役は祭りの花形です。

太刀踊りを舞う子どもたちは本当に「真剣」です
太刀踊りを舞う子どもたちは本当に「真剣」です吉岡:武者装束の子どもたちによる「太刀踊り」も人気がありますね。
小学校の1・2年生から中学生くらいの子ども12人が2人1組で踊るんです。
1人は青竹の先に紙の房飾りをつけた飾り棒をもち、もう1人は真剣を持って踊ります。
そして、クライマックスでは飾り棒を切るんです。真剣ですからパサッと切れます。
昔からの伝統そのままですが、受継ぐために子どもたちは時間をかけて練習するんですよ。子どもたちもこの太刀踊りをやりたがりますね。

どてらを着て、大風呂敷を広げる「油売り」
どてらを着て、大風呂敷を広げる「油売り」 吉岡:もう1人、人気者というか笑いをさそう道化役がいて「油売り」と言います。
おかめやひょっとこなどのこっけいなお面をかぶっています。
秋葉神社と市川家では裃(かみしも)を着て、烏帽子をかぶりお神楽を舞いますが、それ以外のところでは大柄模様のどてらをはおり、頭には頭巾、下は股引きといった姿です。お神楽を舞う以外は行列にも加わらず、決まった役もない。どこにいてもいい、いわゆる怠け者、だから「油売り」なのです。秋葉まつりは参拝客が多く、スタート地点の岩屋神社から行く先々で、行列の到着を待っている人がたくさんいます。「油売り」はそこへやってきて、おどけたことをして楽しませるのです。また背負っている大風呂敷を広げてミニサイハラを観客にお分けして、お志をいただいたりもしていますね。

「油売り」の商いは今や大盛況!?
怠け者「油売り」の商いは今や大盛況!?スタッフ:ミニサイハラとは何ですか?

吉岡:「鼻高役」がもっているサイハラという棒を小さくしたものです。
秋葉神社は防火の神様なので、ミニサイハラは防火のお守りとして人気があります。
「油売り役」は怠け者役なのに、祭り前になると熱心にミニサイハラを作っていますよ。
また、太刀踊りで子どもたちが切り落とした青竹の飾り棒も、防火のお守りとして人気があります。昔、火事になって飾り棒を振ると、火がとまったとか、風向きが変わったとか、そういう伝説がたくさん残っているんです。

行列にチベットの動物・ヤク発見!
行列にチベットの動物・ヤク発見!スタッフ:行列で注目して欲しいものなどはありますか?

吉岡:見どころはたくさんあるんですが、行列の先頭にいる「鼻高」から3番目、4番目の人は「白熊(はぐま)」「黒熊(こぐま)」という白い毛、黒い毛がふさふさついたものを持っています。実はこれ、ヤクの毛でできているんですよ。ヤクはチベットにいる動物ですよね。なぜそんなものが秋葉まつりの行列にあるかというと、土佐藩の山内家が使っていた大名行列のお道具一式を、家老だった深尾公の家臣の斡旋で頂戴した、そう伝えられているんです。弓、鉄砲、鉾、長刀などとともに「白熊」「黒熊」は大名行列には欠かせないものだったんですね。山内家だけでなく諸国の大名たちはもっていたようですよ。鎖国時代でもチベットのものを輸入していたんですね。

※ヤク・・チベットやカシミ-ルの高地に生息するウシ科の哺乳類。

冬の山道に映える色鮮やかな時代絵巻
冬の山道に映える色鮮やかな時代絵巻 スタッフ:最後に祭りのアピールをお願いします。

吉岡:南国高知といいますが、ここは四国山地のど真ん中にありまして、冬には雪も積もるんですよ。冬枯れの山道を、鼻高、悪魔、武者装束の子どもたち、お囃子、獅子、キツネ、御神輿、お道具もちなど総勢200名が練り進む、これを町や舞台でやっても、ピンと来ない。やっぱり冬の山道でこそ映える色鮮やかな時代絵巻だと思うんですね。
ですから2月、山で見ていただきたいなと思います。ぜひ、秋葉まつりへきてください!

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